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愛されたい
2008年7月26日 10:47
愛されたい 愛されたいよ 失うこと 忘れること ひとりでいることに いつしかもう慣れてしまった 愛されている それはもうずっと前のこと 愛されていた だけど忘れることもできないんだ 愛されることで傷つくこと 愛することで傷つけてしまうこと 愛して愛されてしまうことで その痛みにも気づけずにいること 愛することで痛みを忘れてしまうこと 愛されることで淋しさを見失ってしまうこと それってふたりぼっちと呼べるのかな ひとりじゃないから気づけないままでいていいことなんてあるのかな 愛するたびに見失って 愛されるたびに孤独になってく だけど愛されたいよ もうちぎれてしまうくらいに愛されたいよ 忘れることができないから きっとだれもが抱える孤独だから なにもかもを見失って 信じることを忘れてしまっても なににも気づけなくなってしまったとしても 淋しさや悲しみに言葉をなくしてしまっても 愛...
こだま
2008年7月10日 04:01
「おかえり」 かえってくる またかえってくるよ 小さな明かりがそこに灯される限り なにげない言葉 みんなだれもがあたり前のように使う言葉 また同じようなぬくもりがかえってくる さびしいのかな 眠れないな もう眠ったはずの部屋 明かりが一つ取り残されて 同じだけ淋しい思いをしていたのかな 眠れない日がきたときのために ため息の数だけ明かりが灯る くたびれた足音の数だけ 明るくしてくれたような気がするんだ だれもそこにはいなくても いつでも帰ってゆけるように いつ眠れなくなってもいいように 長い夜が待ちくたびれていたように 消し忘れでもなく 「おかえり」なんて声もなく ただ明かりをつけて待っててくれる 「愛してる」なんて言葉も必要ないように なにも見えないわけじゃないけど なにかに気づかせてくれるわけでもない 目を閉じてた暗闇をほんの少し明るく見せてくれるんだ 光なんてものではな...
星屑ロンリネス
2007年12月 1日 13:44
きっとだれもが瞬く星 昔はだれもが輝いていた その光を今に伝えようとしてる そうやって今もずっともがいてる ずっと昔 もしかしたらそれは昨日 自分がすごく輝いてたとき そこにしがみつくよに 切れた電池のスイッチを 何度も何度も押しちゃうように だからつらい 忘れちゃうのは怖いけど あのころの自分には負けたくない だけどね もうやめたよ そういうの ずっと先 もしかしたらそれは明日 僕も星になれてるかも 雨の日や雲が多い日 世界中のどこかの国、街 うつむいてる人やキスをしてる恋人たち 空を見上げる暇もなかったり そんな必要もない人たち もしかしたら人の数だけあるいろんな理由で その光は届かないかもしれない でもその光を見てくれる人がこの先 明日かもしれないし1年後かもしれない いつか僕に子供が産まれて 孫ができたときかもしれない その孫が大きくなって大人になったときかもしれない...
力と涙
2007年10月11日 07:37
僕は無力だ だけどそれを恥じたりしない 嘆いたりもしない それも僕だからだ きっとだれもが唯一の存在になりたい だれかの唯一 そして自分の唯一 偽りもなにもない 自分だけの自分 そしてだれかの自分 でもそれって遠いようで近い そんな自分 そんなみんなを 受け入れてみればいい でもそれができないでいる そういう力が僕にはない 不安には不安で応えてしまう だれかの不安を拭いきれない 傷ついた人の傷を癒すなんてできやしない でもそれも違う その傷を深めてやろうか えぐってやろうか 思いきりしょっぱいやつを そこに流しこんでやりましょうか もう二度と それを痛いとも感じなくなるほど でも痛いものは痛いんだよね それも知ってる きっと僕には小さな力があるだろう そしてそれはきっとたくさんあるだろう 大きな力はなくたって 少しずつ少しずつそやってみんなの 唯一になれてく そんな気がする ...
