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鏡のなかの向日葵

2009年2月19日 02:03

悲しいけれど自分が遠く 淋しいけれど君は遠く 「好き」って言葉を口にするほど その気持ちを自分に押しつけてしまってる そんな気がする 鏡に映ったものを触れようとするように 想えば想うほどそこにあるはずの心 距離と輪郭を見失ってく でもきっと 本当は触れてるんだ その感触に自信が持てなくなってくだけ 気持ちばかりがどんどんどんどん実感だけをふくらませて いつからか爪を立ててつかむことができなくなってる どんなに大切に思ってたって どんなに繊細なものだって 臆病になっちゃ流れ星 夜空は悲しみを映す鏡じゃないんだ ましてや星は涙じゃないから 「好き」って言葉は 自分にかける魔法じゃないから 欲しいものを手にするためなら 平気で嘘をつけるほどの強さが欲しくて 鏡の自分に手を伸ばす 自分自身とは手をつなぐことだって こんなにも簡単なことなのに どうして向日葵は あんなにも高いところに咲...

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「好き」, 向日葵, 君は, , 夜空, 悲しい, , 気持ち, , , 自信, 自分が, 触れて, 距離, 輪郭, 遠く, , 魔法

パンツの穴

2007年4月 9日 07:29

いつも裸になってまたそれを手にとったときにふと気づくんだ 風が通るためでもなければデザインでもなく いつの間にかできてるんだ お気に入りや贈り物や 思い入れの強いものにも いつの間にかできてるんだ みんなみんな擦り切れていく そして知らず知らずのうちに そこだけなにもなくなってるんだ 一度大なり小なり見て見ぬフリをして ここのところの忙しさとその日の結末を口実にしていても そんなことは忘れてるんだ 新しいのを買ってきたり、また誰かにもらったり それまではなにも脱げなくなってしまうんだ たとえ後悔するとわかっていても でも今度はなにを隠すためなんだ? いっそ裸のままになって包み隠さずいたほうが あっちブラブラ こっちブラブラ 恥も自信も積み重ねてきた経験も いつだって自分次第で脱ぎ捨てられる紙一重なプライドだけ失くさなければ その日その日をラクに楽しく過ごせそうな気がするんだ ...

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Poetry
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いつか

それなり

2007年4月 5日 00:53

見た目以上に冷たい地面 鉄のような煙を上げる道路 うろこのように黒茶けた樹皮 乾いてる 求めてる そして飢えてる 必死になったことがない がむしゃらに働いたこともない あきらめるのも早い そのくせ捨てることはできないでいる 歩くのが速い人には ついていこうともしなかった 僕がやることはいつもそれなりで 人にはムダだと言われがちなこともやってきた 食えない道草を探しながら 遠いのか近いのかもわからないまわり道をした でもそれはそれで 今の僕にそれなりの役には立ってると思う 誰かがそれをムダだと言ったって 僕にとってはそのすべてが今になっている なにもかもがつながっている つなげてくれる たとえそれはもしかしたら自分にすら取るに足らないかもしれない だけどなにか1つが欠けてしまってもダメなんだ 捨てきれない夢も破れた恋も 壊れた絆も色褪せてゆく想い出も 自分に自信が持てないでいる...

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いつか

not SEX

2006年9月16日 03:01

【人間の3大欲求】だという。  食欲。睡眠欲。性欲。  いや、違うな。最後が違う。  食欲。睡眠欲。知欲。  腹がへれば食べたくなる。  起きてりゃそのうち眠くもなる。  ただ、性欲ってやつが……どうも違うような気がしたこの頃。  そこは“知る”ってことだと思うわけよ。  そのなかに含まれてるもんなんじゃないかと思えてきたわけ。  気になる人がいると、その人のことを知りたいという気持ちが、どこからともなく沸いてくる。  で、その人を知っていくっていう過程のなかにセックスだとか、性欲っていう部分があるんじゃないかと……  はっきりしない。自信もない。  おれも男だ。  やっぱり人によってセックスだとか、性欲っていうものに対する考え方というか、とらえ方が違うとも思うわけだ。  “セックスレス”っていう言葉が一気に表面化してきた。  思いっきり衝撃を受けた一人。  性欲っていう部分...

