- 検索 : “ 新たな ”
- 13 F/O ぐらいあったよ
Rain
2008年8月 5日 07:11
目を閉じれば 真っ暗な闇が見えてくる また目を閉じれば 今度はまっさらな世界が見えてくる ずっと目を閉じていたら 新たな自分が見えてくる 子供のころは明日がすごく遠く感じた 大人になると昨日がロケットみたいに飛んでいく たぶん待ってるものが違うんだ 明日を待つのが怖くなる だから休みが早くなる 楽しい時間が加速する それはきっと 心のなかも加速するからなんだと思う 「追う」か「追われる」かの違いだとモウ 胸が痛いよ どうにもならない時間を秘めて 自分以外の人の気持ちを ちぎれそうな想いを秘めて つながれたいと願ってしまう 狂おしいほど愛しいのに 引き裂くような時を重ねる 愛は鎖 ちぎるためにも つなぐためにも その重さを支え合う 指を結んで 肩を組んで だけどそれは きっとだれのためでもないんだろう 唯一理由が必要のない 唯一理由を持ち寄らない 一人ひとりが自分のために 自分...
閉鎖のお知らせ
2007年7月28日 00:05
近々ここは閉鎖となります。 今まで長いあいだ本当にありがとうございました。 そして近々、また新たなお知らせがあると思われますので、またよろしく。 やっぱり先に言っとくわ。 今後は“takuyamt.net”でよろしくお願いいたします。 完成したら、すぐさますべてをそっちに移行いたします。 よろ乳毛。...
春夏秋冬
2007年6月 9日 04:19
君とのことは季節ごとに刻まれて 何年前でも昨日のように蘇る 時での区切りは消えてしまった いつからだろう そんなことも意味がなくて 思いだすたび君がいる 春夏秋冬 いつの季節も短くて長い1年 また次の1年も同じように時はめぐる 季節はずっと変わらなかった そして君が季節のなかから消えた日に また季節が新たな時を刻みはじめた...
時代
2007年4月11日 06:29
なにもかもが光も当たらず その下を影のように漂っている それさえどこにもとどまることなく 移ろいながら太陽のようにまた昇る なんだかんだ言ったって いつも時代に翻弄されて生きている なにを見てもなにをしても つかんでいるのはいつもその影でしかない 世界を変えた大発明も デカい夢を実現させた天才も たまたまそのとき雲の隙間に お天道様があっただけさ 通り雨 気まぐれで悪戯で ねずみのようにすばしっこくて そこにいる人間でさえも その長いしっぽで巻いてしまう ヒットチャートに並ぶ歌も いつかは「古い」と笑われながら やがては“時の人”と呼ばれながら 記憶からも消えてしまう でも棚には別の誰かの笑顔がある 中古になって涙も笑顔も手から手へ 知らないことはいつも新鮮に今度はさらに映えるんだ そしてまた誰もが口ずさむ歌になるんだ あらゆる才能も誰もが知る偉人たちも 時代のなかで選ばれた...
五円玉の穴から見えた世界
2007年3月30日 02:22
新たな出逢いを受け入れるたび その未来に待ち受ける傷 傷つくことで新たな出逢いがめぐるなら 今はそれも愛おしい 桃 日陰 三日月 そしてまた白い季節 人はそれを何で計るんだろう? 時間や涙、つながり、本能。 いろんなもので感じてる 価値観や経験、夢や希望。 同じもの、似たものを見つめる互いの瞳が映しだす狭い世界。 広い世界に生きながら、ひとにぎりの人だけを探そうとする 求めれば求めるほど 世界がどんどん小さくなってしまいそうで 入口だけを無理やり広げようとしてしまうんだ ホントはガラスのように硬くてもろいのに ホントは今にも壊れてしまいそうなのに 見た目だけ偽ることでそれをもっと強くした ムダに歩きすぎてしまったみたいだ 時にそんなことを考えた くたびれた道標すら見当たらないような場所 これまでだって矢印どおりに進んできたわけでもないけれど それがないと不安になるんだ それが...
親友という存在の距離
2007年3月23日 01:54
とはいえ、“友達”ってやつのとらえ方だって、人によっていろいろなんだろうなとも思ってる。 なんでも気兼ねなく話せて、なんら気を遣わなくてもいい相手。 いつもそばにいてくれる人。 笑い合える仲間。 つらいことも笑い飛ばせてしまえそうな関係。 最近思ったのさ。 ひと口に“親友”って言ったって、そんなもんは自分のなかのとらえ方1つがすべてじゃんて。 でも、みんながみんなそうじゃない。 それもまた自分のなかのある基準のもとに、そういう抽斗にしまってんのかなと。 そうじゃなきゃ、そう呼べる人と、そうじゃない人との違いがない。 じゃあ、そのときの気分次第で友達の区別もなくなるのかって言ったら、そうでもない。 もともと友達に区別なんてしてないって言ってしまえば、それはそれでカッコいいだろうと思う。 でもやっぱり、人間だからな。したくないことでも、やっぱし差別化はし...
Doublue vision
2006年9月 5日 23:52
真昼の焼けるような暑さから 夕方涼しい風が吹き抜けるころ 疲れた夢のかけらを思いだす 青く濁った空を見上げて 緑色に輝くはずの草っ原も ところどころが焦げたようで ホントの色が見えにくくなってる 窓を開けても迎えてくれるはずの風もない日のように また恋人を抱きしめるたび 過去の恋を語り継いで 新たな嫉妬や怒りや不安を受け入れ 古い涙や笑顔や嘘は色褪せてゆく だけど忘れることはない 忘れるなんてできやしない 1度は焦がれるほどに心が震え 同じ想いでこの空の色も澄んだはずなんだ...
Lady Dance
2006年7月29日 20:38
女は悲しい性を踊る 蒸せるようなぬくもりに 一人 そっと目を閉じて そんななかに愛を見る 覚めても消えない夢を求めて 手を添え 胸を重ね 汗を湛え 腰を乱し 甘いキスにすべてを許す 舌をからませ 脚をすり寄せ 唇を濡らし 怒りをまたぎ さらに深くの罪を包む 愛のささやきを指で結び ベッドの上では裏切りさえも抱きしめる 泣きながら求めながら受け入れながら にぎりしめてるシーツの色に染まればいいと願っている 騙されてると知りながら 心の琴線に触れているのは 自分だけとは知らないまま 音を出すのはいつも自分ばかりだと 知っててそれを止められない 必要なんだと言い聞かせて 求められることに安心しながら 求められるままに受け入れている 求めることすら罪のように 真新しいシューズは捨てて くたびれた使い古しを履いて 惚れた男の上で舞う 心の線は切れていても それを新たな紐にする すべてを...