ぼくの検索結果
tag:www.matsudatakuya.org,2024:/tm//feed/ぼく
2024-11-23T13:58:58Z
Movable Type 4.23-ja
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月と道
tag:www.takuyamatsuda.org,2008:/TEST/2//2.439
2008-09-08T20:42:46Z
2008-09-23T05:31:29Z
松田拓弥
いつか屋上でふたり並んで寝転んだ夜 きみの鼻先に止まった半分の月 ぼくはそれが欲しかった 今はあまりに広く限りなく 果てのないぼくの前 道なき道ができてんだろう ぼくはそのなかをきっと歩いていくんだろう 振り返ればそこには道があって きっと足跡が作った影なんだろう あまりに細く節くれだって 何度も同じ場所で立ち止まっていたんだろう なにもないのはすごく怖い 海の上を歩くような 土の中を泳ぐような 海も土も闇じゃない きみは夜空を見上げてたのに ぼくにはじっと月を見つめているようだったんだ 明日も未来もその先も きっと見失ってしまってた お互い違う場所を見ていたんだ この先のどこかに行き止まりはあるのかな そこで終わる そして始まる ぼくの前 きみのうしろ どこまで行けばいいのかな ふたり並んでいいのかな そしたらいつかまた見失っていくことが増えそうなんだ ずっと見つめていたは...
冬
tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.294
2006-07-13T10:34:00Z
2008-09-23T05:31:23Z
松田拓弥
普段、“感情的”ってやつになることがない。 でも、“歌”と寄り添ってるときだけは違う。 自分が1番感情的になれるのが、ぼくにとっては歌にある。 だからぼくは歌いたい。 どれだけ涙を流したか… 今、泣きたくても泣けないっていう人が、どれだけいるだろう… ぼくは、そういう人たちが泣ける場所を作りたい。 一緒に泣けたらいいと思う。 泣けない人が流したその涙に気づいてあげられたら、ぼくはそれでいいと思う。 もしも“心”がそれだとしたら、ぼくは、そのスイッチを押してあげたい。 ぼくには、涙に触れることを許してほしい。 それが“歌”だと思ってる。 -人の心に触れる言葉- -人の涙をなぞる詩ー -ともに流した涙の祈り- だからぼくは歌いたい。 泣いちゃいけない男はいない。 男だって泣いていい。 男だって泣いたらいい。 誰がダメだと言えるだろう。 も...
集大成
tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.283
2006-07-05T10:58:00Z
2008-09-23T05:31:23Z
松田拓弥
理由はいらない。 結果はあとからついてくる。 理由はあとからいくらでもつけられる。しかも、自分が都合がいいように。 結果はある程度なら先に予想できる。 だから、人間の感情に限度はない。 想像力には壁もない。枠もない。 ぼくをカゴのなかの鳥というなら、あなたは、それを指で突きまわす部屋のなかのヒト。 飛べる鳥をカゴのなかに閉じこめて、自分の背中に羽根をもらう。 そんな気でいる。そんな気になる。 意味不明のさえずりに、理解できない鳥の声に、理解した気でエサと水を入れてあげるヒトの微笑み。 自分の夢を、手中の鳥に映してみても、鳥をたくさん集めてみても、叶う夢は鳥の名前を自分の夢にすることぐらい。 空を飛んだ人の次は、どこまで高く飛べるかだった。 より高く、より高く。 そしたら今度は、どこへ飛ぶかに変わっていった。 サルを宇宙へ飛ばしてみた。 行き着く...
素直でいこう
tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.278
2006-07-03T00:22:00Z
2008-09-23T05:31:23Z
松田拓弥
趣味:人間観賞 人を見ること。観察すること。日記。メモは取らなくても、なんとなくボヤけて残る人の輪郭。行動。しぐさ。靴。髪。腕時計。 誰でもいい。 とにかく自分を見て欲しい。 ここにいる自分を見てほしい。 胸の内、全部を吐き出すなんてできやしない。誰にも言えずに、どんどん自分のなかに積み重なってく。 自分のなかの、自分の本音。 人がじっとこちらを見てる。それに自分は気づかぬフリ。得意なのは、そんな“フリ”をしてみること。 相手が気づけば、こちらは全然見てないフリ。それは単なる暇つぶし。人のことなんて、ホントは特にどうでもいい。 自分のなかの、自分の建前。 名前も知らないあなたを見るから、自分を見てほしい。 他人だけど興味を持つから、わたしに興味を持ってほしい。 だけどわたしはあなたに興味がない。見られても、見ない。声をかけてくれたとしても、わたしはそ...
