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- 11 F/O ぐらいあったよ
Loveland
2006年8月21日 18:09
気持ちの加減がわからないから どれだけ愛して どれだけ不安になって どれだけ傷つけて どれだけ傷いても どれだけの愛がいいのかわからない 素直な気持ちでぶつかったら ただぶつかり合うだけで ホントに伝えたいことも そこで消えてしまいそう 愛してほしい 愛してほしい 愛されるのは構わない そんな表現さえ浮かんでしまう それは砂漠のど真ん中で 孤独を叫ぶようなただの渇望 絶望の淵に執着するあきらめもある そこから抜け出せるのなら 誰でもいいんだ 「愛してる」 心の底からそう言える 嘘じゃない そう伝えたい人に そう伝えること そして満たされたい それは水の都の端っこから 丘の上を見上げるように たった1つ泉を探す あふれくる水に満たされながら でもいつかは枯れてしまうんじゃないかと いつも不安になりながら そして時と孤独に戸惑いながら...
その理由に濡れた朝露
2006年7月24日 23:55
部屋に帰ってきたら、まずパソコンをつける。何よりまず、パソコンをつける。 そして、心のなかで誰かがお経を唱えるてるようなブイ~ンって鳴ってるのを背筋に感じながら、その日着ていた服を脱ぎ、きちんとハンガーにかけて、部屋着になる。 椅子に座って、タバコに火をつける。音楽をかける。とりあえずコンポに入ってるCDをそのままだ。 階下に行って、ジュースか麦茶かウーロン茶をグラスに注ぎ、ブラシで手を洗って、また部屋に戻ってきて1本めのタバコを灰皿へ。 そして2本め…… 頭がおかしくなりそうだ。 誰もいないベッド。まわさない扇風機と、開け放たれた窓の外から聞こえてくる真夜中の声。風。雨。スピーカーから聴こえてくる聴き慣れた歌声。働かない脳ミソ。なんのために詰まってるのかもわからない。 なんも考えてない。 ただ指先が心のままにキーボードを打ちつづけてる。だけど感じてるのは、...
櫻
2006年7月 5日 00:02
夏の桜は花火だった 月並みだけれど咲いて散ってく 色とりどりの景色を見せては 夢のように枯れていった ずっと眺めてたいとは思えなかった どうせ消えるものなんだって 先が見えたと感じてしまうから それなら最後に夜空も見上げることもなく 途切れることなく火をつけていく人でいたい 桜に見とれることもなく その花びら1枚の美しさを知っている人でありたい...
素直でいこう
2006年7月 3日 09:22
趣味:人間観賞 人を見ること。観察すること。日記。メモは取らなくても、なんとなくボヤけて残る人の輪郭。行動。しぐさ。靴。髪。腕時計。 誰でもいい。 とにかく自分を見て欲しい。 ここにいる自分を見てほしい。 胸の内、全部を吐き出すなんてできやしない。誰にも言えずに、どんどん自分のなかに積み重なってく。 自分のなかの、自分の本音。 人がじっとこちらを見てる。それに自分は気づかぬフリ。得意なのは、そんな“フリ”をしてみること。 相手が気づけば、こちらは全然見てないフリ。それは単なる暇つぶし。人のことなんて、ホントは特にどうでもいい。 自分のなかの、自分の建前。 名前も知らないあなたを見るから、自分を見てほしい。 他人だけど興味を持つから、わたしに興味を持ってほしい。 だけどわたしはあなたに興味がない。見られても、見ない。声をかけてくれたとしても、わたしはそ...
やっとわかった
2006年6月11日 17:59
冬が終わって春が来る 空が静かに色づいて朝になる 夜になって月が出る 海が太陽を飲み込んでゆく 花が咲いて枯れてゆく 踏んだ場所に道ができる 道があればその上を進んでいく 人を殺しちゃいけない 腹がへったら食べる 知りたいことを知ろうとする 見たいものを見る 触れたいものに触れる わからないものはわからない 1+1=2 時計の針が1つ進めば何もかもが過去になる 未来は先にある 今は刹那と移ろい過ぎる 僕がいる 空は大きい 明日は誰にもわからない “絶対”はない 死 みんなあたり前だと思ってた そういうもんだと思ってた それが疑問で それが答えで それは必ず1つだけだと 悲しみや淋しさや切なさは そこになにを挟んでみても なんの意味も映しちゃくれないものなんだって そう思ってた だけどあたり前のことなんて なに1つないんだね 不条理や望んだことじゃなくても 突然向こう側からやっ...
今さらだけど、愛ってすごく、美しい
2006年6月 3日 11:28
それまでは見知らぬ誰かのはずなのに いつの間にかいろんな顔を見せてくれたり それまでは知らなかった新しい時間が流れはじめる そう 今さらだけど使い慣れた時計なのに ホントなんてことはないんだね 知らなかったことを知っただけで 見たり聞いたり受け入れたりして ごくありふれた笑顔やしぐさが ほかの誰かにとってはあたり前のことのように なんの意識も必要なくて 気づくことも気づかせてくれることも 「今さら」なんてそれすら笑い飛ばしてた 時間をいつも背負うように生きてきた なんの重みも感じなくて 逃げることも追われることも そこに時計があることすらも僕は忘れかけていた 過去のなにを時間のなかに残してきたのか ただ今は触れることもできなくなって 記憶もどんどん薄れかけて その瞬間の気持ちだって 今ある気持ちに負けそうで 大切にしたいと思うほど それを写真で残したがるように 古いものはそっ...
三つ葉
2006年5月31日 00:18
そこにはたくさんの三つ葉がある 細い茎にただ葉っぱが3枚くっついている 寄り添うように そして守るように 普段はまるで気づきもしない そこを通りすぎるときは全部がただの緑色 もし1つが枯れていてもそれもきっと同じ色 急いでいるなら忘れている いつもあたり前のようにそこにあるんだ ある日 そこで四つ葉を見つけた たった1枚小さな葉っぱが増えただけ だけどたった1つだけ それは僕がその日に初めて改めて その存在に気づいただけ うつむいたまま歩いていたら ふっと気づけただけのこと 僕はそれを「幸せ」と呼んだ 風に揺れる三つ葉のなかで...
My Bible, #C
2006年5月29日 02:27
すべては自分のなかにある。 花がある。 キレイな花が咲いている。 キレイに花が咲いている。 そう、そこには花が咲いている。 子供と目が合う。 そのお母さんとも目が合った。 そのお父さんとも目が合った。 そう、そこには1つの家族がある。 小さなネズミが走っていく。 口には小さなパンのかけらをくわえてる。 小さなネズミが走っていく。 そう、そこにはもっと小さなネズミがいる。 胸の前で強く両手を組む。 今は閉じた目のむこう側に像がある。 きっと隣にも同じ姿勢の人がいる。 そう、そこには人がいる。 命がある。 絆がある。 愛がある。 光がある。 目に見えるものと、見えないもの。 花は見えても、命は見えない。 家族は見えても、絆は見えない。 ネズミは見えても、愛は見えない。 像は見えても、光は見えない。 自分のなかには、なにがある?...