正しい、人の愛し方
2006年8月26日 00:34
自販機で買ったジュースは、きっと出てくるのもジュースだろうと思う。 ただ、お金を入れて、飲みたいジュースのボタンを押せばいい。 でも、こればっかりはそうとも言えなそうだ。 まず、愛するって何だろうって考えてみたとき、だいたい途中で挫折する。答えが見つからない。 「答えなんて、ない?」なんていう使い古しで、なんとも魅惑的でロマンチックな結論を答えにしてみる。 で、眠りのなかで見た夢の人の微笑みを、愛だなんて呼んでみる。 そこでちょっと違う角度から攻めてみる。 なぜ愛するのか? そんなことは特にどうってことはない。愛したいからだ。理由なんてないと思う。 一緒にいたいから? ただたまたま、そのときそこにいたから? 「愛してる」って言われたから? そんなんだったら、もうコロンブスの卵みたいな疑問も沸いてくる。 愛してるから一緒にいたいと思うんじゃないか? ...
手
2006年6月 8日 18:35
偽善? だれもが自己憐憫という名の時雨のなかで その心地よさに酔ってるだけさ 人には聞こえが悪くても 自分にとっちゃすごく聞こえがいいだけで それで人を責めながら それで自分を褒めてんだ カッコいいよな いいことやった自分なのに そやってちょっと悪く言って 自分が想像もしてないとこから いきなり非難なんてされないように 自分はいいことしたんだから 自分からあえて“裸の王様”になろうとしてる みっともないとか人からバカにされないように 先に言ってしまうんだ 自分だけがわかってんだ ただただ自慢したいんだ 自分の右手はなんのためにあるかと言えば もう片方の左手で人のためにやったことを なにも知らない誰かに話すときのために 身振りをつけて自慢するのさ それでバランスとってんだ 左手なんて気分転換ほしがるだけさ その手でいいことをしたんなら 右手でいい子いい子してんのさ そやって笑っ...
Color's
2006年6月 3日 23:09
好きな色は、白と黒。 白は、色じゃないから。 黒は、そういう色だから。 なんかかんやとイジッてると、結局どうしても “白黒” ってとこに行き着いてしまう… 「色がなくて美しいものは、色をつける必要がない。色があって美しいものは、色を消しても美しい。」 画像とか写真をイジッてると、いつの間にか白黒調での良さをはかってしまう… どうしても “白黒” ってのが一番カッコよく見えてしまう。 それはなぜかはわからない… 色鮮やかなモノは、どうも苦手らしい。昔っからそうだったかもしれまいに… 単なるセンスのなさかもしれないけど、いつも葬式みたいな格好をしてたような気がしないでもない。 色味のあるものでも、たいていはくすんだ色とか、ちょっと暗い色とか明るい色とかで、原色のものを持ったためしがない。 原色が苦手だ。 新聞って、だからそれだけで絵になるんじゃないかと思う...
いつかまた
2006年5月14日 01:23
基本は、あらゆるものを疑うこと。 そしてやがては、あらゆることを信じることへ。 自分を疑い、自分を信じる。 「自信」となる。 自分を信じること。 自分を信じてみること。 疑いつづけた自分を信じてみること、信じてみようって気になること。 ちょっとした小さな幸せ。 たしかに僕は恋をした。 自分が嫌いと、まわりにはその逆をまるでそれが嘘のように、 自分に言い聞かせるようにぶちまけていた。 すごく悲しかった。 すごくさみしかった。 でもある日、優しく包み込むような微笑みくれたヒトがいた。 「それは、自分を守るための嘘。涙のようなもの」 そう僕の嘘を理解してくれた。 弱いから泣くんじゃない。 悲しいから泣くんじゃない。 強くなろうと一生懸命になれるから涙を流す。 それが精一杯なんだ。 嘘をつくことで、自分を守ろうともがいてる。 嘘をつくことで、そんな日々を切り抜けていた。 すごく悲しか...