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  • 8 F/O ぐらいあったよ

チャリでロープに突っ込んだ。

2006年11月 4日 04:25

 えぇ~、本日、また自転車でコケました……  もうあまりにもショックが大きいので立ちなおれそうにありません……  自転車3段のはずだったのに……  うちの近くには、信号があって、四つ角の交差点もあるんだけど、そこの角に《さんぱち》がそびえてるわけ。  で、その信号を渡って向こう側に行くときは、たいがい《さんぱち》の駐車場をよぎるわけだ。  もう真夜中だったのです。  いつもはなかったはずなんです。  でも今日は、違ったみたいなんです……  《さんぱち》んとこの駐車場と歩道とを隔てるためかは知らんが、人間の目には等間隔に見えなくもない感じで並べられたアイスクリームの200分の1ぐらいのコーンが、ロープでつながってたわけ。  横断歩道の手前から、車道を反比例のグラスばりに曲がりくねって歩道に入ったため、そのままのスピードで突っ込んだ。  ぶっ飛んだ。  ゲロ痛。  まあ、コーンだ...

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1人掛け

2006年8月 9日 18:07

交差点も坂道も平らな道も歩き疲れて それでも歩いてフラフラんなって もう立ち上がれないかもなんて感じたら すぐに栄養補給しなくちゃな 単純明快 欲しいものを欲しがってんだ 愛も夢も優しさも たまには補充しなくちゃな 家族や友達 恋人も みんなみんな淋しがって 誰かと一緒にいたいんだよな 特別なんて何もないさ いつも同じもののなかに埋もれて 息が詰まりそうになりながら いつも同じものを求めてんだよ 時にはその肩の力を抜いてみてさ おぼつかない足取りのままでも 支えてくれる誰かが欲しいんだよな 1人用の椅子でも 2人で座らせてくれる人がいいんだよな 窮屈だけど不思議とそんなふうには感じない 2人で同じものを見てられる そんな気がしてくるんだよな 優しんだよな そういうのがさ...

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Dick

2006年5月19日 04:57

10/13(Sun) たったひとりで交差点に立っていた 缶コーヒーが歩いてる そんな感じの人の群れ にぎりつぶしてしまいそうな自分の枠 いくら傾けてみても苦いだけの缶コーヒー ボタンを押すたびその表情が変わってく 顔色集まる交差点の信号機 いくつ色があるだろう? どれも見分けられないで どれも見分けた気になって ネオン街 ふと見上げれば低く重たくふさがって その上の空が見えない 値段がなくてもタダでもらえる もしも奪っていたとしても それは「もらった」と胸を張る 記憶になけりゃ「降ってきた」とでも言うのだろうか 光まばゆい華やかな世界の舞台で影を知る それはどんな闇より深く重く歪んでた ギラつくような音楽のうなるような重低音 スピーカーも壊れかけてる その隣で肩寄せ合って耳寄せ合って 微笑むふたりは光とともに消えてゆく 代表だってそういう1人にすぎなくて それを自分の旗みたい...

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交差点

2006年5月15日 08:45

小さな頃はまだまだ歩幅が短くて 遠くまでなんて行けることも考えられず ただ自分が行けるところだけを向いていた でも自分の好きなだけ眺めていられた 今はどこまでも行ける 行こうと思えばどこまでも なにかが足りないわけじゃない 自分がちょっと臆病になってるだけなんだ 1歩の距離が大きく長くなった分 そのあいだで見失うことあるかもしれない 気づかぬこともあるかもしれない だけどその分自分の知らないところへ行ける なにも知らないところだから いろんなことを知っていきたい 自分の両手を広げただけの ほんのちょっとの自分の世界 1歩足を動かすだけで 自分の世界が動きだす 今ここから動きだす 今までこの足はどれだけの土を踏んできたのか どれだけの草や花を殺してきたのか どれだけの命を絶やしてきたのか 名もなく消えた小さな命 だけどその分僕も少しは大きくなれた なにかを踏み台にして大きくなっ...

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ぬくもり

2006年5月10日 20:56

ふぞろいな草が風を受けて揺れている 風にも名がない 草にもない あてもない風に揺れる名もない草 なにかを待ってるわけもなく なにかを追ってるわけでもなく ただそこで揺れている 今日の風を受けては明日も風に吹かれてる ただの情景描写と思うけれど きっとそこになにかが重なり 自分にしか見えない景色が映しだされる 壊れかけた映写機に途切れたいつかの時間を呼んで 色褪せた心のフィルムを起こさせる 流れはじめた映像にはいつもの情景 道 車 交差点 人 友達 恋人たち 自分の部屋のちょっと大きな窓ガラス そしてそこから見えるありふれたいつもの景色 いつもの景色とすれ違うたび 僕はなにを重ねるだろうか なにがそこに重なるだろうか いつもの見慣れた景色なのに いつも違うと感じるときがある そんなことがある そこにはきっといつもの景色なんだけど いつもはそこに映らない何かがそこに映っ...

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ときどき

2006年5月 6日 12:08

よく晴れた月曜日 君と過ごす殺風景な街中で 時計だけが急かすように数字を変える 僕らはすぐに手と手をつないで 次の場所へと走ってくんだ ときどき僕は時計の針を戻してみたり だけど僕らが望むようには進まなくて 交差点でにらめっこをして 二人だけで笑ったね 君の買ったばかりのサンダルが 置いてきぼりになったとき 僕が拾ってまた置いてきぼりは君の脚に ちょっと気取った僕に合わせて 君もちょっぴりお姫様 二人だけの月曜日 ときどき僕はテレビを見ながら思うんだ 「曇りときどき晴れ」なんて 曖昧すぎて待ちきれないから 「曇りときどき君の笑顔」 そんなホントに小さなことでも 僕は幸せな気持ちになれるんだ 独りになるのがさみしいのは 単に僕はひとりでいると時間ばかりが過ぎていって 他にはなんにもする気がしなくて暇なだけで そんなときに君の笑顔が欲しくなる 君といるとなんだかすごく楽しいんだ ...

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交差点

2006年4月18日 00:33

 そして今、その “裏切り” のない交差点に、ぼくはたたずんでいる。  見上げると、そこには大きな大きな空がある。  ふと他人に視線を向けると、一瞬だけぼくを見るか、見て見ないフリをする。  手にしたお金でなにかを買えば、それはどこかへ消えてゆく。  知っている人を探してみるけど、それはきっと影や記憶が重なるだけで、知らない人のなかに潜む小さな小さなぬくもりを探してるだけ。  見つからない。  そこにはきっと誰もいない。...

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クロス

2006年4月15日 00:53

どんなに言葉を費やして 自分を隠してきただろう 自分の知るすべての言葉を費やして どれだけ嘘をついただろう 自分の知る言葉で 知らない自分を覆ってきた ありもしない理由を作りだしては 無意味な結果を消してゆく だからなにも理解できなくて 言葉はいつも蜃気楼の檻の中 今までのなにかを変えるために 今日も明日もあさっても その繰り返しの繰り返しで 結局なにも変えられなくて だけど終わりはまだまだ来ない “結局”なんてたった2つの言葉を使うには まだまだ今じゃ早すぎる ずっと止まったままだった 時計の針はさっき手のなかで 今また動きはじめたばかりだから 小さく小さく 友達が笑顔も連れていって 他人の隙間を吹き抜ける季節の風の口笛に 自分の居場所もわからぬまま ひとり 交差点で鼻歌なんてね だけど嘘をつくために言葉を憶えたわけじゃない 自分の居場所を探すため...

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