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- 74 F/O ぐらいあったよ
粒
2008年5月 7日 00:55
僕は僕であって 僕でしかないんだけれど この僕がいつか いつの日かどこかの誰かが必要としてくれたとき そのときだけでもいい そのためにあればいいなって 冷たい雨に打たれて感じた 僕が雨に濡れてるとき きっと誰かも濡れてるんだ 僕は知らない だけど濡れてる人がいる 僕が恋人を抱きしめてるとき きっとたくさんの人もだれかを抱きしめてる だけどそれを知らない人もいる だれにも抱きしめてもらえず泣いてる人もいる そんな人に僕はなにもしてやれない ただ思う 僕が幸せを感じてるとき そうじゃない人もいるんだって 幸せなこの瞬間に、と、そうじゃない人に 涙が出てくる ただの優越感なのかもしれない そうじゃない人への同情なのかもしれない 下にも上にもキリがない 卑屈になればいくらでも僕は小さくなれる だけど思う 僕がどんな気持ちでいても だれかがどんな気持ちになっても 僕が涙を流すそれはいつ...
雲と心と笑顔のむこう
2008年3月14日 11:07
何かにすがりたいわけでも何かを諦めたわけでもないけど いつも心のどこかで雲が見つかる 煙でもなく空白でもなく 虚しさでも何でもない そして僕はそれに対して何もできないでいて それをまた増やそうとする 楽しいわけでも苦しいわけでもない もしも答えや理由があるのなら いつかそれが僕にとっての大空を掲げてくれるだろうか 僕の心は空だろうか 青いだろうか まだまだ青いままなんだろうか そこに浮かぶ雲やなんかは風に流れてゆくんだろうか 目を閉じたとき 泣けてくるとき 楽しいときもつらいときも それはいつもそこにあって あっちにもこっちにも見つかって 苦しさと同時に嬉しさもかき消していく これは一体なんなんだろう 不満なんかじゃないんだろうな 痛くもないし涙も出ない 探してもない花を見つけたときみたいだ それはただの花であって 僕にとっては花でしかない 名前もなければ色もない ただ流れて...
雨の降る日は
2007年5月26日 00:33
僕は君を疑わない 信じるってのとはちょと違う 信頼なんてしてないさ 裏切られるなんて思ってもないし 何から何まで信頼で結ばれてたんじゃ 何もかもが壊れてく 何もかもを打ち消して 疑問を抱く余地すらない 何もかもが無に帰して 自分の部屋の明かりを消して 信じられないわけじゃない それすら面倒だなんて感じるんだ 大げさなことは言ってない ホントに些細なことなんだ 破れてもない夢を捨てて 今あるものに感謝する ただそれだけ ただそれだけ 未来なんてどうでもいい 実体なんてそこにない 誰の手にもできないのなら 誰かの足になれればいい 自分を捨てて 知らない誰かのそばにいたい 君が言うならそうしよう 君も貴女もどうでもいい もっと他のどこかの誰か まったく知らない人がいい 必要となんてされてない 誰かの何かになれればいい 雨が降る日はそんな気持になってしまう 本当の自分が現れるんだ...
Re: Message
2007年5月17日 01:27
いやはや、いつもいつも書いたら書きっぱなしなもんで……たまに見ても、そんとき書いたのがどう表示されてるのかのチェックしかしとらんぜ。 せっかくくれてたメッセージも、毎日まいにち寄せられるエロいコメントやトラックバックのなかに埋もれちまってたようだ。 というより、エロいのしかこないだろうぐらいにしか思ってなかったのであります。 で、とりあえず一番最近のUさんの分までは、なんとかエロいコメントをがんばって削除してたんだけども、さすがにもう面倒くせぇのでやめた。キリがねぇ。 やった次の日にはまた新しいのがついてんだもの。 だがしかし…… この事態を痛感させられて、初めて“禁止ワードの設定”っつー機能を知ったわけで、その利用に踏み切ったわけだ。 たぶんもうそんなにはこないはず。 んなわけで、今さらながら書いてくれたメッセージに一括返信したいと思う!! 古い順。 W...
