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いつかまた

2006年5月14日 01:23

基本は、あらゆるものを疑うこと。 そしてやがては、あらゆることを信じることへ。 自分を疑い、自分を信じる。 「自信」となる。 自分を信じること。 自分を信じてみること。 疑いつづけた自分を信じてみること、信じてみようって気になること。 ちょっとした小さな幸せ。 たしかに僕は恋をした。 自分が嫌いと、まわりにはその逆をまるでそれが嘘のように、 自分に言い聞かせるようにぶちまけていた。 すごく悲しかった。 すごくさみしかった。 でもある日、優しく包み込むような微笑みくれたヒトがいた。 「それは、自分を守るための嘘。涙のようなもの」 そう僕の嘘を理解してくれた。 弱いから泣くんじゃない。 悲しいから泣くんじゃない。 強くなろうと一生懸命になれるから涙を流す。 それが精一杯なんだ。 嘘をつくことで、自分を守ろうともがいてる。 嘘をつくことで、そんな日々を切り抜けていた。 すごく悲しか...

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たったひとりのひと

2006年5月11日 21:37

僕のこの小さな胸は いつも伝えたい言葉であふれてしまう 必死にとめてた涙みたいに… あなたは泣いてたね… 笑ってもいたよね… あなたはずっと僕の横顔を見つめてた…知ってるよ 僕はまっすぐになんて見れなくて あなたの瞳は 僕には優しすぎるから… 別の景色を眺めては なんでもよかったんだ 僕はそこで何もかもをゆがめてしまってたんだと思う… あなたへの気持ちも… 僕の気持ちも… でもまたこうして普通にあたり前のように そんな関係でおしゃべりできるようになったんだね 僕は本当は嬉しいんだ 嬉しいんだ 本当に嬉しいんだ 今は一番身近な人に思えるんだ 今正直に言うよ 最後に見送ったあなたの小さなうしろ姿が あのころの僕にはとても淋しくて ホントは消えてしまいたいとさえ思ってたんだ… もっとずっとそばにいてほしかったのに… あの日に飲み込んだ涙が 今は後悔と一緒に同じ涙に変わってる ...

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ぬくもり

2006年5月10日 20:56

ふぞろいな草が風を受けて揺れている 風にも名がない 草にもない あてもない風に揺れる名もない草 なにかを待ってるわけもなく なにかを追ってるわけでもなく ただそこで揺れている 今日の風を受けては明日も風に吹かれてる ただの情景描写と思うけれど きっとそこになにかが重なり 自分にしか見えない景色が映しだされる 壊れかけた映写機に途切れたいつかの時間を呼んで 色褪せた心のフィルムを起こさせる 流れはじめた映像にはいつもの情景 道 車 交差点 人 友達 恋人たち 自分の部屋のちょっと大きな窓ガラス そしてそこから見えるありふれたいつもの景色 いつもの景色とすれ違うたび 僕はなにを重ねるだろうか なにがそこに重なるだろうか いつもの見慣れた景色なのに いつも違うと感じるときがある そんなことがある そこにはきっといつもの景色なんだけど いつもはそこに映らない何かがそこに映っ...

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地図と空とぼくの夢

2006年5月10日 07:48

僕は空を飛んでいた 人が夢見た大空で 両手をいっぱい風に広げ ただ地上を歩くように 僕は自由に飛んでいた でも僕は目が覚めた 夢だった 羽根もない 翼に受ける風もない でも僕は そのとき初めて気づいたんだ 目覚めたあとでも夢は見れる そして改めて知ったんだ 夢はいつもそこにある 夢はいつもそこにある いつか心に思い描いた自分の姿は いつもなぜか飛べないように 信じていればいつか叶うと なんだかんだで神頼みと変わりなく お賽銭を投げた分とそこまでの歩いた分しか 結局いつもがんばってない それは誰かが描いた虹のように あきらめなければ花咲き実る それは誰もが開いた絵本のように いつかはどこかに置き忘れて色褪せてゆく いつの間にかそこから遠くに来すぎたみたいだ どれだけ離れてしまっただろう わからないけど夢はそこにきっとある 色褪せてても自分が離れてしまっただけさ いつでもそこに戻...

