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- 18 F/O ぐらいあったよ
愛されたい
2008年7月26日 10:47
愛されたい 愛されたいよ 失うこと 忘れること ひとりでいることに いつしかもう慣れてしまった 愛されている それはもうずっと前のこと 愛されていた だけど忘れることもできないんだ 愛されることで傷つくこと 愛することで傷つけてしまうこと 愛して愛されてしまうことで その痛みにも気づけずにいること 愛することで痛みを忘れてしまうこと 愛されることで淋しさを見失ってしまうこと それってふたりぼっちと呼べるのかな ひとりじゃないから気づけないままでいていいことなんてあるのかな 愛するたびに見失って 愛されるたびに孤独になってく だけど愛されたいよ もうちぎれてしまうくらいに愛されたいよ 忘れることができないから きっとだれもが抱える孤独だから なにもかもを見失って 信じることを忘れてしまっても なににも気づけなくなってしまったとしても 淋しさや悲しみに言葉をなくしてしまっても 愛...
打ちっぱなし
2007年6月14日 00:29
いつも未来 なのに過去 はなせないよ、そんなこと いつも明日を夢見てた 今日よりきっと素敵な日だって 今がこんなにも素晴らしいから 昨日なんて忘れるほどに だけど違うんだ 誰にもわからない明日のはずが 自分だけが知ってる昨日のすべてと比べてしまう もう昨日はわかってる それをまた明日に持ち込んでしまうんだ だからいつも今がないんだ 今あるものがすべてなんて口では言っておきながら 今はいつも二の次で 昨日と明日を行ったり来たりしてるだけ だけどいいのさ そやってまた似たような明日を迎えられるんだから なにも変わってなくていい 同じニュースを見たっていい むせ返るような息も詰まる今に押しつぶされてしまうぐらいなら 想い出や夢のなかでちょっと息抜きしたいから 同じ今は二度とやってこないんだから それを忘れてしまうほど 明日と昨日を比べながら そのはざ間で揺れてられる ビルの谷間を吹...
誇り
2007年4月13日 01:29
君のために僕は死なない きっと君の一生を 縛りつけてしまうから 僕は君の傷みになりたくない 「不死身」だなんて いまどき子供だって信じないような 全然笑えない冗談だけど 僕は本気で強がるよ せめて君を守れるぐらい いつもせっかちに動くくせに 必ずなにか忘れるところも いつも切りすぎる前髪も それを嘆く君の不安も なにもかもが好きなんだ 君が送りつけてくる君のすべてと 僕が描く君のすべてを 僕は全部受け止める 間違っていたっていい 君のかけらの何一つ そして君を支える一人ひとりが 僕にとって大切なんだ ふと立ち止まって君を想うと 君を僕を取り巻く人たちまで浮かんでくるんだ 背中や掌、時には声。 微笑んでたり考えてたり。 苦しんでいる人もいる。 いつか君が泣いたとき 僕は君を抱きしめるしか 受け止めることぐらいしかできなかった 自分でもバカだろうなと思えるほど君のこと。 君のこと...
Doublue vision
2006年9月 5日 23:52
真昼の焼けるような暑さから 夕方涼しい風が吹き抜けるころ 疲れた夢のかけらを思いだす 青く濁った空を見上げて 緑色に輝くはずの草っ原も ところどころが焦げたようで ホントの色が見えにくくなってる 窓を開けても迎えてくれるはずの風もない日のように また恋人を抱きしめるたび 過去の恋を語り継いで 新たな嫉妬や怒りや不安を受け入れ 古い涙や笑顔や嘘は色褪せてゆく だけど忘れることはない 忘れるなんてできやしない 1度は焦がれるほどに心が震え 同じ想いでこの空の色も澄んだはずなんだ...
ten
2006年9月 5日 09:56
愛はあたり前ぐらいにあればいい 気づけばいつでもそこにある 忘れることもないだろう たとえ見失ってもそこにある なにも特別なことなんていらないんだ それはそんな時間のなかでしか 見つけることができないから 探さないと出てこなくなってしまう 引っ張り出さなきゃ実感できなくなってしまう 気づけばいつでも過去になってる 変わることを受け入れられなくなってしまう “あのころは”とか“前は”なんて それはそのときだけのそれでいいんだ 今は未来につながってる 幸せは笑い飛ばせるぐらいがちょうどいい きっとそれが幸せだから...
最後の雪
2006年6月13日 08:38
もう春はすぐそこなのに みぞれ雪が降ってきた 晴れかけた地面を濡らし また木々の枝葉がうつむいてゆく 傘の下で肩を震わせ ふとかすむ景色に立ち止まる 季節はずれと思いながら この季節の最後にもう一度 色褪せてゆくかもしれない だけど忘れることもない 新たな季節の幕開けに もいちど思い出させてよ 今ここから最後の冬を見送るよ 最初の春の風に吹かれて...
恐怖
2006年6月10日 10:01
なにが一番怖いか… 確認できないこと。目に見えないもの。見えないこと。 人は、自分で確かめられないものがあると、必ず想像をふくらます。そして、その想像はいろんな形に変化していって、最後には、そこにある“真の姿”をかき消してしまう。 たいてい、それ以上のものが出来上がってしまうから。 《 風呂に入っているときには、“風呂に入っている”ということを忘れる。 誰かから電話が来ないと、それに気づかないのである。 …いま、体洗ってる。 …いま、頭洗ってる。 …いま、お湯につかってる。 いま、そういえば、お風呂に入ってる。 》 ※ここは俺の大切な相棒の使った言葉の受け売りです。著作権の関係だとしても、訴えないでね。 目に見えないものだったものが、見えるものに変わってしまうことで、逆に安心に変わってしまうので、そこで安心というぬるま湯に頭のてっぺんまで浸か...
習慣
2006年6月 6日 02:50
気づけば、俺は1日のあいだに5回も6回も手を洗ってる… なんとも気違いじみた習慣だ… 過去に殺人でも犯したか… 返り血でも浴びたか、この手は… いや、それはきっと映画の観すぎだろう… 単なる習慣だ… しかし、習慣というのは、本当に恐ろしいような気になって仕方ない… 玄関の鍵は必ずしめるのに、便所の鍵はいつもかけ忘れる… つまり、開けっぱだ… いや、ちゃんとドアは閉めるが、いつでも開閉可能というわけだ… いやはや、習慣とは、実に恐ろしい… いつもと同じ道順でしかその目的の場所へは行かない…いや、行けなくなる。 習慣てやつに埋没しがちな日常生活。 クセは特にこれといってないが、習慣なら、吐いて捨てるほどある。...