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愛しい日々
2007年4月 7日 00:23
愛のないセックスのように 思いつくすべてを試せるような めくるめく快感はないけれど 愛する人とのセックスのように なにもかもを出し尽くせるほど 絶対と言いたくなるような安らぎもないけれど ただ繰り返されるだけのような 凪いだ生活を愛せるようになってきた 繰り返すだけの毎日を繰り返しに また朝を迎えてる そしてまた眠るんだ また同じ明日を繰り返すために また同じ人に会って 「おはよう」と「またね」でつなげてく 「好き」や「愛してる」を約束に変えて また来る明日に今日を見てる 気づけばいつも同じ道の上を走ってしまっているように そこに行けば安心がある 向こうからはやって来てはくれないけれど そんなときは自分から行ってしまうんだ ただ人を見てても飽きてしまう ただ外を眺めていても疲れてしまう 夢見たようなきらびやかな世界じゃない むしろ色褪せたような寂びれた景色だ 行きもしない来も...
地図と空とぼくの夢
2006年5月10日 07:48
僕は空を飛んでいた 人が夢見た大空で 両手をいっぱい風に広げ ただ地上を歩くように 僕は自由に飛んでいた でも僕は目が覚めた 夢だった 羽根もない 翼に受ける風もない でも僕は そのとき初めて気づいたんだ 目覚めたあとでも夢は見れる そして改めて知ったんだ 夢はいつもそこにある 夢はいつもそこにある いつか心に思い描いた自分の姿は いつもなぜか飛べないように 信じていればいつか叶うと なんだかんだで神頼みと変わりなく お賽銭を投げた分とそこまでの歩いた分しか 結局いつもがんばってない それは誰かが描いた虹のように あきらめなければ花咲き実る それは誰もが開いた絵本のように いつかはどこかに置き忘れて色褪せてゆく いつの間にかそこから遠くに来すぎたみたいだ どれだけ離れてしまっただろう わからないけど夢はそこにきっとある 色褪せてても自分が離れてしまっただけさ いつでもそこに戻...
泣いちゃうことって、弱さなの?
2006年4月19日 06:15
なんでもないよ 部屋の明かりに君の笑顔がにじんだだけ いつもこの下で笑っていた君の笑顔が ふと今だけその一瞬に 君のキスがよぎっただけ なんでもないよ 写真に映った僕の顔にちょっと涙が浮かんでるだけ 弱くなったわけじゃないし強くなったわけでもない 悲しいわけでも寂しいわけでもない ふと君との想い出に 僕の涙がかすんだだけだから いつかは夢見た灯りのついた2人の道が 少しずつ少しずつ笑顔と涙に染まってゆくから 今はだれと歩くのかちょっと不安に感じてるだけ そんなに大きな夢じゃないけど ずっとそばにいたいだけ だけどやっぱり強がりなんて言えないみたいだ だけど君がいなくてつらいんじゃなくて 君と過ごした楽しい想い出に 涙があふれて止まらない 楽しいことを楽しいと 笑って泣けた時間の上で 今はそれが僕の気持ちに 君がくれたキスの上に ほんの少し影を落とす 眠るときでも部屋の明かりを...