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  • 74 F/O ぐらいあったよ

空と太陽

2009年5月16日 02:19

ああ、空が近い トゲのような草の上に寝転んでる 雲ひとつない空だ 太陽もない ただ限りなく空が広がっていく 太陽はもっとずっと遠いんだろうか なにを照らしているんだろう 雲はどこにあるんだろう きっとどこかにはあるんだろう 手を伸ばせば届きそうだ ちょっと腕を振れば こんな空も吹き飛ばしてしまえそうだ でもきっとこんな指先なんて すぐに見えなくなってしまう 僕のなかに過去として残るだけで きっと空に溶けてしまう どれだけ時間が経ったんだろう 空はなにも変わらなかった ふと僕の顔をなぞっていった風の音を数えてみても 今はもう雨は降らない きっと時間は変化の数 そして重なり それはやがて連なっていく 背中がチクチク痛くなってきた 僕はほんの少し目を開ける まぶしすぎる空が広がっていく 空が青い だけど狭い 僕の空は白いんだ 雲が見えない 太陽すらない ああ、空が近い ああ、空がま...

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Poetry
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きっと, どこかに, トゲ, 変化, 太陽, 時間, 白い, , 背中, 過去, 重なり, , , 青い,

Rain

2008年8月 5日 07:11

目を閉じれば 真っ暗な闇が見えてくる また目を閉じれば 今度はまっさらな世界が見えてくる ずっと目を閉じていたら 新たな自分が見えてくる 子供のころは明日がすごく遠く感じた 大人になると昨日がロケットみたいに飛んでいく たぶん待ってるものが違うんだ 明日を待つのが怖くなる だから休みが早くなる 楽しい時間が加速する それはきっと 心のなかも加速するからなんだと思う 「追う」か「追われる」かの違いだとモウ 胸が痛いよ どうにもならない時間を秘めて 自分以外の人の気持ちを ちぎれそうな想いを秘めて つながれたいと願ってしまう 狂おしいほど愛しいのに 引き裂くような時を重ねる 愛は鎖 ちぎるためにも つなぐためにも その重さを支え合う 指を結んで 肩を組んで だけどそれは きっとだれのためでもないんだろう 唯一理由が必要のない 唯一理由を持ち寄らない 一人ひとりが自分のために 自分...

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Poetry
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きっと, ずっと, ちぎる, つながれたい, つなぐ, ひとり, まっさらな, 一人, 世界, 今度は, 休み, 大人, 子供, 引き裂く, 待ってる, 待つ, 心のなか, 必要のない, 怖くなる, 想い, , 愛しい, 感じた, 持ち寄らない, , 支え合う, 新たな, 明日, 昨日, , 時間, 楽しい時間, 気持ち, 狂おしいほど, 理由, 痛い, , 真っ暗, 秘めて, 組んで唯一, 結んで, , , 自分, 自分のために, 自分以外の人, 見えて, 違う, 遠く, 重さ, 重ねる, , 閉じれば, , 願ってしまう, 飛んで

僕の左手

2008年3月 6日 13:31

「愛してる」とか「好きだよ」なんて そんなうわべいらねぇよ いくらでも嘘なんてつけんだよ そりゃ嬉しいよ キスより早く届くから でもそんなんじゃねぇんだよ 言葉じゃねぇんだよ どんなに時間がかかっても 手をつないでくれたほうが 時間なんていらねぇよ そんなの始まりと終わりを探すだけになるから ふと孤独が僕のまぶたに迷いこんできたとき そのぬくもりをまた 探そうとするんだよ 僕の手が 僕のこの手は 求めるんだよ そんな言葉じゃないんだよ そんなのそばにいなきゃ色褪せるんだよ 言葉なんてもらっても この気持ちに理由がくっつくだけなんだよ なにをそんなに捨てていくのさ なにをそんなにあきらめるのさ なにを拾ったつもりでいるのさ なにを救ったつもりでいるのさ まずは見失いかけてる自分を拾って救ってやれよ なにからなにまで全てが自分次第なんて言わないよ やっぱりいろんなことが自分も含め...

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Poetry
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「好きだよ」, 「愛してる」, あきらめる, いいじゃないか, うわべ, がんばってんだ, つもり, ぬくもり, まぶた, わかってる, キス, ダメならダメで, ダメなりに, 僕の手, , 全て, , 始まり, 嬉しい, 孤独, 意味, 手をつないで, 拾った, 捨てて, 探す, 探そうとする, 救った, 早く, 時間, 楽しいこと, 気持ち, 求める, 理由, 終わり, 結果がすべて, 自分, 自分なりに, 自分以外, 自分次第, 色褪せる, 苦しいこと, 見失いかけてる, 言葉, 言葉じゃねぇ, 迷いこんで

BUSY

2007年10月25日 09:20

いつの間にかそばにいた時間 気づけばもうそこにあった ともに過ごしていたようで 自分だけが取り残されてるような ゆるやかに訪れた土曜の夜 そして過ぎてく日曜日 もうすぐそこまでやってきている月曜日 朝陽にさえ気持ちが萎えてしまいそうになる もっと大きな影を携えてくる太陽 心をなくしてしまいそうで あんなにあんなに大事に大事に なにがあっても失うことはないようにって 忙しさには笑顔をつけて月に返した だけど違うね なんにもなくしちゃなんかいなかったんだ 心まではなくさない 心意気だけ 次に待ってる心構えがはがれちゃうんだ ピーンと張ってた糸がほつれてしまうだけなんだ そう ほんのちょっとだけ ふと思いついて電話した人が なんだか話し中だったみたいな ほんの少しがっかりするけど だってほら またかけられるんだよ だからほら なんもなくしちゃいないんだ 未来はいついつまでもつながっ...

