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空と太陽

2009年5月16日 02:19

ああ、空が近い トゲのような草の上に寝転んでる 雲ひとつない空だ 太陽もない ただ限りなく空が広がっていく 太陽はもっとずっと遠いんだろうか なにを照らしているんだろう 雲はどこにあるんだろう きっとどこかにはあるんだろう 手を伸ばせば届きそうだ ちょっと腕を振れば こんな空も吹き飛ばしてしまえそうだ でもきっとこんな指先なんて すぐに見えなくなってしまう 僕のなかに過去として残るだけで きっと空に溶けてしまう どれだけ時間が経ったんだろう 空はなにも変わらなかった ふと僕の顔をなぞっていった風の音を数えてみても 今はもう雨は降らない きっと時間は変化の数 そして重なり それはやがて連なっていく 背中がチクチク痛くなってきた 僕はほんの少し目を開ける まぶしすぎる空が広がっていく 空が青い だけど狭い 僕の空は白いんだ 雲が見えない 太陽すらない ああ、空が近い ああ、空がま...

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Poetry
タグ :
きっと, どこかに, トゲ, 変化, 太陽, 時間, 白い, , 背中, 過去, 重なり, , , 青い,

月と道

2008年9月 9日 05:42

いつか屋上でふたり並んで寝転んだ夜 きみの鼻先に止まった半分の月 ぼくはそれが欲しかった 今はあまりに広く限りなく 果てのないぼくの前 道なき道ができてんだろう ぼくはそのなかをきっと歩いていくんだろう 振り返ればそこには道があって きっと足跡が作った影なんだろう あまりに細く節くれだって 何度も同じ場所で立ち止まっていたんだろう なにもないのはすごく怖い 海の上を歩くような 土の中を泳ぐような 海も土も闇じゃない きみは夜空を見上げてたのに ぼくにはじっと月を見つめているようだったんだ 明日も未来もその先も きっと見失ってしまってた お互い違う場所を見ていたんだ この先のどこかに行き止まりはあるのかな そこで終わる そして始まる ぼくの前 きみのうしろ どこまで行けばいいのかな ふたり並んでいいのかな そしたらいつかまた見失っていくことが増えそうなんだ ずっと見つめていたは...

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Poetry
タグ :
いつか, きっと, きみ, ずっと, なにもない, ふたり, ぼく, また, 並んで, 二人で, , 今度は, , 半分, 同じ場所, 向き合おう, , 夜空, 始まる, 屋上, , 怖い, 明日, , , 未来, 欲しかった, 歩いていく, 歩く, 泳ぐ, , 立ち止まっていた, 細く, 終わる, 行き止まり, 見つめて, 見つめている, 見上げて, 見失って, 足跡, , 違う場所, 重ねて,

もう一度、もう二度と、1日を。

2007年5月 1日 01:46

ふと思いだすんだ たった一度君とそばにいて永遠を願った1日を あのまますべてを奪い去って つないだまま離れずにそのままどこかへ逃げていたら うしろ指をさされようとどんな傷を負おうとも 今もそばにいれてるのかなって そして二人で笑って過ごせているのかなって 泣き虫だった君なのに 君は最後に囁いた 無言で僕に愛の言葉を あのとき君はなにを見ていた? 僕のなかになにを感じた? そして一度も振り返らずに去っていった また僕のいない日々のなかへ きっと心のどこかに僕をしまって 今はだれのそばにいるのかな いつも泣いてばかりの君だったけど 今は笑って過ごせてるかな 君に永遠を願ったあの日 きっと僕はそれを手にした...