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黙って2回うなずいた

2006年5月10日 00:00

ふと走ってみたくなった。 走ってみた。 疲れた。 走り疲れた。 でもまた走ってみたくなった。 また走ってみた。 また疲れた。 でもまたいつか走りたくなるときがくると思う。 そのときはまた走ってみようと思う。 気づけば、スタートもゴールも全部自分のなかにあった。 出遅れたなんてことはない。 走りだせたその場所がぼくのスタートだったから。 出遅れたなんてことはない。 はじめの1歩がすべてのスタートなんだから。...

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【永遠】の時を超えて

2006年5月 7日 20:40

そばにいて ずっと僕のそばにいて 声にならない言葉を集めて キミの背中に呼びかける そっとキミを抱きよせて 同じ涙が僕の胸に染みこんでゆく キミは涙を見せないから 同じ気持ちを僕にも伝えてほしいんだ もう涙はいらないよ キミの頬が濡れるときは きっと笑いすぎたキミの笑顔 もう涙はいらないよ 僕はずっとキミのそばに キミの涙が流れる前に 僕が隣で抱き止めるから 聴いてほしい 僕が感じるキミのすべて キミの幸せ 約束なんてできないけれど キミのその手をつないでくれないか? きっとキミは笑うだろうけど 同じ気持ちで僕を迎えてくれるなら いつかキミと笑って過ごせるように 同じ言葉を僕はここで誓うから 【永遠】なんて時間は超えて ずっとずっとキミと並んで 手と手をつないでまた1つ その1つ1つを胸に抱いて 季節のなかを歩んでゆこう いくつも夜を越えてゆこう キミの涙に気づけるように ...

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地図の上から

2006年5月 6日 21:58

いつしか僕がここから消えたら どこかに建った墓石には どんな言葉が刻まれるのか “たった5人の涙の結晶” “ここで眠るためにこの世に起きて生まれた子” “間違い” “永遠なる安らぎを…” いつか死ぬのはわかってる だけどそれはわからない ホントに限られた時間だけなのかもしれない ホントに一瞬の映画みたいなものかもしれない そんなの気休めにもなりはしない だけど自分が生まれたことに理由なんてきっとない それは生きてるあいだに自分で見つけるものだと思う できればそれを刻んでほしい “自分で理由を見つけた人” だからそれまではやっぱり自分のベッドで眠りたい もしもそれは明日見つかるかもしれないし 永遠の安らぎは生きてるあいだに見つけたい たった5人でも涙を流してくれる人がいる 生まれてきたのは間違いなんかじゃない こうして生きてるあいだにいっぱい悩んで いっぱい泣いて たくさんつ...

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ときどき

2006年5月 6日 12:08

よく晴れた月曜日 君と過ごす殺風景な街中で 時計だけが急かすように数字を変える 僕らはすぐに手と手をつないで 次の場所へと走ってくんだ ときどき僕は時計の針を戻してみたり だけど僕らが望むようには進まなくて 交差点でにらめっこをして 二人だけで笑ったね 君の買ったばかりのサンダルが 置いてきぼりになったとき 僕が拾ってまた置いてきぼりは君の脚に ちょっと気取った僕に合わせて 君もちょっぴりお姫様 二人だけの月曜日 ときどき僕はテレビを見ながら思うんだ 「曇りときどき晴れ」なんて 曖昧すぎて待ちきれないから 「曇りときどき君の笑顔」 そんなホントに小さなことでも 僕は幸せな気持ちになれるんだ 独りになるのがさみしいのは 単に僕はひとりでいると時間ばかりが過ぎていって 他にはなんにもする気がしなくて暇なだけで そんなときに君の笑顔が欲しくなる 君といるとなんだかすごく楽しいんだ ...

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