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つぼみ
2006年5月 5日 10:40
何をそこで待っているの? 新しい時の流れを 新しい季節の訪れを ただじっと… ただじっとその場所で… 色のついた景色を彩る 小さな花も小さな笑顔も 季節が変われば消えてゆくの? 雨あがり 虹が架かる どんな花が咲くのかな? 心の季節に咲いた花 まだ見ぬ花びら空に乗せて… 青い空にかかげた夢 見上げた雨は 夢の雫 木漏れ日結ぶこずえのほとり 子供たちが輪になって 本気で笑えた心のつぼみ… いつその手を放したの? 花びら1つ またひとひら 心の季節に咲いた花 さようなら 心の季節… 忘れることができなくて もいちど手と手と結んでみたい あの日のつぼみは今も開くことはなくて つぼみのままで雨に打たれる毎日で 花咲く季節が心の奥で開くとき いつかのその日につぼみは小さく花開く… 『つぼみのついた心の季節と花咲く季節の心のつぼみ』...
MY BOOK
2006年5月 3日 09:01
本屋さんで本を手に取る。 なんとなくだ。 理由なんてない。 意味なんてものもない。 1度読みはじめてしまった本を、その途中で読むのをやめるなんてできはしない。 先が気になる。 これからどうなる? たとえそれまでが退屈な話でも、それを知っているからその先も知りたくなる。 何があるかわからない。 神すら知らない先がある。 そのなかを進んでいる人にしかわからないものがある。 そのなかを進んでいる人にしかわからないことがある。 その物語には、神の出てくる光の幕はどこにもない。 本に名前を呼ばれたわけじゃない。 だれかに頼まれたわけでもない。 理由なんて何もない。 意味なんてものも、きっとない。 ページを、その1枚をめくるたび、物語も1枚先に進んでゆく。 ページを1枚めくるたびに、先に進める。 そこには先がある。 まだ知らない先がある。 笑えることもあるだろう。 泣くことだってあるだろ...
けむる月よ
2006年5月 2日 23:58
深く深く吸いこんだ煙草の煙を細く長く ふとした夜空に浮かぶ月 なにをそんなに照らしだすのか 淡くぼんやり優しく輝く月明かり 僕の残した足跡は街灯伝いに濡れていて 月の明かりは届かない そう ここには届かない 僕もなにを照らすのか 僕はなにを照らせるか きっとなにも照らせない いつもなにかに照らされてるだけ けむる月よ この道はどこへと続いているのか 僕をどこへ導いてくれるのか それともどこにも導いてはくれないのか きっと答えはどこにもない この道の先にも そこを曲がった脇道にも いつだって突き当たる前に曲がってしまう そして答えは1つじゃない 道もきっと1つじゃない 路地裏にだって月の明かりは届いてる そこを淡くぼんやり優しく照らす明かり いつかは見つける 見つけられるその明かり でも消えてくれていたのなら 次の朝へと時間が少し早く進む けむる月よ 今はまだ僕の道を照らし...
キミに逢えたら
2006年5月 2日 09:35
夜空に舞う星のきらめき いくつキミに重ねたろう きっと逢える その日までの永い夜に… 月の雫がまるで太陽の光ように 見上げた時計を照らしだす もしいつかキミに逢えたら 数えた夜を 重ねた朝を そのとき時計に刻みこんで 僕らの時を心に結ぼう 逢えないことはわかってる 逢えないところにいるんだから いつかは消える その日までの永い道のり… キミへとつづく風のそよぐ道しるべには 花が咲いて色づきはじめる もしいつかキミに逢えたら 今はまだ見ぬキミの微笑み 心のそばで色鮮やかに キミの笑顔が花になる 涙なんかに変わらぬように… キミに逢えたら 僕の気持ちを打ち明けよう キミに逢えたら この詩をキミに捧げよう もしいつかキミに逢えるその日がきたら 僕がキミに歌をうたおう それが今の僕にできること キミに逢えたらできること...
