- 検索 : “ 怖くない ”
- 3 F/O ぐらいあったよ
チンする
2007年10月 8日 04:16
まるで君 まるで僕 いつも表面だけを火傷するほど焦がすだけで すぐに縮んでいくよに冷めていく なんでもかんでも自分のなかに抱え込んで 自分勝手にスイッチが入ってしまう なにも確認しないまま なにも用意しないまま 冷えてもたとえ消化不良でも それでも全部出てきたものは受け入れちゃうんだ 自分の覚めた部分も見えないうちに 相手の熱さに惹かれちゃうんだ そして全部を知る前に 自分のなかでだけ決め込んじゃって そのまますべてを捨ててしまう ホントはそんな自分が嫌いなのに たとえ素敵な未来が描けていても 傷つくことも怖くないなんて強くなれてたはずなのに だけどみんな捨ててしまえば 辛くもなんともない 火傷だって忘れてしまえる そんな自分も悲しかったり いつもあっためすぎてしまうんだ...
「明日」
2006年6月 1日 00:36
なんかすごくマイッてるとき トコトコっとそばまでやって来て ふとキミが笑ってくれていた 見知らぬ子供の小さな手のひら 僕はキミに何をしてあげられるだろう キミはこうして笑ってくれて なんだか少し励まされて 僕はその手に何を乗せてあげられるだろう 明日またここへ来たら キミもまたここまでトコトコやって来て 今度は「どうしたの?」って首を傾げるのかな 「キミに会いに来たんだよ」って言ったら キミはまたあの笑顔を見せてくれるかな それとも明日は来ないのかな お母さんにその手を引かれながら お母さんの手を引っ張りながら 同じ笑顔で見上げてた みんなと離れていってしまうのに なんだかすごく嬉しそうだね その先にはきっと明日があるんだね だからきっと眠るのも怖くないんだね 名前も知らないその子の手のひら まだなにもつかめそうにないんだけれど なにもかもをつかめそうに大きく見えた 優しさだ...
僕
2006年4月12日 03:50
僕は人が嫌いだった。 だけどそれは違ってた。 嫌われるのが怖かった。 傷つくのが怖かった。 だから僕は笑ってた。 笑っていれば時は過ぎると思っていたから。 笑っていれば傷も癒えると思っていたから。 だから僕は笑ってた。 ヘラヘラと、なにも見ずになにも考えることもなかった。 笑ってただそこを通りすぎてゆくことで、僕は僕を隠してた。 傷つくのはもう1度だけで充分だと、裏切られるのはたった1度でたくさんだと。 だけど、裏切ることもつらい。 去ってゆくうしろ姿を見守られること、それもすごくつらいこと。 悲しみを知ってる人の微笑みは、何よりとても優しかった。 美しかった。 僕はそれをあとで知った。 時が経った。 僕は人が嫌いだった。 だけどそれは違ったんだ。 僕はホントは、人が大好きなんだと知ったんだ。 傷つくのも怖くない。 傷が増えると、痛みや流れた涙の数以上に、絆を深めてゆけるか...