- 検索 : “ 二人で ”
- 6 F/O ぐらいあったよ
月と道
2008年9月 9日 05:42
いつか屋上でふたり並んで寝転んだ夜 きみの鼻先に止まった半分の月 ぼくはそれが欲しかった 今はあまりに広く限りなく 果てのないぼくの前 道なき道ができてんだろう ぼくはそのなかをきっと歩いていくんだろう 振り返ればそこには道があって きっと足跡が作った影なんだろう あまりに細く節くれだって 何度も同じ場所で立ち止まっていたんだろう なにもないのはすごく怖い 海の上を歩くような 土の中を泳ぐような 海も土も闇じゃない きみは夜空を見上げてたのに ぼくにはじっと月を見つめているようだったんだ 明日も未来もその先も きっと見失ってしまってた お互い違う場所を見ていたんだ この先のどこかに行き止まりはあるのかな そこで終わる そして始まる ぼくの前 きみのうしろ どこまで行けばいいのかな ふたり並んでいいのかな そしたらいつかまた見失っていくことが増えそうなんだ ずっと見つめていたは...
もう一度、もう二度と、1日を。
2007年5月 1日 01:46
ふと思いだすんだ たった一度君とそばにいて永遠を願った1日を あのまますべてを奪い去って つないだまま離れずにそのままどこかへ逃げていたら うしろ指をさされようとどんな傷を負おうとも 今もそばにいれてるのかなって そして二人で笑って過ごせているのかなって 泣き虫だった君なのに 君は最後に囁いた 無言で僕に愛の言葉を あのとき君はなにを見ていた? 僕のなかになにを感じた? そして一度も振り返らずに去っていった また僕のいない日々のなかへ きっと心のどこかに僕をしまって 今はだれのそばにいるのかな いつも泣いてばかりの君だったけど 今は笑って過ごせてるかな 君に永遠を願ったあの日 きっと僕はそれを手にした...
そこじゃ狭い
2006年7月13日 02:08
人がいて、初めて自分を知る。 人がいなきゃ、自分すら見失う。 自分で自分を想うことも、人がいなきゃわからない。 そんな世の中、住みづらい。 だけど人がいなきゃ、もっと住みづらい。 退屈だ。 自分がいて、人がいて、初めて自分も、人も、楽しくなれる。 一人遊びに慣れてしまうと、二人で遊ぶにはここじゃ狭い。 だけど広い場所でも、自分だけは見失わない。...
糸
2006年4月30日 23:59
僕の心から伸びた端は どこに結ばれるのかな? いくつの結び目ができるのかな? 今までにいくつできたかな? 途中でほどけたいくつかも数えて…… 僕らの関係を絆で結んだら 僕らの糸はどれぐらいの長さかな? 僕らの糸はどれぐらいの太さかな? 僕の糸は強いのかな? 自分だけじゃ何もわからないけど キミはいつも笑っててくれるよね 僕のわがままも独り言でも キミはちゃんと耳を傾けてくれるよね いつも一緒なんて思わないけど いつか一緒に ずっと一緒に歩けたら どんなときにも雪が降って 春に溶けても僕らのまわりであたたかく降り積もるはずだから これからもずっと一緒に歩いてゆこう 永遠を見つけられたら それはきっと永遠を信じれたことになるのかな? 信じることが あとから過去と呼べるようになるのかな? 不思議と僕はキミとのことを過去と呼べない それはキミと過ごす今が一番だから…… 僕だけじ...
愛色
2006年4月14日 02:27
一緒に過ごした時間よりも 出逢うまでが長かった僕たちだけど 君と過ごせた時間が どんなひとりの季節よりもずっとずっと長かった 桜の花が散るころに 僕らはそこで出逢って 同じ色の花びらの上 そこから二人で歩きだした 次の季節に迎えた日々で 強くにぎった手と手も ちょっとぎこちなくなったけど 今度は強く強く抱きしめた 愛色季節を重ねるたびに 君への想いも深まって 君が伸ばしたその手のひらと同じように 季節の木の葉も頬を染めてく あの日言葉に変えた僕の気持ち その夜明けの景色を変えた雪のように 君の心にずっとずっと降り積もればいい 君のリングに触れるたびに感じられた 優しく冷たいそのぬくもりのように 愛色季節を重ねてゆくたび 僕らは変わらぬ約束を “また変わらぬ季節を繰り返そう” また君と変わらぬ季節を繰り返そう そう君と一緒に変わらぬ季節と景色を ...
素直な気持ち
2006年4月12日 03:45
ついに当たってしまいました 僕のおなかがついに拒否を起こしたんです ちょっと背伸びなファッションも 声を詰まらせるそんなあなたのわがままも なんでもかんでも割り切ったような素振りにも いつでも素直な気持ちを隠しつづける心にも だけど全てがあなたを求めてやまないのです どんなに離れようと どんなに近づこうと きっとあなたは振り向かない 振り向くことを嫌うから 背伸びをするのはさみしいから わがままだってさみしいから それのどれも割り切れずにいるから強がって 悲しいことが多すぎて涙さえ流せずいたんだから 素直になれずひとりきりで眠るんだね 我慢することに慣れてしまって 気持ちをそのまま伝えることが下手くそで 素直になれる自分のことさえ 別の人だと背中を向けてしまう わかってるよ 素直になるのがこんなにも難しいことだなんて 知ってるようで知らなかった僕だから ...