まっしろ
tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.140
2006-05-23T17:37:00Z
2008-09-23T05:31:20Z
松田拓弥
まっしろな紙 えんぴつで描いた夢のかけら いろんな色で塗りつぶしては また小さいまっしろな紙 なにも描けない心の闇 いつしか夢はふくらんで 力が入って芯が折れた 小さな点がにじんでゆく いろんな色のクレヨンも いつしかどれもが短くなって 色のかけらがせめての面影 想いだせても忘れられてく お天道様が出てるときには 目を閉じたってまっしろな紙 月もない夜 インクをこぼしたようなまっしろな紙 まっしろな紙 たくさん詰まったえんぴつの芯 まだ新しいクレヨンの先 そこに座って誰を恨もう 今は言葉を選ぶけど 昔はそこに絵を描いた 人より多くの色を使って 人より大きな絵を描いた まっしろな紙 今ぼくはそれが欲しい...
270円
tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.137
2006-05-23T13:02:00Z
2008-09-23T05:31:20Z
松田拓弥
ぼくの煙草が値上がりしました 270円になりました 味も何も変わってないのに 20円も上がりました 嗜好品はいつの間にか値上がりします 何も変わっていなくてもその価値は変わっていきます 時代の流れに値踏みされてその値段が決まります 売れなきゃ中止 製造までもが止められます でもそれは一体誰が決められることなんでしょうか? いくら好きでも失われれば戻りません カネを出しても手に入れることができません よりそれに近いもので補うことしかできません より良いものが出るかもしれません そのときはよりカネを出すかもしれません だけどやめることはできません もし違うものに手をだせば 以前のものはゴミ同然に感じるでしょうか? ゴミとして扱われてしまうでしょうか? そう扱われることすらなくなるのでしょうか?...
ウォークマンとバッグと自転車
tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.133
2006-05-22T09:38:00Z
2008-09-23T05:31:20Z
松田拓弥
ボリューム上げると まわりの音が聞こえなくなる 素知らぬ顔ですれ違い 涙の跡にも何食わぬ顔 ぼくを導く信号だけに従ってれば ぼくはきっとそこへ行ける 道順だって関係ない まわりの景色も関係ない ぼくのペースは遅くはない マイペースだって悪くない 本当に行けるかどうかもわからない 時間もないし 約束なんてありはしない 待ち人は今 どこでぼくを待ってるんだ? きっとそこに着いたら逢えるだろう ヘッドフォンをはずすのは きっとそのときバッグと一緒に そこで逢おう 約束はそのあとでする でもまたすぐにペダルをこいでく この自転車を降りるのはきっともっと先だろう ムリに声を嗄らすより 今は好きな歌を聴いていこう...
あなたが寝てる間に
tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.130
2006-05-21T20:54:00Z
2008-09-23T05:31:19Z
松田拓弥
いつもいつも試行錯誤で 流行の歌や神話のなかや映画から 愛の言葉をひっぱりだしては 自分のことだと胸にしまう だから今は自分の愛がわからない どれもこれも誰かが作ったものだから 自分の愛が見つからない あなたに贈れるものがない だけどこうして探しているのは 愛はきっとどこかにある 自分の 自分だけの愛が きっとどこかにあって それをいつしかこの手につかめる そしてあなたに届けられる そう信じていたいから あなたの愛に応えることが 今こうしていることなら ぼくも自分に自信が持てる 「愛してる」という言葉なら あなたの愛する誰かの歌で きっとぼくのそれより聴いているだろう 選ばれたのはぼくだけれど そのなかには不安しかない それを愛と呼べるなら ぼくはその結晶だろう そんなことを考えてるとき あなたはそっとぼくの胸に手を添えた あなたが愛しているものは ぼくも愛せる気がしてる ど...