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親友という存在の距離

2007年3月23日 01:54

 とはいえ、“友達”ってやつのとらえ方だって、人によっていろいろなんだろうなとも思ってる。  なんでも気兼ねなく話せて、なんら気を遣わなくてもいい相手。  いつもそばにいてくれる人。  笑い合える仲間。  つらいことも笑い飛ばせてしまえそうな関係。  最近思ったのさ。  ひと口に“親友”って言ったって、そんなもんは自分のなかのとらえ方1つがすべてじゃんて。  でも、みんながみんなそうじゃない。  それもまた自分のなかのある基準のもとに、そういう抽斗にしまってんのかなと。  そうじゃなきゃ、そう呼べる人と、そうじゃない人との違いがない。  じゃあ、そのときの気分次第で友達の区別もなくなるのかって言ったら、そうでもない。  もともと友達に区別なんてしてないって言ってしまえば、それはそれでカッコいいだろうと思う。  でもやっぱり、人間だからな。したくないことでも、やっぱし差別化はし...

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きっと僕がしたかったこと

2006年10月19日 19:22

淋しくなるね 君がいないと なんだかふと ずっとひとりぼっちだったみたいな気持ちになるよ 今まではそんなこと 一瞬だって感じたことなかった むなしいとさえ 痛みも喜びも悲しみもわかち合えない二人を憶えてる 遠すぎだよ 君がいない 最後に君と向き合って最初に君が振り返った朝と夜の境界線 必要だなんて言わないよ ずっとそばにもいれないよ もう二度と君には逢えないのかもしれないよね だけどそんなこと もしかしたら君は望んでなかったのかもしれないよね どれも全部きっと僕が君にしたかったこと 嘘ついて見栄はって意地はって カッコつけて謝りもしないでさ 絶対とさえ言えるほど きっと君への安心感に負けてたんだ 素直な気持ちもなにもかも みんなきっと伝えてたはずなのに 伝わっているはずだったのに だけどそれは僕なりの 僕にしかわからないやり方で いつも君が笑っていたのは きっとなにもわからな...

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想う

2006年9月 9日 00:07

 泣いた。  涙が出てきた。  止められなかった。  その大事な人のことをしゃべっていたら、まるでさざ波のように静かな涙が押し寄せてきた。  最近その人とのあいだに、なにかしらわからないけど距離を感じるようになってしまっていた。  でも明らかに態度でそう示されてるとかじゃない。それはなんとなく、肌で感じるもの。感じてしまうもの。  実際には、そんなの勝手な妄想なのかもしれない。  触れられるものじゃない。触れたわけでもない。目には見えない。形もない。お金じゃ買えない切符がある。  どうしても、こらえることができなかった。  でもこれは、流していいもんだとも思った。だれも見てない。我慢することでもない。そんな制限だってどこにもない。  でもやっぱり、がんばっていた。  上を向いて、下を向いて、深呼吸して、また大きく息を吐いて。  でもダメだった。  こぼれた。  そして、1度流...

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追い風と向かい風の吹きすさぶ道のり

2006年9月 8日 00:23

 大切な人がいる。すごく。  すごく大切だ。同じぐらい大切だ。  大切な人に優先順位なんて、そんなものつけるほうがおかしい気もする。  大切な人は、そのまま“大切な人”でいいと思う。  まあ、それはいいとして、ひさしぶりに会えるらしい。  1人は遠い。ただ遠い。とにかく遠い。  もう1人は近い。ただ時間が合わない。とにかく合わない。  が、しかし、同時に2人とは会えない。  そして、それは突然だった。  そんな脅威のダブルブッキング。  こんなとき、どちらと会うべきなんだろう??  やっぱ、どちらかとは会いたいわけ。  でもこれだと、さすがに優先順位ってことになっちゃうんだろうか??  遠路はるばる遠いところから、わざわざ会いに来てくれるという。  でもそれは、ただ遠いというだけだ。時間はいくらでも融通がきくらしい。  結局、お金とかの問題になっちゃうんだろうか??  気を遣...

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命の言葉

2006年6月26日 01:57

人が死ぬと 人は泣く 膝を折り 腰を縮め その場に崩れ落ちてゆく まるでその人の心を見ているようだ 人が死んでも 泣かない人 泣いてる人のあいだにたたずみ その人たちに腕をまわし 時に中空をただじっと眺めていたりする 心の形がその人の姿そのものだったとしたら その姿も決して嘘はつけないものだろう 顔では笑っていても心は泣いているという 目が笑っていないという 目が心を映しだす鏡というなら 体は心を偽る器なんだろうか だけど体はどうしても正直だ いつでも泣ける女優さん 心の呼びかけに素直になれるだけだろう 雨が降れば濡れるように 傘をさしても傘は濡れてしまうように 泣きたいときに泣けない人もいるだろう 言葉にすればするほどに 心の在り処がわからなくなる 見えてたものもかすんでしまう 体も心を超えられない だけど言葉は時に心のなかにずっと残り 甦る 言葉がその心や体を支えるときも...

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なんか

2006年4月 8日 11:42

 それが一番人間らしく聞こえる言葉かな、とふと思ってみたりした。  あんまりうまいこと説明できない。うまい言葉が見つからない。  でもちょいとばかり伝えたい……  【なんか】って、なんかイイ。  【なんとなく】ってのも、なんとなくなんかイイ。  ちょっとばかり恥ずかしいが、ちょっと本気で伝えたい。そんな感じというか、そんな空気を感じる。  “なんか” も “なんとなく” も、やっぱり1つの大切な言葉だと改めて感じる。  理由とか意味とか、そんなもんは全部取っ払ってでも、ちょいとばかり感じたいひと言。  詩にして良かったと、自分でも思うひと言。  誰にも気になんてしてもらえなくても、きっと誰もが使うひと言。  大切なひと言。  考えることより、感じることの大切さを改めて知らせてくれるひと言。  なんとなくそんな...

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きっと, なんか, なんとなく, ひと言, ふと, 一番, 人間らしく, 伝えたい, 大切さ, 大切な, 大切な言葉, 恥ずかしい, 意味, 感じる, 感じること, 本気で, 理由, 知らせてくれる, 空気, 考えること, 聞こえる, 見つからない, 言葉, , 説明できない, 誰もが
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