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僕のマーチ
自分らしさを求めるたびに 僕はそこでもがいてる それらしい答えも出せぬまま 立ちすくんで動けなくなる 行き詰まったら立ち止まって そこから見える景色だけが 自分らしさを作るんだって 急に自信が風化する 限界なんて自分だけが作れるものだと 雑誌の記事を切り抜いて 胸のなかに貼りつけてみる だけどそれは誰もが買えるものだったんだ 僕が僕であるためには 強がることより嘘を重ねてゆくよりも 何もかもを捨て去って ありのままで立ち上がること 自分だけの誇りをもって 胸をはって歩いていくこと なにが自分らしいことかなんて きっと考えこんでもわからない 時には強がることも必要だけれど それは弱い自分と向き合うために 負けるもんかってがんばるために 強がることは嘘じゃないから 嘘をついても仕方ない だけど小さな嘘を重ねることで 僕は大きくなってもきた なんの計画もなかったころ 悲しいくらいに...
住めば都
いつの間にか迷い込んだこの場所も 慣れてしまうと もうなにも感じない いつの間にか居心地だってよくなって 「住めば都」と 忘れたように思いだす 机上の空論ぶつけたって 誰かの涙には弱かったりして どんなに水をあげたって 窓辺の花は枯れてゆく 気づいてみれば幸せだったり 思いだせば涙したり なにがあって なにがないのか? そんなの僕が知るもんか いつか僕が触れたものが 今もそこにあるだけさ 100万ドルの夜景だって ただの夜景と映るだけで ロケットみたいな滑り台じゃ 宇宙になんて飛べっこない なにが変わっていくんだろうって? そんなの僕が知るもんか いつか僕が見てきたものが 今はちょっと違うだけさ 小さいころはアメ玉1つで嬉しかった なにも買えない硬貨だけでも嬉しかった お母さんに褒めてもらって嬉しかった つらいときにはどこかに隠れて一人で泣いた その全部が一生懸命? そんなの...
時の砂
豆電球 ランプ 灯台 街の街灯 蛍光灯 ペンライト ヘッドライト スポットライト サーチライト 月 太陽 そして星 時代の底には時間という名の川が流れ そこを泳ぐ魚のように多くの文明が築かれた ただの砂を金に換える 錬金術師はいつになったら現れるのか 時は繰り返されるという 悪戯のように風の向きが変わるからか 名刺がわりに年を差し出す だけど人は忌み嫌う いつか宇宙が地図になったら その尺度は時間になるのか どこかの地図上ではかつてこの国が呼ばれたように この惑星はいつか「黄金の星」と言われているかもしれない...
穴
穴を掘ってく毎日です いつかは自分が埋まります 毎日まいにち生きながら 毎日まいにち死んでゆきます 毎日まいにち進みながら 毎日まいにち戻ってゆきます 365から1日引いて その晩見れる夢に眠る 愛や夢は 光となり希望となり その残り香や残骸は 闇となり想い出となる どれだけ穴を広げるだろう この体を入れるために...
ありがとう
今この想いを失くしたら きっと僕には何も残らないだろう 今この歌や伝える言葉を忘れたら きっと僕には何もありはしないだろう なにもかもを失った そう思った僕がいた そこには自分だけが残るだろう 取り残されたと思うだろう つらいだろう 痛いだろう 小さな部屋の闇のなかで きっとひとりで泣いてしまう だけど支えてくれる誰かがいるなら 許してくれる誰かがいるなら それはきっと自分だけじゃないってこと 弱さや強さは涙で測れるものじゃない 何もなくても僕がいる 歌えなくても伝わらなくても 涙だけが言葉としても 自分だけはここにいる わかってくれる誰かがいたなら 泣いてくれる誰かがいたなら それはずっと一人じゃないってこと 今までも そして これからも ありがとう ありがとう 今はうまく伝えられないかもしれない だけどいつかは伝わるように そしていつかは誰かに伝えてもらえるように...
BROTHER
今あなたを失ったなら この世の誰を家族といえよう 親は1人の人として 僕らに命を与えてくれた人 同じ血を分け合えたのは あなただけだと僕は思う この木の幹には血が流れ それが僕らにつながっている そしてまたいつか 僕らが新しい木を作っていかなきゃ 強い風にも激しい雨にも負けない木を そして僕らが僕らを守れる大きな森を 小さな木たちが大きな森を作っていくんだ 時には大きな森にも安心を 今あなたを失ったなら この世の誰を家族といえよう...
心の森
ふたり 一緒だったのに いつの間にか迷ってしまって あなたにはぐれてしまっていた でも今わたしは一人だけど まだ前を向いて歩いてゆける あなたの背中を探している あなたもわたしを探してくれてる そう信じていられたから だけどいつしか疲れてしまって 時折座りこんでしまっていた いつも心にあったはずの あなたの背中も消えていた 振り向いてもくれないから なにを探していたんだろう? なにを探しているんだろう? あなたのいない わたしがいる 暗い道では手をつないでくれてたね 遠くであなたを眺めたときもあった 笑ってたね 楽しそうに 嬉しそうに 迷ったりはしなかった この手を伸ばせば いつでもどこかに触れられた そんな距離が支えてくれた 帰る場所もわかってた またふたりで同じところに戻ってゆける そんな安心に背中を押されて歩いてゆけた だけど今は不安や怖さに背中を押されて ひとりでふた...
いつかはそれを信じたい
人は、いつも目に見えるカタチを求めてしまう。 きっと安心するんだと思う。 科学で証明できないものは信じない。 そんな感じをテレビから吸収したりして。 あるいは、教科書の全部を埋め尽くすあのちっこい字がそうさせたのかもしれない。 人の価値を数字で刻む座標の上を歩くからか。 それはどっちに転んでも、「X」でも「Y」でも、目に見えなきゃ信じられない。 自分のこの目で見えなけりゃ、いつでもどこでも不安になる。 安心もイイけど、不安もイイ。 違う。 目に見えないからこそ、欲しくなる。 目に見えないからこそ、誰もが手にすることができる。 目に見えないからこそ、信じれる。 人は、それを手に入れてしまうと、やがてそれを忘れてしまう。 だけど絶対離さない。 それがあって、別のなにかも欲しくなる。 それは持っててあたり前だと感じてしまう。 目に見えても見えなくても、忘れようと憶えていようと、いつ...