“存在” ── この字の読み方。
2007年4月26日 01:21
僕は君が思ってるよりきっと強いよ だけど僕が思ってるよりずっと弱いんだ 君は弱い すごく弱い 僕が思ってるよりずっと弱い なにか些細なことでもすぐに涙があふれたりたり 痛いところを突つかれたらすぐムキになって怒ったり そういうんじゃなくて 違う 具体的に言ってあげる 君は走れないんだ いつものんびり歩くだけで止まれもしない 時には急ぐことが必要だとも思ってない ここぞってときの一歩も踏みとどまっていて だからって引き下がりもしない 勢いをつけるだけで少し揺れるだけなんだ それは不安という名の原動力 だけど君は動じない それ以上に迷ってるから 自分がつけた勢いだけでなんだか満足してしまってるから それ以上に自分がしたいと思うことを どこからともなく見つけだしては そこに逃げてくだけなんだ 何一つまっすぐ見れない 何をしても何を言っても いつも君はグズグズだ そしてそこで満足して...
sine
2007年4月17日 07:16
同じ目線で見ていたはずが 少しずつそれが反射を始めて いつかは自分に跳ね返ってくるような 天井みたいに感じてしまう 自由を手にしたはずだったのに それも結局鏡のなかに見つけただけで 僕の目の前で乱反射を繰り返してる 誰もが幸せそうに見えてくる 僕だけ取り残されてしまったようで いつの間にか腰を折ってうずくまって 座り込んで膝を折って泣いてしまって 少しずつ気楽さなんかを引き寄せながら 今となってはそびえるような高い壁に その背中を預けてる 自分で作った制限どおりに 誰にも迷惑かけないように 日常ってやつをやり過ごしてきたはずなのに 今は暴挙と思えるほどに笑い狂って空虚 夢手放して自由を手にしたはずだった だけど夜も眠れないんだ 三角形しか作れなかった母のおにぎり 今はコンビニで買ったそれの角を噛み砕きながら 空腹を満たすだけの味気なさを感じてる 「がんばらなくていいんだよ」っ...
パンツの穴
2007年4月 9日 07:29
いつも裸になってまたそれを手にとったときにふと気づくんだ 風が通るためでもなければデザインでもなく いつの間にかできてるんだ お気に入りや贈り物や 思い入れの強いものにも いつの間にかできてるんだ みんなみんな擦り切れていく そして知らず知らずのうちに そこだけなにもなくなってるんだ 一度大なり小なり見て見ぬフリをして ここのところの忙しさとその日の結末を口実にしていても そんなことは忘れてるんだ 新しいのを買ってきたり、また誰かにもらったり それまではなにも脱げなくなってしまうんだ たとえ後悔するとわかっていても でも今度はなにを隠すためなんだ? いっそ裸のままになって包み隠さずいたほうが あっちブラブラ こっちブラブラ 恥も自信も積み重ねてきた経験も いつだって自分次第で脱ぎ捨てられる紙一重なプライドだけ失くさなければ その日その日をラクに楽しく過ごせそうな気がするんだ ...
それなり
2007年4月 5日 00:53
見た目以上に冷たい地面 鉄のような煙を上げる道路 うろこのように黒茶けた樹皮 乾いてる 求めてる そして飢えてる 必死になったことがない がむしゃらに働いたこともない あきらめるのも早い そのくせ捨てることはできないでいる 歩くのが速い人には ついていこうともしなかった 僕がやることはいつもそれなりで 人にはムダだと言われがちなこともやってきた 食えない道草を探しながら 遠いのか近いのかもわからないまわり道をした でもそれはそれで 今の僕にそれなりの役には立ってると思う 誰かがそれをムダだと言ったって 僕にとってはそのすべてが今になっている なにもかもがつながっている つなげてくれる たとえそれはもしかしたら自分にすら取るに足らないかもしれない だけどなにか1つが欠けてしまってもダメなんだ 捨てきれない夢も破れた恋も 壊れた絆も色褪せてゆく想い出も 自分に自信が持てないでいる...