『裏切り』のあとがき。
この『裏切り』は、某サイトで偶然見つけた『追憶』というテーマのもとに書き、応募したものです。
ですが、あえなく落選でした。賞金ももらえず(笑)
これを書いているあいだ、ぼくの親友とやっているサイトの更新をやらずとも、彼はなにも言わずにいてくれこと、ここに改めて感謝します。とはいえ、わざわざ “ ありがとう ” という言葉は言いません。なぜなら、そんな必要はないからです。彼はいつもそばにいてくれます。それは、お互い一緒に年をとっていく過程で、ふと忘れたころに微笑みかけてみようと思います
そして、入選しなかったという旨伝えたとき、ぼくのことを心から、あるいは嘘でも、励ましてくれた友人や元恋人、親友、そして母など、ぼくの大切な家族には「今後ともよろしく」と伝えたい。
きっと誰しも心のなかに傷を抱えていると思う。
やっぱり、つらいと思う。
でもだからといって、楽しいことばかりを紡いでいると、それが逆につらくなることだってある。つらいことはすべて捨て去って忘れてしまおうとするのではなく、それも一緒に受け止めて、それを自分のなかで生かすことで、そこから希望や勇気をもらえることがあるということも忘れないでほしい。
泣きたいときは泣けばいい。自分の涙は捨てないでほしい。
きっと家族が支えてくれる。
だから、自分のその大切な人がつらいときには、今度は、自分が支えてあげてほしい。
自分が強くなるってことじゃなく、弱さに気づいて補い合って、みんなが強くなっていこう。
泣き笑いでもいい。
みんなでずっと笑っていたい。
みんなにずっと笑っていてほしいから。
2003/3.18 Matsuda Takuya
- 2008年10月31日 11:09
- ──── 『裏切り』
- Newer: LOVE AND PEACE
- Older: 裏切り : 第十七章 『 光 』