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心の中の暗闇
2008年8月 2日 06:59
人は自分のなかに光を抱えてる きっと誰もが言うようなもんじゃない それは闇じゃない 光だ その光を守ろう その光をもっと輝かせよう その光を抱きつづけていよう そうやって努力してがんばって もがきながら生きてるんだ だけど環境や境遇がそうさせるんだ もがきながら苦しんで 悪あがきをしてる 僕は僕でありたい だから だれも心のなかに暗闇なんて持ってない 潜んでもない あるのは光だ 闇は光の影なんだ...
粒
2008年5月 7日 00:55
僕は僕であって 僕でしかないんだけれど この僕がいつか いつの日かどこかの誰かが必要としてくれたとき そのときだけでもいい そのためにあればいいなって 冷たい雨に打たれて感じた 僕が雨に濡れてるとき きっと誰かも濡れてるんだ 僕は知らない だけど濡れてる人がいる 僕が恋人を抱きしめてるとき きっとたくさんの人もだれかを抱きしめてる だけどそれを知らない人もいる だれにも抱きしめてもらえず泣いてる人もいる そんな人に僕はなにもしてやれない ただ思う 僕が幸せを感じてるとき そうじゃない人もいるんだって 幸せなこの瞬間に、と、そうじゃない人に 涙が出てくる ただの優越感なのかもしれない そうじゃない人への同情なのかもしれない 下にも上にもキリがない 卑屈になればいくらでも僕は小さくなれる だけど思う 僕がどんな気持ちでいても だれかがどんな気持ちになっても 僕が涙を流すそれはいつ...
芽
2007年5月21日 04:47
疑いようもない愛ほどに 疑わしいと感じてしまう 自分のなかの不安や迷いを一切消して すべてが愛で拭い去れるなんて思えない 君や僕を構成する1つ1つを愛という大きなくくりで包んでしまえば それはそれで傷も痛みもなくなるだろう でも僕の心はいびつなのかな 自分のなかの不安や不満をすり替えてる なにもかもが満たされる愛なんて きっとない 満たされないこともまた きっと1つの愛なんだ 君は君を、僕は僕を 満たそうと思うだろう 誰かがそこを埋めてくれる それが愛の形というなら その形は自分じゃ決められない いつも誰かの愛にはまってくだけ 誰かのなかでしか自分を見出せない 探し求めておきながら 自分じゃなにがそれなのかもわからなくなってる 見つかったらそれがそれ それも悪くない それも悪くない 誰かがいつか見つけてくれる それを運命と言うのなら 自分で見つけてしまったら それはなんと呼べ...
「がんばれ」
2006年9月17日 00:27
「がんばれ」って万能だと思ってた。 万人に通用する励ましの言葉だと思ってた。 でも“鬱”の人には、それは言っちゃいけない言葉だと知った。 なんでかはわからない。 鬱の人がいる。そして、そう言ったことがある。 でもその人は、僕に「ありがとう」と言ってくれた。そして「がんばる」とも言ってくれた。 笑ってくれた。 なんでかはわからない。 なにも知らない僕に、ムリしてくれたのかもしれない。 僕はなんもわかってないんだろうか。わかろうともしてないんだろうか。 その人からたくさんの話を聞いて、僕は僕なりにわかったつもりでいた。 わかったつもりになってるだけなんだろうか。 そして出た言葉が「がんばれ」だった。だから「ありがとう」だったのだろうか。 なにをがんばったらいいのかわからない。 がんばる理由がわからない。 がんばったその先、なにになるのかわらかない。...
雨だ……
2006年6月21日 02:52
雨だ…… 雨が降ってる 目を閉じて耳を澄ませば 君が歩く音が聞こえる 僕の心の輪郭をそうするように その静かな足音が僕の気持ちに波紋を呼ぶんだ そっと弾ける君のその一歩から 苛立つほど優しいその雨音に打たれながら 自分の腕にそっと頬を預けてみる ただ僕はこうして眺めているだけだけど やまない雨は降ってもこない だけど今はそれすら疑ってしまうほど こんなにも降ってる 雫を追えば目を閉じろと言われているようで 地面しきりにまぶたが弾かれているようで きっとなんの変哲もない日によってはただの雨で みっともないとかみんなの目とかも関係なく 浴びるように一歩そこへ踏み出してたり 雨宿りできる場所を探してそんななかを歩いていたり ふと顔を上げて「雨だ」とかつぶやいてたり 吸いこまれるよに無性に独りを感じながら きっとどこかでみんな一緒と安心してる だけど淋しいよ 洗われてゆく鞄の汚れや ...
ちょっと休憩してみようかぁ
2006年4月26日 12:54
どれだけの人に出逢ったのだろう どれだけの人を傷つけてきたのだろう どんなに距離を縮めたくてがんばったか どんなにがんばって距離を縮めようとしたことか でもがんばりすぎた でもがんばりすぎてたみたいだ そんな僕は1人で結局空回り そんな僕は1人で木陰で休憩してた がんばることが偉いと思ってた がんばることがイイコトなんだと思ってた だけど違ったみたいだ そんなことは全然必要ないみたいだ 僕は僕のままで 僕は僕のままで ほんの少しの距離がいる ほんの少しの遠慮がいる ほんの少しの時間がいる がんばることが偉いだなんて 間違いだって気づいて それに気づくのが遅すぎたなんて気づいたり それともそれ自体が間違ってるのかとも思ってみたり がんばってる時 ホントの自分がいたような ホントの自分と向き合ってるような気がしてた だけどもう1人の自分がそいつに向かって言うんだ 「バカげてる」...
僕
2006年4月12日 03:50
僕は人が嫌いだった。 だけどそれは違ってた。 嫌われるのが怖かった。 傷つくのが怖かった。 だから僕は笑ってた。 笑っていれば時は過ぎると思っていたから。 笑っていれば傷も癒えると思っていたから。 だから僕は笑ってた。 ヘラヘラと、なにも見ずになにも考えることもなかった。 笑ってただそこを通りすぎてゆくことで、僕は僕を隠してた。 傷つくのはもう1度だけで充分だと、裏切られるのはたった1度でたくさんだと。 だけど、裏切ることもつらい。 去ってゆくうしろ姿を見守られること、それもすごくつらいこと。 悲しみを知ってる人の微笑みは、何よりとても優しかった。 美しかった。 僕はそれをあとで知った。 時が経った。 僕は人が嫌いだった。 だけどそれは違ったんだ。 僕はホントは、人が大好きなんだと知ったんだ。 傷つくのも怖くない。 傷が増えると、痛みや流れた涙の数以上に、絆を深めてゆけるか...