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- 4 F/O ぐらいあったよ
その理由に濡れた朝露
2006年7月24日 23:55
部屋に帰ってきたら、まずパソコンをつける。何よりまず、パソコンをつける。 そして、心のなかで誰かがお経を唱えるてるようなブイ~ンって鳴ってるのを背筋に感じながら、その日着ていた服を脱ぎ、きちんとハンガーにかけて、部屋着になる。 椅子に座って、タバコに火をつける。音楽をかける。とりあえずコンポに入ってるCDをそのままだ。 階下に行って、ジュースか麦茶かウーロン茶をグラスに注ぎ、ブラシで手を洗って、また部屋に戻ってきて1本めのタバコを灰皿へ。 そして2本め…… 頭がおかしくなりそうだ。 誰もいないベッド。まわさない扇風機と、開け放たれた窓の外から聞こえてくる真夜中の声。風。雨。スピーカーから聴こえてくる聴き慣れた歌声。働かない脳ミソ。なんのために詰まってるのかもわからない。 なんも考えてない。 ただ指先が心のままにキーボードを打ちつづけてる。だけど感じてるのは、...
誰もいない部屋でひとり歌う僕
2006年6月12日 01:49
ひとり部屋で歌をうたって涙が流れた 万人に愛される愛を叫びながら 心震わせるのはひどく簡単で いともたやすい 現に経験してはいない ただそれが好きな歌だと感じれたのは 僕がそれを好きだからだ 僕が君を好きなように 迷いや不安 孤独や怒り どれもが僕を縛っていて それでも愛を叫ぶ僕もいて ほんの少し自由を感じた 誰もが買える言葉を手にして 目に見えるものがひどく弱く小さく見えて それを信じきれなくなりながら それでも少し背中を押される気がしたんだ これを聴いてるのは僕一人じゃないんだって 同じ気持ち 同じ涙を流している人だって きっとどこかにいると感じられた気がしたんだ 愛や希望 夢や自由 絆や平和 人や理由 目には見えないその強さを感じられそうで 目をつぶって誰もいない部屋でひとり 誰もが歌える言葉と気持ちを叫びながら 時には手をたたいてみたりして 胸の前で手をつなぐんだ...
One More Again, In The End
2006年5月30日 07:54
「あなたには、もっとふさわしい人がいる」 僕じゃない…そう きっとどこかに ここじゃない 僕じゃない 僕は自分のために嘘をつく 誰かのためじゃない 恋をするのが怖いんじゃない したい 恋しいことが怖いんじゃない またヒトリになるのが怖いんだ 「あなたにふさわしいのは僕しかいない あなたを幸せにできるのは僕のほかには誰もいない」 そう言える これで最後になるのなら僕はあなたに伝えたい 本当は… でも あなたの描く未来を見せて クレヨンで僕のシャツに色を塗って もしもそこにあなたの未来が見えたなら でも僕はあなたにふさわしいと言えるのだろうか? 本当にもっとふさわしい人がいるのなら… そのときは僕に嘘を教えて 見えない誰かに僕を映して比べてみても いつもなにもかもが負けている きっとどちらも僕なんだ 僕はその誰かになりたがってる でもあなたはこんな僕でも選んでくれた そして今 涙...
交差点
2006年4月18日 00:33
そして今、その “裏切り” のない交差点に、ぼくはたたずんでいる。 見上げると、そこには大きな大きな空がある。 ふと他人に視線を向けると、一瞬だけぼくを見るか、見て見ないフリをする。 手にしたお金でなにかを買えば、それはどこかへ消えてゆく。 知っている人を探してみるけど、それはきっと影や記憶が重なるだけで、知らない人のなかに潜む小さな小さなぬくもりを探してるだけ。 見つからない。 そこにはきっと誰もいない。...