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星屑ロンリネス
2007年12月 1日 13:44
きっとだれもが瞬く星 昔はだれもが輝いていた その光を今に伝えようとしてる そうやって今もずっともがいてる ずっと昔 もしかしたらそれは昨日 自分がすごく輝いてたとき そこにしがみつくよに 切れた電池のスイッチを 何度も何度も押しちゃうように だからつらい 忘れちゃうのは怖いけど あのころの自分には負けたくない だけどね もうやめたよ そういうの ずっと先 もしかしたらそれは明日 僕も星になれてるかも 雨の日や雲が多い日 世界中のどこかの国、街 うつむいてる人やキスをしてる恋人たち 空を見上げる暇もなかったり そんな必要もない人たち もしかしたら人の数だけあるいろんな理由で その光は届かないかもしれない でもその光を見てくれる人がこの先 明日かもしれないし1年後かもしれない いつか僕に子供が産まれて 孫ができたときかもしれない その孫が大きくなって大人になったときかもしれない...
腕
2007年4月10日 01:14
なんだかやけに天気がいいけど 今日はなんとなく君と閉じこもって過ごしたい 話そう 君を話そう 僕の知らない君の過去も 君が描く未来の姿も 君のすべてを見つめていよう 知らないことを話すとき そして聞くとき 君はなにかを思い出そうとするように なにもないところを見上げるね そして少し猫背になって 嬉しそうに笑うんだ 少し寒いと木洩れ日のように差し込む窓際へ 子供のように這っていくのも今は恥ずかしくないんだね 凛とした顔立ちも隙のないたたずまいも 君の内面までは隠せないさ そやって自分だけで勝手にどこかへ行ってしまうのも 突然まったく関係のないことを考えては話しだすのも いつも僕の腕から離れたあとで 決まって僕に微笑みかけるんだ 君は窓の外のなにかを眺めてる 僕は君に寄り添ってそっとその背中を抱きしめる 君は僕のその腕を見つめながら 掌でゆっくりなぞって手をにぎる そしてまたなに...
ああ
2006年8月24日 18:10
僕は君になにを残してあげられるだろう そんなことをぼんやりだけど考えるんだ 悲しみや苦しみが あたり前の空気のように 世界中を取り巻くけれど 優しさや幸せも同じように 君の背中を押してるだろう 自分の思いを伝えられず 人の涙に切なくなっても 同じ勇気があるのなら なにもせずにただ黙って その隣で眠ってあげる 10年後 50年後 君のころもこの空を 同じじゃなくてもいい 君の笑顔を包んでくれる そんな空を見上げることができたなら 僕も嬉しい...
環
2006年8月22日 00:49
空が重い いつからだろう こんなふうに大きすぎるものを背負うように 地面を見つめながら歩くようになったのは 空は広い いつからだろう こんなふうに見果てぬ空の雲を追うように その向こうへ憧れるようになったのは 届けたいよ 同じ空を見上げる君に 届けてよ 同じものを背負う君に もう消えたいと願うなら 僕のもとへ ここへおいで 僕は君を願うから...
Loveland
2006年8月21日 18:09
気持ちの加減がわからないから どれだけ愛して どれだけ不安になって どれだけ傷つけて どれだけ傷いても どれだけの愛がいいのかわからない 素直な気持ちでぶつかったら ただぶつかり合うだけで ホントに伝えたいことも そこで消えてしまいそう 愛してほしい 愛してほしい 愛されるのは構わない そんな表現さえ浮かんでしまう それは砂漠のど真ん中で 孤独を叫ぶようなただの渇望 絶望の淵に執着するあきらめもある そこから抜け出せるのなら 誰でもいいんだ 「愛してる」 心の底からそう言える 嘘じゃない そう伝えたい人に そう伝えること そして満たされたい それは水の都の端っこから 丘の上を見上げるように たった1つ泉を探す あふれくる水に満たされながら でもいつかは枯れてしまうんじゃないかと いつも不安になりながら そして時と孤独に戸惑いながら...
櫻
2006年7月 5日 00:02
夏の桜は花火だった 月並みだけれど咲いて散ってく 色とりどりの景色を見せては 夢のように枯れていった ずっと眺めてたいとは思えなかった どうせ消えるものなんだって 先が見えたと感じてしまうから それなら最後に夜空も見上げることもなく 途切れることなく火をつけていく人でいたい 桜に見とれることもなく その花びら1枚の美しさを知っている人でありたい...
夜空の太陽
2006年5月16日 04:00
特にこれといって何もない日。 だけど今日はぼやけた月がにじんでた。 あとは何も変わらない。 いつもよりもにじんだ月。 いつもよりぼんやり明るい月明かり。 影もぼんやりにじんでた。 伸びることなく縮まることなく、ただそこに。 ただいつもとなにも変わらぬ月の夜に、いつもよりぼんやり明るい月明かり。 今このときに、この世界で、同じ月を見上げる人がどれだけいるのだろう。 決して俺ひとりなんかじゃないはずだ。 同じ今じゃなくたって、きっと1度は見上げてくれたかな、この月明かり。 このぼんやり明るい月明かり。 なんか太陽よりもまぶしいや。...
冬に降る星
2006年5月14日 05:08
雪が降る前、吐息が白く、 春のようなこの景色も、 冬のように輝いている。 冬の空は雲より高く、 夏の海より透きとおっている。 夜空。 星を1つ、また1つと数えてゆく。 もしそれが、誰かの祈りと心と呼べるなら、 光輝く星屑の地。 きっと僕らを空のように見上げるだろうか? 星にも男や女があるのなら、 きっと愛も存在する。 きっと星たちの距離も縮まってゆく。 2つの星座が1つになれば、 きっともっと優しい光が届くだろう。 星は、空も大地も照らせるように、 きっと小さな小さな流れ星が 僕らの手にも降ってくる。 銀色の夏。 この冷たい結晶も、手のひらの上ではにぎりしめるその前に、 ゆっくり溶けていってしまう。 そう、きみの心のなかへと… 雪降る夜空を見上げたら、 そこにあった星の形に重なった。 そして1つ、僕の頬で星が溶けた。...