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- 12 F/O ぐらいあったよ
Rain
2008年8月 5日 07:11
目を閉じれば 真っ暗な闇が見えてくる また目を閉じれば 今度はまっさらな世界が見えてくる ずっと目を閉じていたら 新たな自分が見えてくる 子供のころは明日がすごく遠く感じた 大人になると昨日がロケットみたいに飛んでいく たぶん待ってるものが違うんだ 明日を待つのが怖くなる だから休みが早くなる 楽しい時間が加速する それはきっと 心のなかも加速するからなんだと思う 「追う」か「追われる」かの違いだとモウ 胸が痛いよ どうにもならない時間を秘めて 自分以外の人の気持ちを ちぎれそうな想いを秘めて つながれたいと願ってしまう 狂おしいほど愛しいのに 引き裂くような時を重ねる 愛は鎖 ちぎるためにも つなぐためにも その重さを支え合う 指を結んで 肩を組んで だけどそれは きっとだれのためでもないんだろう 唯一理由が必要のない 唯一理由を持ち寄らない 一人ひとりが自分のために 自分...
僕の左手
2008年3月 6日 13:31
「愛してる」とか「好きだよ」なんて そんなうわべいらねぇよ いくらでも嘘なんてつけんだよ そりゃ嬉しいよ キスより早く届くから でもそんなんじゃねぇんだよ 言葉じゃねぇんだよ どんなに時間がかかっても 手をつないでくれたほうが 時間なんていらねぇよ そんなの始まりと終わりを探すだけになるから ふと孤独が僕のまぶたに迷いこんできたとき そのぬくもりをまた 探そうとするんだよ 僕の手が 僕のこの手は 求めるんだよ そんな言葉じゃないんだよ そんなのそばにいなきゃ色褪せるんだよ 言葉なんてもらっても この気持ちに理由がくっつくだけなんだよ なにをそんなに捨てていくのさ なにをそんなにあきらめるのさ なにを拾ったつもりでいるのさ なにを救ったつもりでいるのさ まずは見失いかけてる自分を拾って救ってやれよ なにからなにまで全てが自分次第なんて言わないよ やっぱりいろんなことが自分も含め...
独白
2006年12月19日 03:47
君を思って強くなった僕を見て 君が涙をためて訴えた 僕に描いた夢を 僕は言葉でおどけてみせた つかめそうでつかめない 空のように高く 雲のように低く 雨のように境目のない 言葉と言葉のつなぎ目を 笑みで埋めていくような でもなにもかもが 自分のため そのすべては自分のため 君の笑顔が見たいから もし心に傷が増えようとも 言葉の隙間は君が埋めて...
これでジェニファーとの決別。
2006年11月13日 07:04
最近『Oned』を、もうやめようかなと検討中…… それはなぜなら、たいして更新できてないくせに、料金だけはきっちり払ってるから。 月々900円あったら、週末だけの贅沢としている煙草のロング版、3週間分じゃないか!! しかも最近じゃ、iTUNEなどというPodcastingのソフトがあるもんだから、過去の分とか特に考えなくても、勝手に保存されんだよ。 だからそれをCDとかに焼いとけば、永久保存版にできちゃうわけだ。 でもまあ、完全になくしちゃうっていうのも、まだ“これ、必要ないんじゃない?”なんていうレベルのファイルでも、なんでもかんでもすぐ削除に暴走してしまう自分のためにも、バックアップの意味も込めてやめておこうとは思ってる。 そんなわけで、『Oned』は、超激安なレンタルサーバーに引っ越そうかと思っています。 あ、そう。 あと、今度の模様替えでは、“和”な...
想う
2006年9月 9日 00:07
泣いた。 涙が出てきた。 止められなかった。 その大事な人のことをしゃべっていたら、まるでさざ波のように静かな涙が押し寄せてきた。 最近その人とのあいだに、なにかしらわからないけど距離を感じるようになってしまっていた。 でも明らかに態度でそう示されてるとかじゃない。それはなんとなく、肌で感じるもの。感じてしまうもの。 実際には、そんなの勝手な妄想なのかもしれない。 触れられるものじゃない。触れたわけでもない。目には見えない。形もない。お金じゃ買えない切符がある。 どうしても、こらえることができなかった。 でもこれは、流していいもんだとも思った。だれも見てない。我慢することでもない。そんな制限だってどこにもない。 でもやっぱり、がんばっていた。 上を向いて、下を向いて、深呼吸して、また大きく息を吐いて。 でもダメだった。 こぼれた。 そして、1度流...
復讐
2006年9月 1日 00:38
終わりなきもの。 金。金。金…… それによって崩壊となっていった家族、親に対するそれでもある。 とりつかれたように働いた親。 僕らのためと言っていた。 でも結局は、自分のために見えた。 夜ごと店を渡り歩き、女の上をハシゴして、その女と落ちていく。果てしなく。 子供の僕には迷惑だった。 そして今、這い上がることすらできない見えない底でもがいている。 おれは金で育った。 金に育てられた。 聖徳太子のように親の言うことを器用に聞きわけ、福沢諭吉のように勉学をすすめた。 稲造さんは誰か知らない。一葉さんも最近知った。 夏目漱石のような『坊ちゃん』に生まれても、野口英世のような才覚はない。 コインのように財布になければ困り、ありすぎれば邪険にされた。 その金を稼いでいたのは親かもしれない。 でもその上に放り出された。 ...
正しい、人の愛し方
2006年8月26日 00:34
自販機で買ったジュースは、きっと出てくるのもジュースだろうと思う。 ただ、お金を入れて、飲みたいジュースのボタンを押せばいい。 でも、こればっかりはそうとも言えなそうだ。 まず、愛するって何だろうって考えてみたとき、だいたい途中で挫折する。答えが見つからない。 「答えなんて、ない?」なんていう使い古しで、なんとも魅惑的でロマンチックな結論を答えにしてみる。 で、眠りのなかで見た夢の人の微笑みを、愛だなんて呼んでみる。 そこでちょっと違う角度から攻めてみる。 なぜ愛するのか? そんなことは特にどうってことはない。愛したいからだ。理由なんてないと思う。 一緒にいたいから? ただたまたま、そのときそこにいたから? 「愛してる」って言われたから? そんなんだったら、もうコロンブスの卵みたいな疑問も沸いてくる。 愛してるから一緒にいたいと思うんじゃないか? ...
その理由に濡れた朝露
2006年7月24日 23:55
部屋に帰ってきたら、まずパソコンをつける。何よりまず、パソコンをつける。 そして、心のなかで誰かがお経を唱えるてるようなブイ~ンって鳴ってるのを背筋に感じながら、その日着ていた服を脱ぎ、きちんとハンガーにかけて、部屋着になる。 椅子に座って、タバコに火をつける。音楽をかける。とりあえずコンポに入ってるCDをそのままだ。 階下に行って、ジュースか麦茶かウーロン茶をグラスに注ぎ、ブラシで手を洗って、また部屋に戻ってきて1本めのタバコを灰皿へ。 そして2本め…… 頭がおかしくなりそうだ。 誰もいないベッド。まわさない扇風機と、開け放たれた窓の外から聞こえてくる真夜中の声。風。雨。スピーカーから聴こえてくる聴き慣れた歌声。働かない脳ミソ。なんのために詰まってるのかもわからない。 なんも考えてない。 ただ指先が心のままにキーボードを打ちつづけてる。だけど感じてるのは、...