鏡の検索結果 tag:www.matsudatakuya.org,2024:/tm//feed/鏡 2024-11-23T13:45:50Z Movable Type 4.23-ja 16 1 16 鏡のなかの向日葵 tag:lovelife.takuyamatsuda.org,2009://2.1378 2009-02-18T17:03:38Z 2009-02-18T17:07:43Z 松田拓弥 悲しいけれど自分が遠く 淋しいけれど君は遠く 「好き」って言葉を口にするほど その気持ちを自分に押しつけてしまってる そんな気がする 鏡に映ったものを触れようとするように 想えば想うほどそこにあるはずの心 距離と輪郭を見失ってく でもきっと 本当は触れてるんだ その感触に自信が持てなくなってくだけ 気持ちばかりがどんどんどんどん実感だけをふくらませて いつからか爪を立ててつかむことができなくなってる どんなに大切に思ってたって どんなに繊細なものだって 臆病になっちゃ流れ星 夜空は悲しみを映す鏡じゃないんだ ましてや星は涙じゃないから 「好き」って言葉は 自分にかける魔法じゃないから 欲しいものを手にするためなら 平気で嘘をつけるほどの強さが欲しくて 鏡の自分に手を伸ばす 自分自身とは手をつなぐことだって こんなにも簡単なことなのに どうして向日葵は あんなにも高いところに咲... sine tag:www.takuyamatsuda.org,2007:/TEST/2//2.411 2007-04-16T22:16:00Z 2008-09-23T05:31:26Z 松田拓弥 同じ目線で見ていたはずが 少しずつそれが反射を始めて いつかは自分に跳ね返ってくるような 天井みたいに感じてしまう 自由を手にしたはずだったのに それも結局鏡のなかに見つけただけで 僕の目の前で乱反射を繰り返してる 誰もが幸せそうに見えてくる 僕だけ取り残されてしまったようで いつの間にか腰を折ってうずくまって 座り込んで膝を折って泣いてしまって 少しずつ気楽さなんかを引き寄せながら 今となってはそびえるような高い壁に その背中を預けてる 自分で作った制限どおりに 誰にも迷惑かけないように 日常ってやつをやり過ごしてきたはずなのに 今は暴挙と思えるほどに笑い狂って空虚 夢手放して自由を手にしたはずだった だけど夜も眠れないんだ 三角形しか作れなかった母のおにぎり 今はコンビニで買ったそれの角を噛み砕きながら 空腹を満たすだけの味気なさを感じてる 「がんばらなくていいんだよ」っ... 鏡像 tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.341 2006-09-01T09:18:00Z 2008-09-23T05:31:24Z 松田拓弥 僕の知らぬ間に夜が明けていく ずっと眺めていたとしても きっと気づくことはなかっただろう 星が溶けて月の影が薄れてく よそ見も別れも心変わりも 誰も責めることはできない 誰も1度好きになった人を 嫌いになるために好きになるわけじゃない 傷つけるために向き合うわけでもない 誰も気づかぬうちに愛し合っていたように だけど“仕方ない”でも片付けられない... マーブルみかん tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.315 2006-07-24T04:13:00Z 2008-09-23T05:31:24Z 松田拓弥  みなさん、おはようございます。  自分の血を、みかんの果汁と勘違いする人間、Takuyaです。  以前わたしは耳から血が出ましたが、先日はひさびさ鼻血が出ました。  ただいまわたくしは、ついに比較するための洗顔石鹸を使い切ってしまったため、次のパラオソが届くまでのあいだ、≪サッポロドラッグストアー≫で買った“みかんの石鹸”というものを使っておるわけです。  で、その日、シャワーを浴びてるとき、顔を洗ってる最中にふと目を開けると、泡がオレンジ色のマーブルが混ざっておりました。 「……あ、この石鹸、みかんの果汁配合されてんだぁ」  ちょっとその泡を混ぜてみる。 「おっ、ちょっとすげぇじゃん」  だがしかし、シャワーのお湯が入ったせいか、どうにも鼻がおかしいということで、ハフンと鼻息を飛ばしてみた。  するとどうでしょう。  