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雨の降る日は

2007年5月26日 00:33

僕は君を疑わない 信じるってのとはちょと違う 信頼なんてしてないさ 裏切られるなんて思ってもないし 何から何まで信頼で結ばれてたんじゃ 何もかもが壊れてく 何もかもを打ち消して 疑問を抱く余地すらない 何もかもが無に帰して 自分の部屋の明かりを消して 信じられないわけじゃない それすら面倒だなんて感じるんだ 大げさなことは言ってない ホントに些細なことなんだ 破れてもない夢を捨てて 今あるものに感謝する ただそれだけ ただそれだけ 未来なんてどうでもいい 実体なんてそこにない 誰の手にもできないのなら 誰かの足になれればいい 自分を捨てて 知らない誰かのそばにいたい 君が言うならそうしよう 君も貴女もどうでもいい もっと他のどこかの誰か まったく知らない人がいい 必要となんてされてない 誰かの何かになれればいい 雨が降る日はそんな気持になってしまう 本当の自分が現れるんだ...

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Poetry
タグ :
いつか

2007年5月21日 04:47

疑いようもない愛ほどに 疑わしいと感じてしまう 自分のなかの不安や迷いを一切消して すべてが愛で拭い去れるなんて思えない 君や僕を構成する1つ1つを愛という大きなくくりで包んでしまえば それはそれで傷も痛みもなくなるだろう でも僕の心はいびつなのかな 自分のなかの不安や不満をすり替えてる なにもかもが満たされる愛なんて きっとない 満たされないこともまた きっと1つの愛なんだ 君は君を、僕は僕を 満たそうと思うだろう 誰かがそこを埋めてくれる それが愛の形というなら その形は自分じゃ決められない いつも誰かの愛にはまってくだけ 誰かのなかでしか自分を見出せない 探し求めておきながら 自分じゃなにがそれなのかもわからなくなってる 見つかったらそれがそれ それも悪くない それも悪くない 誰かがいつか見つけてくれる それを運命と言うのなら 自分で見つけてしまったら それはなんと呼べ...

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Poetry
タグ :
いつか

「がんばれ」

2006年9月17日 00:27

 「がんばれ」って万能だと思ってた。  万人に通用する励ましの言葉だと思ってた。  でも“鬱”の人には、それは言っちゃいけない言葉だと知った。  なんでかはわからない。  鬱の人がいる。そして、そう言ったことがある。  でもその人は、僕に「ありがとう」と言ってくれた。そして「がんばる」とも言ってくれた。  笑ってくれた。  なんでかはわからない。  なにも知らない僕に、ムリしてくれたのかもしれない。  僕はなんもわかってないんだろうか。わかろうともしてないんだろうか。  その人からたくさんの話を聞いて、僕は僕なりにわかったつもりでいた。  わかったつもりになってるだけなんだろうか。  そして出た言葉が「がんばれ」だった。だから「ありがとう」だったのだろうか。  なにをがんばったらいいのかわからない。  がんばる理由がわからない。  がんばったその先、なにになるのかわらかない。...

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Essay
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いつか

単なる松田拓弥

2006年8月29日 02:01

 今の僕は、自分の夢に食われてる。  未来の自分が、今の自分を食っている。 「作家になります」  きっぱりとした口調でそう口にするたびに、同じことを自分に言い聞かせているんじゃないかという気になる。そうやって、自分で自分勝手に築きあげた中身にしがみついて、そこが空洞になってしまうのを食い止めようと必死になっているような、そんな感覚に揺さぶられる。そして、揺れてしまう。 <僕は、本当に作家になりたいんだろうか?>  定石どおりに、ちょっと照れたように自分の夢を口にすることで、女の人にモテたいという下心なのかもしれない。雑誌で読んだし、少なからず自分の経験からもそれはわかってる。  モテたいというのを全部否定すれば、それは嘘になるけど、それも少なからずあるとは思う。そういう一面。  そこでいつも言われるのが、作家とかなら「就職して仕事しながらでもできるじゃない」だ。  ごもっとも...