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Poetry
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いつか

sine

2007年4月17日 07:16

同じ目線で見ていたはずが 少しずつそれが反射を始めて いつかは自分に跳ね返ってくるような 天井みたいに感じてしまう 自由を手にしたはずだったのに それも結局鏡のなかに見つけただけで 僕の目の前で乱反射を繰り返してる 誰もが幸せそうに見えてくる 僕だけ取り残されてしまったようで いつの間にか腰を折ってうずくまって 座り込んで膝を折って泣いてしまって 少しずつ気楽さなんかを引き寄せながら 今となってはそびえるような高い壁に その背中を預けてる 自分で作った制限どおりに 誰にも迷惑かけないように 日常ってやつをやり過ごしてきたはずなのに 今は暴挙と思えるほどに笑い狂って空虚 夢手放して自由を手にしたはずだった だけど夜も眠れないんだ 三角形しか作れなかった母のおにぎり 今はコンビニで買ったそれの角を噛み砕きながら 空腹を満たすだけの味気なさを感じてる 「がんばらなくていいんだよ」っ...

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Poetry
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いつか

2006年11月22日 19:02

雪が降ってきた 初めてなんかじゃないはずなのに いつも空を見上げてしまう 雪のない時季を僕は知らない まるでそれがないかのように 降っては溶けて またときがきたら降ってくる どんなにわずかな隙間にも すべての景色に降り積もる きっと僕の見えないところにも こんなにも憎いのに こんなにも美しい 所在なげに漂いながら まるで自分の居場所を探すように 彷徨いながら迷いながら やがて景色のどこかに落ちてゆく それでも風に揺れながら でもどこかへ吹かれることもなく 吐息と同じ色をしてる きっと同じ見えないものの結晶だから いつもまっさらな色で見えるものすべての上に降り積もるんだ まるで過去のように そしてそれは愛のように また雪が降ってきた そう……また雪が...

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Poetry
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いつか

グー・チョキ

2006年9月11日 03:09

 “神様”って、1人じゃなくていいのかもね。  つらいときに神頼みってしたくなるから、もし神様が1人だけだったら、神様だって大変だ。  全部が全部助けられない。  神様って万能らしいから、体が1つだけじゃないかもしれない。それでもきっと、息切れするだろうし、病気にもなったりするかもしれない。風邪で寝込んだり、今日はちょっと疲れたから人並みに“サボり”とかあってもいい。  つらいときだけ神様に頼ってたんじゃ、神様だってサジも投げたくなるだろうさ。  でも何かあったとき、感謝されるのも神様だから、そうも言ってられないんだろう。  まあ、こんだけたくさんの神様がいるのに、助けられる人と助けてはもらえない人がいるってのは、そのへんを口実にすることもできるんだろうけど……  お賽銭だって、子供にあげるお小遣いの10分の1にもならないさ。  助けられた人だけが信じて、そうじゃない人は信じ...

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Essay
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いつか

PETAL

2006年9月 7日 00:19

PETAL 花が咲けば散るように 僕らの出会いも同じように 散るのもきれいな花だから なにがあっても この先なにが待ってようとも また何度も咲き誇ろう ひらひら落ちる花びらを 手のひら花びら指の隙間 服のどこかに引っかかってる 散っても咲いても美しいなら つぼみのころも愛しい きっと咲く花 想い描けてしまうから...

カテゴリー :
Poetry
タグ :
いつか

あまり

2006年7月16日 09:14

人はいつか離れてゆく 君もいつか離れてく だけどそこに愛があるなら 去ってく君を止めはしない 束縛だとか未来だとか そんなものが欲しいわけじゃない 気持ちも答えも求める結果も 絶えず変化を続けてる 疑問や違いを打ち消すように寄り添うけれど 探しながら迷いながら揺れていた 夢や希望で積み木のように遊んだけれど いつもどこかに隙間ができてそれを愛で埋めていた 去ってく君を止めはしない 追いもしない 愛や自由を絵の具のように絵を描くけれど 今は想い出ばかりが色づいてゆく 少しずつ積み重なったすれ違いで衝突したり 涙を流して手を取り合ったり これからはそれがたとえ僕とじゃなくっても 僕の知らない顔を見せるとしても 君の愛は持っているから 今僕が欲しいのは君の幸せ いくら想い出が楽しいものしか残ってなくても それだけうまく描けないんだ だから欲しい 僕にいつか君のすべてを描かせてほしい...

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Poetry
タグ :
いつか
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