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いつか

復讐

2006年9月 1日 00:38

 終わりなきもの。  金。金。金……  それによって崩壊となっていった家族、親に対するそれでもある。  とりつかれたように働いた親。  僕らのためと言っていた。  でも結局は、自分のために見えた。  夜ごと店を渡り歩き、女の上をハシゴして、その女と落ちていく。果てしなく。  子供の僕には迷惑だった。  そして今、這い上がることすらできない見えない底でもがいている。  おれは金で育った。  金に育てられた。  聖徳太子のように親の言うことを器用に聞きわけ、福沢諭吉のように勉学をすすめた。  稲造さんは誰か知らない。一葉さんも最近知った。  夏目漱石のような『坊ちゃん』に生まれても、野口英世のような才覚はない。  コインのように財布になければ困り、ありすぎれば邪険にされた。  その金を稼いでいたのは親かもしれない。  でもその上に放り出された。  ...

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自信

2006年8月 2日 07:01

『自信とは、 “自分を信じる” と書く』  自然な、ごく自然な自信を全身からオーラとしてかもし出してる人ってやつが、世の中にはおりますなぁ~?  そういう人、カッコイイです。見てるだけでカッコイイです。むしろ、カッコイイんだろうなぁ~、とこっちが思わされてしまうほどにね。  「自分を見つける旅」とか「自分探しの旅」とか「自分がわからない」とかいう人が大勢いました。  さて、どうでしょう・・・・・・?  そこにはきっと、“恐怖”というものが存在しているはず。  で、もしソレがなかったら、あなたは今、何をしますか? 何がしたいですか?  それを考えてください…  さてさて、ひがんだり妬むということはいいことだと思うのですよぉ~。  盗め盗め!!!! パクってしまいなさい!!!!  他人にできて、自分にできないことはありません!!!!!  ・・・・・・ってなことはありません。  人...

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強さ

2006年7月 7日 11:27

 【強さ】って?  今日は、わたくしの長い長い、とても長かったバスケットボール人生で培った思考も織り交ぜつつ、それについて語ってみようと思います。 ・攻撃は最大の防御なり・  はっきり言ってインチキだと思います…  守れなきゃ勝てないんです。攻めてばっかでもそれ以上に点数とられたら負けです。それ以上に打たれたらダウンします。まず、それ以上に攻められたら怖気づきます。人間、不安になるんです…  バスケでは、強いチームってのは、やっぱり守りがすごかった。攻めはホントに基本的なことだけしかやってなくても、守りがすごかった。あんなの絶対攻めれません…と思ってしまうんですな。  バスケは、たとえ観てる分には誰にでも決めれそうな、走ってって飛びあがってただボールをポイッて置いてくるだけのような、あのバスケ部が華麗に美しくエレガントにやるシュートだって、はずすことがあるのです。コーチは10...

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いつか

男の沈黙に効果的な防止法

2006年6月23日 01:31

 男が怒るときってのは、たいがい追い込まれてるとき。  つまり、自分より頭のいい人間といるときだ。  そういうとき男はすこぶる怒りっぽい。  どんどん自分の無知というかなんというか、ものすごい劣等感が募ってくると、どうやってそいつを凌駕しようか悪あがきをする。  でもどうしようもないと、脳みそがパンクして、キレる。あるいは、フテくされる。  投げだすってやつだな。  男は、恐ろしくプライドが高い。  たぶん女の人のそれよりあると思う。  まま、女の人とは琴線に触れる部分が違うと思うけど、男の場合、それは自尊心のなかでも地位とか名誉とか、知識とか、なんかそっちの方面だと思う。  女の人ってもっとこうなんていうのかな……内面的な部分だろうから。  男の場合、もしそれに対しては自信がなくても、いったん自分が言ったとあらば、それはもう自尊心のなかに含まれちゃうわけだ。  女の人は、そ...

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