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- 12 F/O ぐらいあったよ
もう大人になったかな
2007年3月29日 01:47
「変わらないな」 人はそう言う でも僕のなかでは いろんなことが変わっていった たくさんの人を笑わせ 泣かせた 僕も笑い そして泣いた そんな気持ちに触れるたび 心の音が聞こえるたびに 僕はきっと成長してきた 変わらないなんて何1つない 「お子様だな」 人にそう言われ 「大人になれ」 自分にそう言い聞かせたこともあった でも僕も年を重ね 人と同じだけ同じ時の上にいつづけてきた 見える範囲のすべてを見て 聞ける範囲のすべてを聞いた そんな経験を重ねるたび 僕のなかで積もるたびに 僕は人を傷つけたろう そして僕にも同じような傷がある なにかを手に入れるたびに なにかを捨ててきたんだろうか なにかを犠牲にするたびに なにかを求めて得てきただろうか そんなことも考えられるようになったんだ ただ泣くだけじゃなくて ただ笑うだけでもなく そこにある理由に気づくことができるようになったんだ...
冬
2006年7月13日 19:34
普段、“感情的”ってやつになることがない。 でも、“歌”と寄り添ってるときだけは違う。 自分が1番感情的になれるのが、ぼくにとっては歌にある。 だからぼくは歌いたい。 どれだけ涙を流したか… 今、泣きたくても泣けないっていう人が、どれだけいるだろう… ぼくは、そういう人たちが泣ける場所を作りたい。 一緒に泣けたらいいと思う。 泣けない人が流したその涙に気づいてあげられたら、ぼくはそれでいいと思う。 もしも“心”がそれだとしたら、ぼくは、そのスイッチを押してあげたい。 ぼくには、涙に触れることを許してほしい。 それが“歌”だと思ってる。 -人の心に触れる言葉- -人の涙をなぞる詩ー -ともに流した涙の祈り- だからぼくは歌いたい。 泣いちゃいけない男はいない。 男だって泣いていい。 男だって泣いたらいい。 誰がダメだと言えるだろう。 も...
男の沈黙に効果的な防止法
2006年6月23日 01:31
男が怒るときってのは、たいがい追い込まれてるとき。 つまり、自分より頭のいい人間といるときだ。 そういうとき男はすこぶる怒りっぽい。 どんどん自分の無知というかなんというか、ものすごい劣等感が募ってくると、どうやってそいつを凌駕しようか悪あがきをする。 でもどうしようもないと、脳みそがパンクして、キレる。あるいは、フテくされる。 投げだすってやつだな。 男は、恐ろしくプライドが高い。 たぶん女の人のそれよりあると思う。 まま、女の人とは琴線に触れる部分が違うと思うけど、男の場合、それは自尊心のなかでも地位とか名誉とか、知識とか、なんかそっちの方面だと思う。 女の人ってもっとこうなんていうのかな……内面的な部分だろうから。 男の場合、もしそれに対しては自信がなくても、いったん自分が言ったとあらば、それはもう自尊心のなかに含まれちゃうわけだ。 女の人は、そ...
自分のためにだけ
2006年6月16日 23:37
でもやっぱり違ったみたいだ… 自分のためにこうやって毎日まいにち飽きもせず書きつづけてたのは、それは確かだ。 だけど、それだけじゃない。自分に向けてだけじゃなく、人に伝えたいことがあるから、こうやって書いてる。 それに気づいた。 自分のためだけに書くのなんて、やっぱり書いててつまらないし、息が詰まる。だからこうやって、たいしてわかりもしないホームページってやつを作ってそこに書いてってるわけだ。 見てほしい、わかってほしい、伝えたい、伝わってほしい、そう願うから、こうやって書いてるんだと思う。 “自分のためにだけ”? 今日はその文句がおかしかった。けっこう文句の垂れ流しは多いけど、ちょっと笑えた文句はこれぐらいだと思う。 まあ、変えたのはだいぶ前だけど、それにはっきりと気づいたのは今日だった。今日ほど自分がバカだと思えた日はなかった。 伝えたいことがたくさん...
やっとわかった
2006年6月11日 17:59
冬が終わって春が来る 空が静かに色づいて朝になる 夜になって月が出る 海が太陽を飲み込んでゆく 花が咲いて枯れてゆく 踏んだ場所に道ができる 道があればその上を進んでいく 人を殺しちゃいけない 腹がへったら食べる 知りたいことを知ろうとする 見たいものを見る 触れたいものに触れる わからないものはわからない 1+1=2 時計の針が1つ進めば何もかもが過去になる 未来は先にある 今は刹那と移ろい過ぎる 僕がいる 空は大きい 明日は誰にもわからない “絶対”はない 死 みんなあたり前だと思ってた そういうもんだと思ってた それが疑問で それが答えで それは必ず1つだけだと 悲しみや淋しさや切なさは そこになにを挟んでみても なんの意味も映しちゃくれないものなんだって そう思ってた だけどあたり前のことなんて なに1つないんだね 不条理や望んだことじゃなくても 突然向こう側からやっ...
今さらだけど、愛ってすごく、美しい
2006年6月 3日 11:28
それまでは見知らぬ誰かのはずなのに いつの間にかいろんな顔を見せてくれたり それまでは知らなかった新しい時間が流れはじめる そう 今さらだけど使い慣れた時計なのに ホントなんてことはないんだね 知らなかったことを知っただけで 見たり聞いたり受け入れたりして ごくありふれた笑顔やしぐさが ほかの誰かにとってはあたり前のことのように なんの意識も必要なくて 気づくことも気づかせてくれることも 「今さら」なんてそれすら笑い飛ばしてた 時間をいつも背負うように生きてきた なんの重みも感じなくて 逃げることも追われることも そこに時計があることすらも僕は忘れかけていた 過去のなにを時間のなかに残してきたのか ただ今は触れることもできなくなって 記憶もどんどん薄れかけて その瞬間の気持ちだって 今ある気持ちに負けそうで 大切にしたいと思うほど それを写真で残したがるように 古いものはそっ...
こころ
2006年6月 3日 00:46
花や線路や水とはちょっと違うけど 声や風やぬくもりのように きっと人の心って どこかで形になっていて ただ目には見えないだけなんだ いつか傷ついたり 深い溝ができてしまえば きっともう完全には戻らない だけどいつか雨が降ったら そこに川ができたりして またなにかが生まれていって より美しい景色を彩ることもあるだろう たとえツギハギだらけになったとしても 縫い目ばかりが増えていっても いつの間にかそれは大きくなっていて それってすごくあったかいって 触れてほしいと願うから 触れたいって探すから 時には隠してしまうから 触れられるって信じたい きっと人の心って 花や線路や水のように 人が触れるものであってほしい...
My Bible, #C
2006年5月29日 02:27
すべては自分のなかにある。 花がある。 キレイな花が咲いている。 キレイに花が咲いている。 そう、そこには花が咲いている。 子供と目が合う。 そのお母さんとも目が合った。 そのお父さんとも目が合った。 そう、そこには1つの家族がある。 小さなネズミが走っていく。 口には小さなパンのかけらをくわえてる。 小さなネズミが走っていく。 そう、そこにはもっと小さなネズミがいる。 胸の前で強く両手を組む。 今は閉じた目のむこう側に像がある。 きっと隣にも同じ姿勢の人がいる。 そう、そこには人がいる。 命がある。 絆がある。 愛がある。 光がある。 目に見えるものと、見えないもの。 花は見えても、命は見えない。 家族は見えても、絆は見えない。 ネズミは見えても、愛は見えない。 像は見えても、光は見えない。 自分のなかには、なにがある?...