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愛されたい
2008年7月26日 10:47
愛されたい 愛されたいよ 失うこと 忘れること ひとりでいることに いつしかもう慣れてしまった 愛されている それはもうずっと前のこと 愛されていた だけど忘れることもできないんだ 愛されることで傷つくこと 愛することで傷つけてしまうこと 愛して愛されてしまうことで その痛みにも気づけずにいること 愛することで痛みを忘れてしまうこと 愛されることで淋しさを見失ってしまうこと それってふたりぼっちと呼べるのかな ひとりじゃないから気づけないままでいていいことなんてあるのかな 愛するたびに見失って 愛されるたびに孤独になってく だけど愛されたいよ もうちぎれてしまうくらいに愛されたいよ 忘れることができないから きっとだれもが抱える孤独だから なにもかもを見失って 信じることを忘れてしまっても なににも気づけなくなってしまったとしても 淋しさや悲しみに言葉をなくしてしまっても 愛...
チンする
2007年10月 8日 04:16
まるで君 まるで僕 いつも表面だけを火傷するほど焦がすだけで すぐに縮んでいくよに冷めていく なんでもかんでも自分のなかに抱え込んで 自分勝手にスイッチが入ってしまう なにも確認しないまま なにも用意しないまま 冷えてもたとえ消化不良でも それでも全部出てきたものは受け入れちゃうんだ 自分の覚めた部分も見えないうちに 相手の熱さに惹かれちゃうんだ そして全部を知る前に 自分のなかでだけ決め込んじゃって そのまますべてを捨ててしまう ホントはそんな自分が嫌いなのに たとえ素敵な未来が描けていても 傷つくことも怖くないなんて強くなれてたはずなのに だけどみんな捨ててしまえば 辛くもなんともない 火傷だって忘れてしまえる そんな自分も悲しかったり いつもあっためすぎてしまうんだ...
優しい風
2007年4月16日 09:16
きっと僕ら 真正面からぶつかりすぎてしまってたんだね 君の痛みも僕の痛みもそっちのけで そうすることでしかわかり合えないなんて思ってたのかな 時には疲れ果ててしまうほど ただ気持ちのままに向き合っていた それはきっとなにかを奪い合っていた 自由より気持ちよりもっともっと大切な 気持ちをぶつける言葉よりももっともっと いつも君は僕のことを聞きたがった そして僕は君のことを知りたがった 君を思えば思うほど 僕自身が消えていった ふとした瞬間、孤独なはずが いつも君はそこにいた 君がいる安心感から 自分自身と向き合うことを忘れてしまっていた 君もホントはすごく傷ついたんだろ 知らず知らず自分の痛みを君にぶつけてしまってた 感じたことをうまく声にできないままに 「わかってほしい」とは違う言葉で 僕もきっと同じ気持ちだなんて 君は欲しいものを期待するんだ 僕のなかに君を見ていて そやっ...
五円玉の穴から見えた世界
2007年3月30日 02:22
新たな出逢いを受け入れるたび その未来に待ち受ける傷 傷つくことで新たな出逢いがめぐるなら 今はそれも愛おしい 桃 日陰 三日月 そしてまた白い季節 人はそれを何で計るんだろう? 時間や涙、つながり、本能。 いろんなもので感じてる 価値観や経験、夢や希望。 同じもの、似たものを見つめる互いの瞳が映しだす狭い世界。 広い世界に生きながら、ひとにぎりの人だけを探そうとする 求めれば求めるほど 世界がどんどん小さくなってしまいそうで 入口だけを無理やり広げようとしてしまうんだ ホントはガラスのように硬くてもろいのに ホントは今にも壊れてしまいそうなのに 見た目だけ偽ることでそれをもっと強くした ムダに歩きすぎてしまったみたいだ 時にそんなことを考えた くたびれた道標すら見当たらないような場所 これまでだって矢印どおりに進んできたわけでもないけれど それがないと不安になるんだ それが...
その理由に濡れた朝露
2006年7月24日 23:55
部屋に帰ってきたら、まずパソコンをつける。何よりまず、パソコンをつける。 そして、心のなかで誰かがお経を唱えるてるようなブイ~ンって鳴ってるのを背筋に感じながら、その日着ていた服を脱ぎ、きちんとハンガーにかけて、部屋着になる。 椅子に座って、タバコに火をつける。音楽をかける。とりあえずコンポに入ってるCDをそのままだ。 階下に行って、ジュースか麦茶かウーロン茶をグラスに注ぎ、ブラシで手を洗って、また部屋に戻ってきて1本めのタバコを灰皿へ。 そして2本め…… 頭がおかしくなりそうだ。 誰もいないベッド。まわさない扇風機と、開け放たれた窓の外から聞こえてくる真夜中の声。風。雨。スピーカーから聴こえてくる聴き慣れた歌声。働かない脳ミソ。なんのために詰まってるのかもわからない。 なんも考えてない。 ただ指先が心のままにキーボードを打ちつづけてる。だけど感じてるのは、...
Especial for you
2006年7月 3日 19:57
涙のなかで愛を確認してきたり 誰も知らない孤独や不安を それすら人には話せずに ずっと一人で抱えていたり 人知れず思いだしては 泣いて泣いて 泣きじゃくって ほどけない結び目のような憎しみや怒り そんななかで誰かを傷つけてしまったり そして傷つくことに麻痺していたりする だけど 過去はもう振り返らない あえて目を背けるようにはしてきたけれど そんな過去も全部全部ひっくるめて 今からすべてを築いていこう これから見えるすべてのことに感謝して 涙を流して許していけたら 僕らがめぐり逢えたこと まだ見ぬすべての人たちが みんな笑顔に見えてくるかもしれないから 悲しみや涙を流していても笑顔に変えてみせるから だけど その裏にはいろんな苦労や悲しみ つらさや過去があるんだろう 僕にはそれはわからない だけど 笑っていけたらいい 許せることはひどく少ないかもしれない だけど 許せることも...
僕
2006年4月12日 03:50
僕は人が嫌いだった。 だけどそれは違ってた。 嫌われるのが怖かった。 傷つくのが怖かった。 だから僕は笑ってた。 笑っていれば時は過ぎると思っていたから。 笑っていれば傷も癒えると思っていたから。 だから僕は笑ってた。 ヘラヘラと、なにも見ずになにも考えることもなかった。 笑ってただそこを通りすぎてゆくことで、僕は僕を隠してた。 傷つくのはもう1度だけで充分だと、裏切られるのはたった1度でたくさんだと。 だけど、裏切ることもつらい。 去ってゆくうしろ姿を見守られること、それもすごくつらいこと。 悲しみを知ってる人の微笑みは、何よりとても優しかった。 美しかった。 僕はそれをあとで知った。 時が経った。 僕は人が嫌いだった。 だけどそれは違ったんだ。 僕はホントは、人が大好きなんだと知ったんだ。 傷つくのも怖くない。 傷が増えると、痛みや流れた涙の数以上に、絆を深めてゆけるか...
そして一粒
2006年4月 9日 04:28
傷つくたび それ以上に傷つけながら 自分を守ろうとする僕に 想うことを涙で教えてくれた人 優しい言葉をいくつもささやきかけるより たった一粒 涙を流す人 泣いていても笑っていても いつでも涙のように輝いてた人 自分の傷が癒えるより その涙で僕の痛みをすくってくれた人 だけど こぼれる前にその涙に気づけていたら ろうそくの静かな炎を風からそっとかばうように もしもこぼれてしまったときは なにも言わず僕の手のひらに 泣きたいときは泣いていいよ 君がいつか僕にそう言ってくれたように ...