LOVE
2006年5月 1日 18:07
誰も教えてくれなかった 人をこんなにも愛せることを 自分で気づくべきだけど いつか誰かに教えてもらえるものと 逃げていた 教えてほしい 人を深く抱けることを 人を強く愛せることを たとえこんなに小さな胸でも 愛してほしい そう願うと いつも涙があふれてしまう あなたのぬくもりだけじゃ満たされず あなたの過去さえ欲しがってしまう 生きてく意味がわからない 自分が今ここにいる理由が欲しい みんなが愛や恋の話をはじめても 何も言えずに笑ってる 人に話せるほどの愛を知らない 人と話せるほどに恋をしてない 愛されることを知らないまま ひとりで生きていけるほど人はそんなに強くない だけど人が言うほど人はそんなに弱くもない 強がることができるから…… 「愛こそすべて」 映画の主人公より今はわかる 愛されたことにも気づけずに 愛することも忘れかけて それを知らない時間の上を あまりに長く歩き...
糸
2006年4月30日 23:59
僕の心から伸びた端は どこに結ばれるのかな? いくつの結び目ができるのかな? 今までにいくつできたかな? 途中でほどけたいくつかも数えて…… 僕らの関係を絆で結んだら 僕らの糸はどれぐらいの長さかな? 僕らの糸はどれぐらいの太さかな? 僕の糸は強いのかな? 自分だけじゃ何もわからないけど キミはいつも笑っててくれるよね 僕のわがままも独り言でも キミはちゃんと耳を傾けてくれるよね いつも一緒なんて思わないけど いつか一緒に ずっと一緒に歩けたら どんなときにも雪が降って 春に溶けても僕らのまわりであたたかく降り積もるはずだから これからもずっと一緒に歩いてゆこう 永遠を見つけられたら それはきっと永遠を信じれたことになるのかな? 信じることが あとから過去と呼べるようになるのかな? 不思議と僕はキミとのことを過去と呼べない それはキミと過ごす今が一番だから…… 僕だけじ...
LADY
2006年4月29日 23:36
やわらかな曲線 空と海の隙間みたいに美しい 優しい口唇 紅いジュースをこぼしたように濡れている その奥を隠しながら透きとおる瞳 なにも見ずに風のように流れてゆく ちょっと他人のかおりが漂う髪 自分のなにを隠すか戸惑うように いつも生まれたてのようなにおいがする だけどその胸 悪魔のようになんでも抱ける もっとも美しく聡明な天使が地上へ降りて悪魔になったという 天の光で大地の影を大きくしたのか それともそれは男の偉業と言えるのか 闇夜に爪が突き刺さる いまだに【女】って字がうまく書けない いつもどこかバランス悪くて何度も何度も書きなおす いつか完成するのだろうか なにもかもが自問自答 いつか終わりがくるのだろうか 始まりさえもわからぬままに いつかすべてが見えるのだろうか 髪に隠れたピアスのように ちょっと年が上ってだけで、それだけやけに気にしてたろ? なにもわかっちゃいないん...
まだ見ぬ未来
2006年4月27日 23:27
もしもあの時…… もしもあの時…… どれだけ思い返しても、もう“あの時”は戻らない。 ごく自然であたり前のことだけれど、もう戻ることはない。 『もしも……』 一体どれだけあるだろう? 1.2.3.4........10.....100......1000.........10000........ きっと1つ1つ数えていけば、0の数だけ出てくるだろう。 人生はくじ引きだ。 どれを引くのも自分の手だし、どれを選ぶかも自分の手。 きっと後悔だって悪くない。 後悔が先にこないように、幸せはあとからついてくる。 だけど、何度もハズレを引いてしまうのが、自分の手。 ハズレても、いつかはきっとアタリを引く。 引いてしまえば、みんなアタリだ。 それが人生。 人生に失敗はない。 未来が先に見えてちゃおもしろくも、なんともない。...