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Essay
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いつか

正しい、人の愛し方

2006年8月26日 00:34

 自販機で買ったジュースは、きっと出てくるのもジュースだろうと思う。  ただ、お金を入れて、飲みたいジュースのボタンを押せばいい。  でも、こればっかりはそうとも言えなそうだ。  まず、愛するって何だろうって考えてみたとき、だいたい途中で挫折する。答えが見つからない。  「答えなんて、ない?」なんていう使い古しで、なんとも魅惑的でロマンチックな結論を答えにしてみる。  で、眠りのなかで見た夢の人の微笑みを、愛だなんて呼んでみる。  そこでちょっと違う角度から攻めてみる。  なぜ愛するのか?  そんなことは特にどうってことはない。愛したいからだ。理由なんてないと思う。  一緒にいたいから?  ただたまたま、そのときそこにいたから?  「愛してる」って言われたから?  そんなんだったら、もうコロンブスの卵みたいな疑問も沸いてくる。  愛してるから一緒にいたいと思うんじゃないか? ...

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Essay
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いつか

大切な君

2006年8月17日 23:59

ずっと大切な友達だと思ってた でも君に彼氏ができたとそんな話を持ってきて いつの間にか大切な人になってたんだ でも君の恋も応援してる 気づけばいつも君のそばにいて 気づくといつも笑っていられた ふと別の誰かに目がいって 君じゃないと気づかされた つらいことも不安も疑問も 君に話すといつも違うことで笑ってる 永遠だとか約束だとか そんなのきっと欲しいわけじゃないんだけど 君の悲しい顔は見たくない だけど幸せそうに話す顔も なんだか少し胸が苦しくなるんだ 不思議だね 君が好き だけど違う 君が好き だけど似てるんだ 僕が好きになる人に いつも だからじゃないけど また僕がつらいときや淋しいとき なんだかんだ言いながら ちょっとだけそばにいてほしい 好きになるには 君はちょっと近すぎるのかな でもそれを伝えるには 君はあまりに優しすぎる...

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Poetry
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いつか

あまり

2006年7月16日 09:14

人はいつか離れてゆく 君もいつか離れてく だけどそこに愛があるなら 去ってく君を止めはしない 束縛だとか未来だとか そんなものが欲しいわけじゃない 気持ちも答えも求める結果も 絶えず変化を続けてる 疑問や違いを打ち消すように寄り添うけれど 探しながら迷いながら揺れていた 夢や希望で積み木のように遊んだけれど いつもどこかに隙間ができてそれを愛で埋めていた 去ってく君を止めはしない 追いもしない 愛や自由を絵の具のように絵を描くけれど 今は想い出ばかりが色づいてゆく 少しずつ積み重なったすれ違いで衝突したり 涙を流して手を取り合ったり これからはそれがたとえ僕とじゃなくっても 僕の知らない顔を見せるとしても 君の愛は持っているから 今僕が欲しいのは君の幸せ いくら想い出が楽しいものしか残ってなくても それだけうまく描けないんだ だから欲しい 僕にいつか君のすべてを描かせてほしい...

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Poetry
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いつか

中古

2006年6月29日 23:54

 人はきっと、アリンコよりもせっせと働く。そして我先にと死んでいく…  時の流れは早いもの。でも死ぬまでは長くとも、死んでからはさらに長い。  死んだことはないけれど、まだ生きてる人の心のなかには残ってるだろうから。  生きておるのがツライなら、もっともっと生きるべし。  「答え」ばかりを知っていても、なにも実を結ぶことなし。  「疑問」をたくさん抱えることで、初めていろんな答えの花が咲く。咲き誇る。  俺は誇る。  俺の疑問の数々を…  そして、あなたに…  咲き誇る。  恋の疑問と答えの桜が咲き乱れる…やがて散っても、疲れ果てることもなく、また咲き、散っては返り咲く。  たとえ散るのが悲しくとも、また咲くことを知っていれば、また静かに雨が降る。その奥に秘められた、また光を浴びたいと強く願う、小さな小さな心の種に…  人は恋をしては大きくなり、恋を重ねて成長し、恋と離れて自...

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Essay
タグ :
いつか
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