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- 18 F/O ぐらいあったよ
雲と心と笑顔のむこう
2008年3月14日 11:07
何かにすがりたいわけでも何かを諦めたわけでもないけど いつも心のどこかで雲が見つかる 煙でもなく空白でもなく 虚しさでも何でもない そして僕はそれに対して何もできないでいて それをまた増やそうとする 楽しいわけでも苦しいわけでもない もしも答えや理由があるのなら いつかそれが僕にとっての大空を掲げてくれるだろうか 僕の心は空だろうか 青いだろうか まだまだ青いままなんだろうか そこに浮かぶ雲やなんかは風に流れてゆくんだろうか 目を閉じたとき 泣けてくるとき 楽しいときもつらいときも それはいつもそこにあって あっちにもこっちにも見つかって 苦しさと同時に嬉しさもかき消していく これは一体なんなんだろう 不満なんかじゃないんだろうな 痛くもないし涙も出ない 探してもない花を見つけたときみたいだ それはただの花であって 僕にとっては花でしかない 名前もなければ色もない ただ流れて...
みずのいろ。
2007年8月24日 02:13
ただ川が流れてく。 せせらぎ。 草花。 時に穏やかに、そして時には激しく。 揺れて、揺れて、揺れながら。 水のように生きていきたい。 道ができれば、そのすべてを流れていき、道なければそれを作る。 細くても、太くても。 そしてやがては空へ消え、いつか大地に雨を降らす。 それは時に悪魔と呼ばれ、ある季節にはそれ以外の何ものでもなく、ただの水。 しかし、またある場所では恵みと呼ばれ、多くの人を笑顔にし、救い、微笑みを取り戻す。 人間は、ひと雫。 きっと美しいだけじゃない。 かといって辛いだけのことでもない。 平等でもなければ、不平等でもない。 悪いことのあとには、必ずいいことがやってくるとも限らない。 悪いことが続くことだってある。 でも、いいこともあった。 日々のなかで色褪せてしまいがちな、忘れかけてた笑顔。 水の色は、水だけの色じゃない。...
iPodか、Hi-MDか……
2007年1月26日 02:57
はぁ~…… 先日、もうかれこれ長いこと連れ添ってきたHi-MDのウォークメンが壊れた。 なんだろう。 どれぐらいだろう。 計り知れないぐらい、もんのすごいんだけど…… 雨の夜、突然飛び出してきた車とぶつかったときよりショックだった。 自転車パクられたときよりショックだった。 いくつもの季節を乗り越え、雨の日も、雪の日も、健やかなる時も、病めるときも、誰にも何にも負けないぞとともに突き進んできた心の友。 しかしながら、パソコンにつなげば、ちゃんと動く。 ACアダプターをつけても、ちゃんと動く。 ただ、バッテリーだけでは動いてくれない。 ウォークメンの意味がない。 もう、ともに歩んじゃくれないのかい? もう、ともに立ち向かってはくれないのかい? 嗚呼、ランドリー…… 嗚呼、この絆は永遠だと僕に安心をくれた心の友よ…… そこでだ。 新たにお見合い...
想う
2006年9月 9日 00:07
泣いた。 涙が出てきた。 止められなかった。 その大事な人のことをしゃべっていたら、まるでさざ波のように静かな涙が押し寄せてきた。 最近その人とのあいだに、なにかしらわからないけど距離を感じるようになってしまっていた。 でも明らかに態度でそう示されてるとかじゃない。それはなんとなく、肌で感じるもの。感じてしまうもの。 実際には、そんなの勝手な妄想なのかもしれない。 触れられるものじゃない。触れたわけでもない。目には見えない。形もない。お金じゃ買えない切符がある。 どうしても、こらえることができなかった。 でもこれは、流していいもんだとも思った。だれも見てない。我慢することでもない。そんな制限だってどこにもない。 でもやっぱり、がんばっていた。 上を向いて、下を向いて、深呼吸して、また大きく息を吐いて。 でもダメだった。 こぼれた。 そして、1度流...
