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その理由に濡れた朝露

2006年7月24日 23:55

 部屋に帰ってきたら、まずパソコンをつける。何よりまず、パソコンをつける。  そして、心のなかで誰かがお経を唱えるてるようなブイ~ンって鳴ってるのを背筋に感じながら、その日着ていた服を脱ぎ、きちんとハンガーにかけて、部屋着になる。  椅子に座って、タバコに火をつける。音楽をかける。とりあえずコンポに入ってるCDをそのままだ。  階下に行って、ジュースか麦茶かウーロン茶をグラスに注ぎ、ブラシで手を洗って、また部屋に戻ってきて1本めのタバコを灰皿へ。  そして2本め……  頭がおかしくなりそうだ。  誰もいないベッド。まわさない扇風機と、開け放たれた窓の外から聞こえてくる真夜中の声。風。雨。スピーカーから聴こえてくる聴き慣れた歌声。働かない脳ミソ。なんのために詰まってるのかもわからない。  なんも考えてない。  ただ指先が心のままにキーボードを打ちつづけてる。だけど感じてるのは、...

カテゴリー :
Essay
タグ :
いつか

手探りなのだ

2006年4月10日 06:25

そんなにたいしたことじゃない 人ごみのなかですれ違う人と視線も合わないことなんて 誰かが死んでも涙のたった1粒もこぼれてこないことも 笑顔のなかに埋もれた泣き顔見つけられないことだって だけどそれじゃつらいんだ 伝えたいこと涙以上にたくさんある 笑顔よりもいっぱいある 誰もがそれを心に抱いて生きてんだ そんなにデカいことじゃない 背中を丸めて歩いてくおばあちゃんに微笑みかけてみることも 笑い合ってる恋人たちに自分のなかのクラクションを鳴らしてみたり 黙ってこっちを見上げてる真っ赤な目をした子供の頭を撫でることも だってみんな生きてんだ ありふれてても優しい気持ちに触れていたい 笑顔に表も裏もないだろう 誰もができれば笑い合って生きてたいんだ 今はまだ何もかもが手探りで なにを探してるかもわからずに あっちへ行ったりまたこっちに戻ったりの毎日で 悪あがきのようにかき集めていくも...

カテゴリー :
Poetry
タグ :
ありふれてて, ある?, いつも, おばあちゃん, かもしれないし, きっと, この世界, すれ違う人, そうじゃない, たいしたことじゃない, ただ, たった1人, たとえば, だけど, だって, つらい, とりあえず, どうして, どうしょもない, どこか, どこに, みんな, もし, もしかしたら, わからない, ニュース, ホントの, 世界中の人たち, , 今は, 伝えたいこと, 何なんだ?, 何もかも, 僕は, 優しい, 前へ, , 子供, 微笑み, , 恋人, 悪あがき, , 手探り, 抱いて, 探して, 支度, , 毎日, 気づけない, 気持ち, 永遠, 求める, 泣き顔, , 理由, 生きて, 生きてく, 生きてたい, 生きてんだ, 生まれてきたの?, 疑問, , , 笑い合ってる, 笑顔, 答え, 自分, 自分で, , , 見つけて, 見上げて, 視線, 触れていたい, 誰か, 誰なんだ?, 誰もが, 誰も知らない, 諭してしまう, 進んでみる, 違う
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