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- 6 F/O ぐらいあったよ
ノート
2006年7月 5日 10:58
いつもズボンのポケットに折り曲げたノートを突っ込んでいた時期があった。思いついたこととか感じたことを、いつでも書き留めておけるようにしていた。 でもある日、それをどっかに落として失くしたとき、なんとなく自分自身までもがカラッポになってしまったような感じがした。 でも、そんなカラッポも悪くなかった。 空の色を知っている。虹色に変化して、夜になると黒くなって、時には大きな空のなかでいろんな色に染まってる。 空に虹が架かる。 空が虹になる。 空が虹に架かる。 夜空に三日月。 細くてキレイで鋭くて。 それは空よりずっと小さく見えるのに、夜空がその先端にひっかかってるようにも見える。そんなときがある。 そしてそんな夜は、満月よりも美しい。 満月は、人の心を狂わすという。 たしかにそんな気がした日もあった。なんとなくワクワクしてきたり、吸い込まれそうになるぐらい...
櫻
2006年7月 5日 00:02
夏の桜は花火だった 月並みだけれど咲いて散ってく 色とりどりの景色を見せては 夢のように枯れていった ずっと眺めてたいとは思えなかった どうせ消えるものなんだって 先が見えたと感じてしまうから それなら最後に夜空も見上げることもなく 途切れることなく火をつけていく人でいたい 桜に見とれることもなく その花びら1枚の美しさを知っている人でありたい...
やっぱり英語はカッコいい
2006年6月 7日 21:47
今月は、洋楽で生きていこうと決めた。 なぜなら、英語が好きだから。 やっぱり、英語が好きだから。 エングリッシュは、それだけで歌となる。それ自体が響きである。美しい表現などしなくとも、それがすでに音色である。響きがすでに歌である。 日本語ってのは、どうにもこうにも美しい表現のできるヤツが上手に聴こえるし、どうしても美しい言葉を選んだ詩に人気が集まる。 あとは、日常的な景色をどれだけ注意深く見てるか。ただ単純に、他人が共感できるような景色を、どれだけ焼きつけられるか。 “キミの涙が1つでも床へと落ちる前に僕の手のひらで” “キミがもし泣くことがあったなら 僕がそばでキミその雫を受け止めよう” “涙の雨が今日はこの部屋のなかにも降り注ぐ 僕は体で受け止める” どれもこれも一緒だ。 要は、どれだけ言葉を知っているか… これだ。 英語は、どれだけその言...
MY BOOK
2006年5月 3日 09:01
本屋さんで本を手に取る。 なんとなくだ。 理由なんてない。 意味なんてものもない。 1度読みはじめてしまった本を、その途中で読むのをやめるなんてできはしない。 先が気になる。 これからどうなる? たとえそれまでが退屈な話でも、それを知っているからその先も知りたくなる。 何があるかわからない。 神すら知らない先がある。 そのなかを進んでいる人にしかわからないものがある。 そのなかを進んでいる人にしかわからないことがある。 その物語には、神の出てくる光の幕はどこにもない。 本に名前を呼ばれたわけじゃない。 だれかに頼まれたわけでもない。 理由なんて何もない。 意味なんてものも、きっとない。 ページを、その1枚をめくるたび、物語も1枚先に進んでゆく。 ページを1枚めくるたびに、先に進める。 そこには先がある。 まだ知らない先がある。 笑えることもあるだろう。 泣くことだってあるだろ...
It
2006年4月28日 04:38
人間にとって一番必要ないものは、その【心】である。 と同時に、それを失うと、それがもう人間じゃなくなることも、人間は知っている。...
交差点
2006年4月18日 00:33
そして今、その “裏切り” のない交差点に、ぼくはたたずんでいる。 見上げると、そこには大きな大きな空がある。 ふと他人に視線を向けると、一瞬だけぼくを見るか、見て見ないフリをする。 手にしたお金でなにかを買えば、それはどこかへ消えてゆく。 知っている人を探してみるけど、それはきっと影や記憶が重なるだけで、知らない人のなかに潜む小さな小さなぬくもりを探してるだけ。 見つからない。 そこにはきっと誰もいない。...