次の瞬間、自分の腕と、風呂の枠に、小さなその果汁のしぶ... ピアス tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.286 2006-07-06T15:55:00Z 2008-09-23T05:31:23Z 松田拓弥  こないだ、バイト先の便所で気づいた… <ピアスが…な…ひ…>  なんてこったい!?  しかし、そこで俺は身震い…武者震い…悪寒…オカン…お母さぁぁぁぁん!!  ものすごい喪失感…  そりゃあもう、とんでもない喪失感の味わい…深い…深い…すごい…不快。  たかが石コロだね。  たかがピアスだね。  たかがアクセだね。  しかし俺は、そこで、鏡に映ったピアスのない左耳をつけた姿と見つめ合って、なぜか改信心したのです… 「せっかく親からもらった大切な体に…」  オー・ノー!!  オー・ジーサン!!  オー・クリスチャン!!  親からもらった体に、傷をつけたのです!!  俺は…俺は…  ………  俺が俺であるために!!  そうなんです!!  親からもらった大切な体に己が傷をつけて、我が体に昇格させたのです!!  親の体の一部から切り離したのです!!  へその緒だって、もうない…生ま... Lumielina ~理毛~ tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.298 2006-07-04T00:22:00Z 2013-08-29T03:08:54Z 松田拓弥  “理毛ローション・シャンプー”  と、この商品、どうやら僕が通ってる美容室でもバカ売れらしい。  女性はもちろんのこと、男性にも大人気とのことだ。  ってことで、今日はそれについて書いてみようと思ふ。  それはなぜなら、僕が“理毛信者”だからである。もうこれ以外のシャンプーは使わない。いや、もう使えなくなってしまったのだ……  でも先に言っておきますが、すっげぇ~長いです。前代未聞です。ブログの域を超えてると思います。  それぐらい、この記事は長文です。  でも、本当に“理毛”に興味のある方は、この記事をかるくでも、何日かにわけてでも読んでおいて損はないと思われます。  【Lumielina】  ……とはいえ、それだけだ。いや、もうそれで充分。  それだけ書いとき... 洗面器 tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.275 2006-07-01T01:17:00Z 2008-09-23T05:31:23Z 松田拓弥 浅い容器に水を溜めて 僕がそれを覗きこむ 表面だけが波打って 底の見えない海のように にぎった拳が脈打って うねり出した水面が 静かに僕のなかで濁りだす やり場のない怒りや はけ口のない不安が 表面までは到達しないまま 僕のなかで拡散してゆく どんなに歪んだ表情でさえ ゆるやかな微笑みに似せてゆく いつでも笑みを浮かべながら そればっかりを練り上げられて そんな石像ができあがったり そのなかに閉じ込められた僕はいつか 自暴自棄になってみたり だけど不思議と ぬるま湯のなかをただ泳いでいるようで 居心地も悪くなかったり いつかその鏡に映る僕ってやつに 思いきり拳をたたきつけてやったなら 水が揺れて弾けてこぼれて 僕の顔から笑みなんてものも消えるだろう だけどそれをしでかす勇気もない 心の支えや優しさのなかでは それを壊したくなるような 安心と不安が共存していて そんなアンバラン... tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.271 2006-06-30T04:13:00Z 2008-09-23T05:31:23Z 松田拓弥  自分の姿を、逆さまに映しだしてくれる鏡には、不思議な力を感じる。  …自分だけじゃなく、もっと他の、いろんなものをも映しているような気がする…  でも自分では、その「逆さまに映った姿」が、自分の知る自分の姿だったりする。自分の目で、自分を観察することは難しい。  その目で観察できるのは、自分の中身にしか向けられない。  他人から見た自分の姿が鏡に映しだされる。  自分の目で見れる自分の姿は、他人には見えない。  出かけるときに鏡で身だしなみのチェックをするのは、そのせいかと思った。  もし、もう一人の自分がいて、そいつが正面に立ってこっちを見たとしても、それもまた他人が見てる自分の姿を眺めてるに過ぎない。視点はそれと同じで変わらない。  【鏡とは、何か?】  【自分じゃないものを映すもの…そう、自分以外】  自分じゃなきゃ気づかないことがある。自分じゃなきゃ気づけないことが...