正しい、人の愛し方
2006年8月26日 00:34
自販機で買ったジュースは、きっと出てくるのもジュースだろうと思う。 ただ、お金を入れて、飲みたいジュースのボタンを押せばいい。 でも、こればっかりはそうとも言えなそうだ。 まず、愛するって何だろうって考えてみたとき、だいたい途中で挫折する。答えが見つからない。 「答えなんて、ない?」なんていう使い古しで、なんとも魅惑的でロマンチックな結論を答えにしてみる。 で、眠りのなかで見た夢の人の微笑みを、愛だなんて呼んでみる。 そこでちょっと違う角度から攻めてみる。 なぜ愛するのか? そんなことは特にどうってことはない。愛したいからだ。理由なんてないと思う。 一緒にいたいから? ただたまたま、そのときそこにいたから? 「愛してる」って言われたから? そんなんだったら、もうコロンブスの卵みたいな疑問も沸いてくる。 愛してるから一緒にいたいと思うんじゃないか? ...
その理由に濡れた朝露
2006年7月24日 23:55
部屋に帰ってきたら、まずパソコンをつける。何よりまず、パソコンをつける。 そして、心のなかで誰かがお経を唱えるてるようなブイ~ンって鳴ってるのを背筋に感じながら、その日着ていた服を脱ぎ、きちんとハンガーにかけて、部屋着になる。 椅子に座って、タバコに火をつける。音楽をかける。とりあえずコンポに入ってるCDをそのままだ。 階下に行って、ジュースか麦茶かウーロン茶をグラスに注ぎ、ブラシで手を洗って、また部屋に戻ってきて1本めのタバコを灰皿へ。 そして2本め…… 頭がおかしくなりそうだ。 誰もいないベッド。まわさない扇風機と、開け放たれた窓の外から聞こえてくる真夜中の声。風。雨。スピーカーから聴こえてくる聴き慣れた歌声。働かない脳ミソ。なんのために詰まってるのかもわからない。 なんも考えてない。 ただ指先が心のままにキーボードを打ちつづけてる。だけど感じてるのは、...
現実と虚構の螺旋
2006年7月14日 00:06
人の心のなかにこそ、ある。 【リアル】 人の心のなかにだけ、ある。 【真 実】 フィクションだからこそ、それがあって、よりリアルに感じてしまう。 もしそれが本当に現実であったなら、人はきっと傍観者になれない。 怖い。 ホラー映画とかを観たら、結局は夜に眠れなくなってもこう自分に言って聞かせる。 「あれはフィクションだ」 フィクションだからと言えども、でも、現実に起こりうるからこそ感じる。 「あり得ない」 自分のなかでなにかのつじつまを合わせるように、まるでそれに縛られたように、そのなかで流れていた“時間”だけを追っていく。 ………。 もっとも非現実的で、もっとも現実的なもの。 【死】 ………。 「あり得ない」 【恐 怖】 【 夢 】 【 愛 】 ホントの恐怖も、ホントの愛も、現実には誰にもわかりゃしない。 誰かが作りあ...
木洩れ日広がる静かな森
2006年6月21日 00:26
歩きだして初めて気づく先の長さ 立ち止まって初めて気づく進む早さ 振り返って初めて気づく長い道のり なにかの覚悟を固めるように 自分に強く言い聞かせていくように 一歩一歩を踏みしめながら寄り添ってきた 伝える言葉のなにひとつ忘れないよ よそ見でみつけた果てない森や そこに輝く木洩れ日に 迷うことを恐れながら きつくその手をにぎり合った 涙が流れてしまうほど 流れた涙に気づけるほど 僕らは遠くないんだね 理由は僕であってほしい 覚悟はいらない 恐怖もいらない 涙なんてもういらない 気持ちだけを携えて一緒に坂を下りていこう 不安定な路だから 離れなければ迷わないさ そして初めて気づいた強さと弱さ...