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雲と心と笑顔のむこう
2008年3月14日 11:07
何かにすがりたいわけでも何かを諦めたわけでもないけど いつも心のどこかで雲が見つかる 煙でもなく空白でもなく 虚しさでも何でもない そして僕はそれに対して何もできないでいて それをまた増やそうとする 楽しいわけでも苦しいわけでもない もしも答えや理由があるのなら いつかそれが僕にとっての大空を掲げてくれるだろうか 僕の心は空だろうか 青いだろうか まだまだ青いままなんだろうか そこに浮かぶ雲やなんかは風に流れてゆくんだろうか 目を閉じたとき 泣けてくるとき 楽しいときもつらいときも それはいつもそこにあって あっちにもこっちにも見つかって 苦しさと同時に嬉しさもかき消していく これは一体なんなんだろう 不満なんかじゃないんだろうな 痛くもないし涙も出ない 探してもない花を見つけたときみたいだ それはただの花であって 僕にとっては花でしかない 名前もなければ色もない ただ流れて...
夢でも金でも何でもない
2007年6月30日 00:57
何かが欠けてる それでいていつも何かに満たされている 毎日まいにち同じことを繰り返しているようで きっと何かが欠けてて何かが満ちてる そんななかに生きている たまった仕事を机の上からドロップキックするように がむしゃらにただやっつけていく 書類の山にデータの川に 珈琲はロープだ 煙草はタオルだ 捺印するのは俺の靴だ ぶっ壊せ!ぶっ壊せ!ぶっ壊せ! ただ浮かんで揺れてるだけの 不満だらけの腐った自分を 凝り固まった日々のしこりを そして欠けた満月を 白々しいよ今さらそんなの 誰もがみんな金が欲しくて 生きてく以上に、必要以上に働いて それでももっと働いて 年末ジャンボをせっせと買う フォローなんて何もない 何が欠けて何が満ちていってるんだろ 満ちた分だけ欠けていくのか 欠けた分が満ちているのか だからそれがなんなのか 満ちても欠けても生きていく...
芽
2007年5月21日 04:47
疑いようもない愛ほどに 疑わしいと感じてしまう 自分のなかの不安や迷いを一切消して すべてが愛で拭い去れるなんて思えない 君や僕を構成する1つ1つを愛という大きなくくりで包んでしまえば それはそれで傷も痛みもなくなるだろう でも僕の心はいびつなのかな 自分のなかの不安や不満をすり替えてる なにもかもが満たされる愛なんて きっとない 満たされないこともまた きっと1つの愛なんだ 君は君を、僕は僕を 満たそうと思うだろう 誰かがそこを埋めてくれる それが愛の形というなら その形は自分じゃ決められない いつも誰かの愛にはまってくだけ 誰かのなかでしか自分を見出せない 探し求めておきながら 自分じゃなにがそれなのかもわからなくなってる 見つかったらそれがそれ それも悪くない それも悪くない 誰かがいつか見つけてくれる それを運命と言うのなら 自分で見つけてしまったら それはなんと呼べ...
Vistaに感動。
2007年2月 3日 07:30
いやぁ~、こりゃカッコいいわ。 2000とかからXPになったときも、それなりに良くなったとは思ったけど、今回Vistaへの移行は、度肝抜かれるぐらい、雄叫び上げるぐらい、カッコよくなってる。 とはいえ、機能面、性能面では、たいしてその便利さが伝わらず…… 残念、ビルさん!! 検索が早いとか簡単とか言ってっけど、結局はMac OSのパクりに毛ぇ生やして、それをきれいにカットしてそろえたっていう感じは、ど~しても否めないな。 Mac OSは、このVistaの機能を、すでに今の前のバージョンでもうやってたっぽいからなぁ~。 Mac OS使ったことある人が見ても、「へぇ~」っていうだけかなって感じ。 しかしまあ、後発なだけあって、見た目はやっぱMac OSよりさらにカッコイイと個人的に思われる。 AEROだっけか? スタートアップのとこがもうすでに違ってて...
not SEX
2006年9月16日 03:01
【人間の3大欲求】だという。 食欲。睡眠欲。性欲。 いや、違うな。最後が違う。 食欲。睡眠欲。知欲。 腹がへれば食べたくなる。 起きてりゃそのうち眠くもなる。 ただ、性欲ってやつが……どうも違うような気がしたこの頃。 そこは“知る”ってことだと思うわけよ。 そのなかに含まれてるもんなんじゃないかと思えてきたわけ。 気になる人がいると、その人のことを知りたいという気持ちが、どこからともなく沸いてくる。 で、その人を知っていくっていう過程のなかにセックスだとか、性欲っていう部分があるんじゃないかと…… はっきりしない。自信もない。 おれも男だ。 やっぱり人によってセックスだとか、性欲っていうものに対する考え方というか、とらえ方が違うとも思うわけだ。 “セックスレス”っていう言葉が一気に表面化してきた。 思いっきり衝撃を受けた一人。 性欲っていう部分...
単なる松田拓弥
2006年8月29日 02:01
今の僕は、自分の夢に食われてる。 未来の自分が、今の自分を食っている。 「作家になります」 きっぱりとした口調でそう口にするたびに、同じことを自分に言い聞かせているんじゃないかという気になる。そうやって、自分で自分勝手に築きあげた中身にしがみついて、そこが空洞になってしまうのを食い止めようと必死になっているような、そんな感覚に揺さぶられる。そして、揺れてしまう。 <僕は、本当に作家になりたいんだろうか?> 定石どおりに、ちょっと照れたように自分の夢を口にすることで、女の人にモテたいという下心なのかもしれない。雑誌で読んだし、少なからず自分の経験からもそれはわかってる。 モテたいというのを全部否定すれば、それは嘘になるけど、それも少なからずあるとは思う。そういう一面。 そこでいつも言われるのが、作家とかなら「就職して仕事しながらでもできるじゃない」だ。 ごもっとも...
くもりのサングラス
2006年6月 2日 22:49
色メガネをつけてると、その色がすべてのものにかかってくる。 そしてそれは、自分にしか見えない世界になる。ほかの人からすれば、そのサングラスを通して見る僕の瞳ぐらいしかわからない。 ちょっと孤独に似てる。ものすごく慢性的でだけど。 なにもしてない人とはきっとまるで景色が違う。 サングラスをはずしてみたとき、初めて気づいたことがあった。 世界はこんなにも明るかった。 コンビニや街では光が絶えない場所だけれど、あれはちょっとまぶしすぎるんだ。 いつも絶えず光を放ちつづけるところには、虫が寄る。 蛾や蚊や、小さな羽虫。 けれど害虫と呼ぶのは、きっと人間だけだろう。 人間にとって、害か無害か有益か、それが常に基準になる。 基準になれば、それ以外は、もうそれ以上でもそれ以下でもなくなってしまう。 こうやって屁理屈ばかりこねていると、イヤな部分や汚いところだけしか...