- 検索 : “ 気づかない ”
- 7 F/O ぐらいあったよ
粒
2008年5月 7日 00:55
僕は僕であって 僕でしかないんだけれど この僕がいつか いつの日かどこかの誰かが必要としてくれたとき そのときだけでもいい そのためにあればいいなって 冷たい雨に打たれて感じた 僕が雨に濡れてるとき きっと誰かも濡れてるんだ 僕は知らない だけど濡れてる人がいる 僕が恋人を抱きしめてるとき きっとたくさんの人もだれかを抱きしめてる だけどそれを知らない人もいる だれにも抱きしめてもらえず泣いてる人もいる そんな人に僕はなにもしてやれない ただ思う 僕が幸せを感じてるとき そうじゃない人もいるんだって 幸せなこの瞬間に、と、そうじゃない人に 涙が出てくる ただの優越感なのかもしれない そうじゃない人への同情なのかもしれない 下にも上にもキリがない 卑屈になればいくらでも僕は小さくなれる だけど思う 僕がどんな気持ちでいても だれかがどんな気持ちになっても 僕が涙を流すそれはいつ...
ドアを開けた向こう側
2007年3月26日 05:06
今までこれまでそれまで 過去の涙のどれよりも 今ある笑顔が大事なのかな すべての傷や痛みを捨ててまで 手にした笑顔を抱きしめること それが涙を力にかえる術なのかな あのときの自分に今の自分は どんなふうに映るのかな 笑ってくれるかな 過去を自分のなかから全部 消してしまえたらそれでも 泣きじゃくってしまうかな あのとき抱えた自分のひざと傷と その涙が消えてしまったことに 泪してしまうのかな 今までずっと途切れることなく 涙のあふれるその全部を かき消すほどの笑顔かな きっとその笑顔にも気づかないまま その上を歩いて行ってしまうのかな どの笑顔を守ればいいの きっと今ある自分の すべてを守ってあげればいいよ 笑顔も涙も過去も未来も ドアを開ければ その向こう側があるように 時には閉じてもいいんだよ...
鏡
2006年6月30日 13:13
自分の姿を、逆さまに映しだしてくれる鏡には、不思議な力を感じる。 …自分だけじゃなく、もっと他の、いろんなものをも映しているような気がする… でも自分では、その「逆さまに映った姿」が、自分の知る自分の姿だったりする。自分の目で、自分を観察することは難しい。 その目で観察できるのは、自分の中身にしか向けられない。 他人から見た自分の姿が鏡に映しだされる。 自分の目で見れる自分の姿は、他人には見えない。 出かけるときに鏡で身だしなみのチェックをするのは、そのせいかと思った。 もし、もう一人の自分がいて、そいつが正面に立ってこっちを見たとしても、それもまた他人が見てる自分の姿を眺めてるに過ぎない。視点はそれと同じで変わらない。 【鏡とは、何か?】 【自分じゃないものを映すもの…そう、自分以外】 自分じゃなきゃ気づかないことがある。自分じゃなきゃ気づけないことが...
優しさ
2006年6月12日 01:08
優しさを考えたとき、俺はいつもこう思う。 “冷たさと紙一重だ” なんだかんだ言っても、やっぱり気遣いっちゅーもんが第一だとは思ふがね。 でも、それを伝えたり見せてしまうと、それはただの『自己満足』になってしまうのではないか? 優しさってのは、あくまで『好意』でするもんだ。 しかし、すぐに見分けがつくもんじゃないみたいで、それが過去になったときらしい。 「~のに」 「~してあげた」 「あのときは~」 こんな言葉が付け加えられるようになると、それはもう『押し付け』ってやつだ。 それをうまく使うのは、『マルチ商法』とか『親戚』とか『親』とか、『別れ際・別れた恋人』とかだ。 恋愛に関しての詐欺師は、絶対にそれを使わないのが、一流になれるんだろう…きっと、本気だからだ。だから、ひっかかる。そして、訴えられないんだろう… 真に優しい人ってのは、きっと「そんなの単なる...
恐怖
2006年6月10日 10:01
なにが一番怖いか… 確認できないこと。目に見えないもの。見えないこと。 人は、自分で確かめられないものがあると、必ず想像をふくらます。そして、その想像はいろんな形に変化していって、最後には、そこにある“真の姿”をかき消してしまう。 たいてい、それ以上のものが出来上がってしまうから。 《 風呂に入っているときには、“風呂に入っている”ということを忘れる。 誰かから電話が来ないと、それに気づかないのである。 …いま、体洗ってる。 …いま、頭洗ってる。 …いま、お湯につかってる。 いま、そういえば、お風呂に入ってる。 》 ※ここは俺の大切な相棒の使った言葉の受け売りです。著作権の関係だとしても、訴えないでね。 目に見えないものだったものが、見えるものに変わってしまうことで、逆に安心に変わってしまうので、そこで安心というぬるま湯に頭のてっぺんまで浸か...
時の距離
2006年5月24日 12:55
やがて距離は時間で計るという 光の速さで進める範囲 時間で計る長い道のり そして軌跡を残す光の尾 だけど光に速さはない 気づくか気づかないか そこにある光に気づけるかどうか きっと答えはそこにある 闇のなかでは光はきっと見つけやすい 求めるからだ 光のなかではきっと気づくことはない 求めなくてもあるからだ 闇を恐れる 光を求める 似ているようで違ってる きっとそれは違ってる 織姫と彦星は闇のなかでも輝いている 光の速さじゃ計れない 時間の流れは問題じゃない そこにはそんな距離がある そこはきっと闇じゃない 目を閉じても光があれば それが一番速い光 それが一番速い時間 それがきっとあなたの光...
Will
2006年5月18日 04:48
言葉で気持ちを伝えきるのは難しい なにも言わずに抱き寄せるより “愛してるよ”と素直な心で踏みだせない 言葉はいつも気持ちの奥でにじむけれど 想いのすべてを伝えるのには足りなすぎる 一緒にいられるだけで幸せだけれど 不安で心が置いてきぼりで 笑顔の裏でそこに嵐のようにたたずんでいる 今のつらさは自分が一番感じられる だけどそれに気づいたときには ホントに傷む胸を抱えているのは誰なのか それも自分が一番わかってる 想い出重ねて傷も生まれて そこに幸せみたいな気持ちが芽生えて 一番キレイな笑顔が咲く 愛なんて存在すらもわからないって言うけれど わかろうとすればするほど見えなくなるよに感じられて 自分で探せば探すほど求めれば求めるほど その気持ちの下に隠れてしまって探してるモノより その指先に触れてくものだけ拾い上げてしまってる 見えないものほど見ていたいし この手で触れて感じたい...