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Poetry
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いつか

誇り

2007年4月13日 01:29

君のために僕は死なない きっと君の一生を 縛りつけてしまうから 僕は君の傷みになりたくない 「不死身」だなんて いまどき子供だって信じないような 全然笑えない冗談だけど 僕は本気で強がるよ せめて君を守れるぐらい いつもせっかちに動くくせに 必ずなにか忘れるところも いつも切りすぎる前髪も それを嘆く君の不安も なにもかもが好きなんだ 君が送りつけてくる君のすべてと 僕が描く君のすべてを 僕は全部受け止める 間違っていたっていい 君のかけらの何一つ そして君を支える一人ひとりが 僕にとって大切なんだ ふと立ち止まって君を想うと 君を僕を取り巻く人たちまで浮かんでくるんだ 背中や掌、時には声。 微笑んでたり考えてたり。 苦しんでいる人もいる。 いつか君が泣いたとき 僕は君を抱きしめるしか 受け止めることぐらいしかできなかった 自分でもバカだろうなと思えるほど君のこと。 君のこと...

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Poetry
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いつか

五円玉の穴から見えた世界

2007年3月30日 02:22

新たな出逢いを受け入れるたび その未来に待ち受ける傷 傷つくことで新たな出逢いがめぐるなら 今はそれも愛おしい 桃 日陰 三日月 そしてまた白い季節 人はそれを何で計るんだろう? 時間や涙、つながり、本能。 いろんなもので感じてる 価値観や経験、夢や希望。 同じもの、似たものを見つめる互いの瞳が映しだす狭い世界。 広い世界に生きながら、ひとにぎりの人だけを探そうとする 求めれば求めるほど 世界がどんどん小さくなってしまいそうで 入口だけを無理やり広げようとしてしまうんだ ホントはガラスのように硬くてもろいのに ホントは今にも壊れてしまいそうなのに 見た目だけ偽ることでそれをもっと強くした ムダに歩きすぎてしまったみたいだ 時にそんなことを考えた くたびれた道標すら見当たらないような場所 これまでだって矢印どおりに進んできたわけでもないけれど それがないと不安になるんだ それが...

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Poetry
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いつか

親友という存在の距離

2007年3月23日 01:54

 とはいえ、“友達”ってやつのとらえ方だって、人によっていろいろなんだろうなとも思ってる。  なんでも気兼ねなく話せて、なんら気を遣わなくてもいい相手。  いつもそばにいてくれる人。  笑い合える仲間。  つらいことも笑い飛ばせてしまえそうな関係。  最近思ったのさ。  ひと口に“親友”って言ったって、そんなもんは自分のなかのとらえ方1つがすべてじゃんて。  でも、みんながみんなそうじゃない。  それもまた自分のなかのある基準のもとに、そういう抽斗にしまってんのかなと。  そうじゃなきゃ、そう呼べる人と、そうじゃない人との違いがない。  じゃあ、そのときの気分次第で友達の区別もなくなるのかって言ったら、そうでもない。  もともと友達に区別なんてしてないって言ってしまえば、それはそれでカッコいいだろうと思う。  でもやっぱり、人間だからな。したくないことでも、やっぱし差別化はし...

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Essay
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いつか

冷たいぬくもり

2007年2月14日 01:19

気づいてしまった それは恋人や友人たちではなく いつも僕を癒してきたのは孤独だけだと “ひとりじゃない”とか“ぬくもり”だとかは いつもそこに変わらずあるだけの慰めでしかないと きっとそれは棘のない薔薇 そして孤独は棘だけの薔薇 不意に背中を向けられるたび突き刺さるんだ 僕もその気持ちがわかるから 否応なくわかってしまうから 思い知らされるんだ 孤独以外 自分以外 何が時を超えられるだろうって 傷つけたり傷つけられたり 痛みを知って それを隠すことも知った 意地を張ってそれに気づかぬふりをして 嘘でも騙すことでもなく わかってるのに言わないだけ 大声で泣きわめくことをしないように 時間も何も関係なく 痛みや傷が癒えることはなく それは記憶や意識が薄れるだけで 消えてしまうことはないから 癒えることは許すこと それは自分以外 誰にもできることじゃないから ひとりじゃないのは き...

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Poetry
タグ :
いつか
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