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愛しい日々
2007年4月 7日 00:23
愛のないセックスのように 思いつくすべてを試せるような めくるめく快感はないけれど 愛する人とのセックスのように なにもかもを出し尽くせるほど 絶対と言いたくなるような安らぎもないけれど ただ繰り返されるだけのような 凪いだ生活を愛せるようになってきた 繰り返すだけの毎日を繰り返しに また朝を迎えてる そしてまた眠るんだ また同じ明日を繰り返すために また同じ人に会って 「おはよう」と「またね」でつなげてく 「好き」や「愛してる」を約束に変えて また来る明日に今日を見てる 気づけばいつも同じ道の上を走ってしまっているように そこに行けば安心がある 向こうからはやって来てはくれないけれど そんなときは自分から行ってしまうんだ ただ人を見てても飽きてしまう ただ外を眺めていても疲れてしまう 夢見たようなきらびやかな世界じゃない むしろ色褪せたような寂びれた景色だ 行きもしない来も...
欠けた満月
2007年1月19日 01:14
君は誰のものでもない 妻でもないし愛人でも 恋人でもないし女でもない 僕の大切な人 今までは明日が見えずにいて 誰のものでもない明日が 今はちょっとだけ形を変えて いつも同じ場所にある たとえ“きっと”がついたとしても 明日もその人のそばで眠るんだろ? 同じ夜がきて同じ朝を迎えて 同じようにまた来る明日を思い描くことができるだろ? 明日はこのまま来なければいい そんなことを聞いたけれど それは間違いなくまた来ることがわかってるから 僕にそっと残してくれた唯一のぬくもりだったんだね きっとそれは僕も同じだったんだ たった1つの永い夜も明かせない いつも時間に押し流されて 今日は手をつなぎたい それぐらいしか思い描けない 体を重ねれば重ねるほど 何かが穢れてしまいそうで 怖くて不安で 言葉でしか伝えられない 君が僕を思い描くとき どこに重なってるのかな 未来がないだなんて言えない...
なんとなく結露。
2006年12月13日 01:24
1日中、あの椅子に座ってパソコンをイジッてると、脚が動かなくなるようだ。 うちに帰って、いったんやり始めると、平気で10時間とか20時間とか超える。 で、椅子の上で体育座りとかしだすと、そのまま足が固まって、伸びなくなるらしい。 これは恐ろしいことだ。 そんなわけで最近、生活のリズムを変えてみた。 が、すぐに相変わらずの寝ないリズムに戻ってしまう。 うちに帰るっていうのが、まずいけないらしい。 家、あの部屋に帰ると、どうしてもおれを誘惑してやまない。 誘惑が多すぎる。 だから寝ない。 で、結局寝ない。 で、次の日も、そのまた次の日も、寝ないのだよ。 でも、バイトがあるから、そのあいだに寝てしまうわけだ。 たぶん、これでずっと家から出なくていい生活だったら、ホント寝なそうな自分が怖い。 これはむしろバイトに感謝すべきだろうか…… とはいうものの、...
Especial for you
2006年7月 3日 19:57
涙のなかで愛を確認してきたり 誰も知らない孤独や不安を それすら人には話せずに ずっと一人で抱えていたり 人知れず思いだしては 泣いて泣いて 泣きじゃくって ほどけない結び目のような憎しみや怒り そんななかで誰かを傷つけてしまったり そして傷つくことに麻痺していたりする だけど 過去はもう振り返らない あえて目を背けるようにはしてきたけれど そんな過去も全部全部ひっくるめて 今からすべてを築いていこう これから見えるすべてのことに感謝して 涙を流して許していけたら 僕らがめぐり逢えたこと まだ見ぬすべての人たちが みんな笑顔に見えてくるかもしれないから 悲しみや涙を流していても笑顔に変えてみせるから だけど その裏にはいろんな苦労や悲しみ つらさや過去があるんだろう 僕にはそれはわからない だけど 笑っていけたらいい 許せることはひどく少ないかもしれない だけど 許せることも...
サビ抜き、特上
2006年6月12日 06:34
ひとしきり笑ったあとで その表情は音もなく消えてゆく 思いつきで色を変えてゆくように 誰かの筆が僕の顔を塗り替えてゆく 極彩色の感情が皿のなかでうねりながら すべてのものをモノトーンへと変えてゆく だけどそこは曖昧で練り損ないの飴のような かき混ぜるほど1つ1つが孤立してゆく ひとしきり泣いたあとで その涙は理由を残して色褪せてゆく いつの間にか見えなくなっているような 臆病さがまた雨上がりの虹を求めてゆく 弱さが心のままを隠しながら 強がりでなにもかもがにじんでゆく だけどそこには海を空が包みこむような 負けない強さがたたえられてゆく 涙や笑顔がどれだけの人を傷つけて どれだけの人を支えたり救ったりしてるか それが弱さや強さをどれだけ示していたとして そんな気持ちにどれだけの価値があったとして 僕はそんな泣いたり笑ったりが好き やっぱりまとまらない考えのなかで 理由だとか意...
曇り空
2006年6月10日 01:09
いつものようにスローペースで始まった。 起きて顔を洗って歯を磨いてズボンをはいて服を着て身支度万端整えて今日も空は青かった。 通い慣れた道を進んでまっすぐ行ったり曲がったりして見慣れた景色は目にもくれずに着いた場所は曇りのち雨。 端末操作に精を出して覗いたところでちょっとばかりの性が出て最後の最後に断末魔の叫びをあげてうんざりしながら飛び出した外はまた晴れていた。 道草食って腹を壊してテレビをつけて部屋着に着替えてテレビを消してたどり着いた部屋の電気でまた晴れた。 開いて閉じて開いて閉じて同じ道をたどっていってちょっと笑ってちょっと怒って席を立つたび表情消えて変化がないか確かめながら同じ道で戻った場所。 結局自分でずっと曇り。 テレビをつけてチャンネル変えてニュースは飛ばしてお笑いだけに救われて心のなかで笑うだけな晴れのち雨。 シャワーを浴びてドライヤーで髪...
NO ONE
2006年6月 5日 16:03
雲が流れていく 風のほうへ導かれてく 光が影を追っていく いろんな色に彩られてく 吐息が白くなっていく その輪郭を曖昧にぼかしてく 街が静かに傾いていく 隣の歩幅に吹かれてく その指先で少し庇を上げるように その指先に炎を灯したように 同じ光が 指先が 時間のなかでは刻々と 姿を変えて軌跡を描く たった1歩進んだだけで そこには自分と足跡がつき 2つの影を落としてく なにもかもが1つじゃない...
教えて愛を、どうして嘘を
2006年5月29日 07:35
教えて どうすれば嘘をつかずに愛せるのか 教えて どうすればあなたを素直に愛せるのか 闇のなかで心を重ねて 胸の奥で孤独をわけた だけど見つめ合った永遠は 光を失くした影のように 近づくほどに遠ざかってく あなたの瞳が震えていたから どうして あんなにも強く激しく求め合ったのに どうして こんなにももろく儚く感じてしまうの 時の端に言葉を浮かべて 嘘の外で弱さを埋めた いつも胸に誓った永遠は 明日を焦らす夢のように 求めるほどに色褪せてゆく あなたのぬくもり感じていたから 教えて どうすれば嘘をつかずに愛せるのか 教えて どうすればあなたを素直に愛せるのか 深く愛せば愛するほどに それが嘘になってしまう 強くあなたを求めるほどに それを嘘に変えてしまう 教えて どうすれば嘘をつかずに愛せるのか 教えて どうすればあなたを素直に愛せるのか どうして あんなにも強く激しく求められ...