“ どこかへ ” の検索結果

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もう一度、もう二度と、1日を。

2007年5月 1日 01:46

ふと思いだすんだ たった一度君とそばにいて永遠を願った1日を あのまますべてを奪い去って つないだまま離れずにそのままどこかへ逃げていたら うしろ指をさされようとどんな傷を負おうとも 今もそばにいれてるのかなって そして二人で笑って過ごせているのかなって 泣き虫だった君なのに 君は最後に囁いた 無言で僕に愛の言葉を あのとき君はなにを見ていた? 僕のなかになにを感じた? そして一度も振り返らずに去っていった また僕のいない日々のなかへ きっと心のどこかに僕をしまって 今はだれのそばにいるのかな いつも泣いてばかりの君だったけど 今は笑って過ごせてるかな 君に永遠を願ったあの日 きっと僕はそれを手にした...

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Poetry
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いつか

2007年4月10日 01:14

なんだかやけに天気がいいけど 今日はなんとなく君と閉じこもって過ごしたい 話そう 君を話そう 僕の知らない君の過去も 君が描く未来の姿も 君のすべてを見つめていよう 知らないことを話すとき そして聞くとき 君はなにかを思い出そうとするように なにもないところを見上げるね そして少し猫背になって 嬉しそうに笑うんだ 少し寒いと木洩れ日のように差し込む窓際へ 子供のように這っていくのも今は恥ずかしくないんだね 凛とした顔立ちも隙のないたたずまいも 君の内面までは隠せないさ そやって自分だけで勝手にどこかへ行ってしまうのも 突然まったく関係のないことを考えては話しだすのも いつも僕の腕から離れたあとで 決まって僕に微笑みかけるんだ 君は窓の外のなにかを眺めてる 僕は君に寄り添ってそっとその背中を抱きしめる 君は僕のその腕を見つめながら 掌でゆっくりなぞって手をにぎる そしてまたなに...

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Poetry
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いつか

2006年11月22日 19:02

雪が降ってきた 初めてなんかじゃないはずなのに いつも空を見上げてしまう 雪のない時季を僕は知らない まるでそれがないかのように 降っては溶けて またときがきたら降ってくる どんなにわずかな隙間にも すべての景色に降り積もる きっと僕の見えないところにも こんなにも憎いのに こんなにも美しい 所在なげに漂いながら まるで自分の居場所を探すように 彷徨いながら迷いながら やがて景色のどこかに落ちてゆく それでも風に揺れながら でもどこかへ吹かれることもなく 吐息と同じ色をしてる きっと同じ見えないものの結晶だから いつもまっさらな色で見えるものすべての上に降り積もるんだ まるで過去のように そしてそれは愛のように また雪が降ってきた そう……また雪が...

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Poetry
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いつか

長靴

2006年5月21日 22:09

「ホントおまえって、人の心に平気で土足でズカズカ入ってくタイプだよな、ホント」  考えた。  考えさせられた。  なんかちょっとだけ悩んだかもしれない。  ……でも、たいして深くじゃなかった。  たまたま出向いた先で、たまたま高校のときのヤツに会った。  挨拶だけして去ろうとの予定が、近くにあった店に入ることになっていた。そいつと一緒にいた女の子は帰っていった。ちょっと離れたところで傍観者に成り果てていた彼女は、最初は「は?」って顔をしてたけど、すぐにそいつの肩越しからこちらを覗きこむと、ケータイを確認してから、なぜだか納得したようにクルリと背を向けて歩いて行った。  そいつとはあんまり話したことはなかった。たまたま同じクラスになって席が隣になって、それから話すようになって、でも卒業するまでにはどちらからも話すことはなくなってた。  でも、そんなそいつが話すことは、そんなに軽...

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Essay
タグ :
いつか

交差点

2006年5月15日 08:45

小さな頃はまだまだ歩幅が短くて 遠くまでなんて行けることも考えられず ただ自分が行けるところだけを向いていた でも自分の好きなだけ眺めていられた 今はどこまでも行ける 行こうと思えばどこまでも なにかが足りないわけじゃない 自分がちょっと臆病になってるだけなんだ 1歩の距離が大きく長くなった分 そのあいだで見失うことあるかもしれない 気づかぬこともあるかもしれない だけどその分自分の知らないところへ行ける なにも知らないところだから いろんなことを知っていきたい 自分の両手を広げただけの ほんのちょっとの自分の世界 1歩足を動かすだけで 自分の世界が動きだす 今ここから動きだす 今までこの足はどれだけの土を踏んできたのか どれだけの草や花を殺してきたのか どれだけの命を絶やしてきたのか 名もなく消えた小さな命 だけどその分僕も少しは大きくなれた なにかを踏み台にして大きくなっ...

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Poetry
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いつか

交差点

2006年4月18日 00:33

 そして今、その “裏切り” のない交差点に、ぼくはたたずんでいる。  見上げると、そこには大きな大きな空がある。  ふと他人に視線を向けると、一瞬だけぼくを見るか、見て見ないフリをする。  手にしたお金でなにかを買えば、それはどこかへ消えてゆく。  知っている人を探してみるけど、それはきっと影や記憶が重なるだけで、知らない人のなかに潜む小さな小さなぬくもりを探してるだけ。  見つからない。  そこにはきっと誰もいない。...

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Poetry
タグ :
お金, きっと, どこかへ, ぬくもり, ふと, ぼく, フリ, 一瞬, 交差点, , 他人, 大きな, 小さな, , 探して, 消えてゆく, 潜む, 知っている, 知らない, , 裏切り, 見つからない, 見上げる, 視線, 記憶, 誰もいない, 重なる
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