“ 雫 ” の検索結果

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みずのいろ。

2007年8月24日 02:13

 ただ川が流れてく。  せせらぎ。  草花。  時に穏やかに、そして時には激しく。  揺れて、揺れて、揺れながら。  水のように生きていきたい。  道ができれば、そのすべてを流れていき、道なければそれを作る。  細くても、太くても。  そしてやがては空へ消え、いつか大地に雨を降らす。  それは時に悪魔と呼ばれ、ある季節にはそれ以外の何ものでもなく、ただの水。  しかし、またある場所では恵みと呼ばれ、多くの人を笑顔にし、救い、微笑みを取り戻す。  人間は、ひと雫。  きっと美しいだけじゃない。  かといって辛いだけのことでもない。  平等でもなければ、不平等でもない。  悪いことのあとには、必ずいいことがやってくるとも限らない。  悪いことが続くことだってある。  でも、いいこともあった。  日々のなかで色褪せてしまいがちな、忘れかけてた笑顔。  水の色は、水だけの色じゃない。...

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Essay | Poetry
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いつか

感じる笑顔

2006年9月22日 01:01

きみが笑うとまるで目をつぶっているように きっとそやってきみは僕の心のなかを覗いているのかな きみの顔から気持ちがいっぱい いっぱいいっぱい弾けるとき その瞳を閉じて そう瞳を閉じて 僕のそばにいてほしい きみがもう二度と目を開ける必要もないくらい 僕がその手をにぎってるから きみを抱きしめる 僕はいつも君の笑顔がほしいから どうしてもこの目を閉じられなくて 怖くなる 君の笑顔が消えてしまう 君が安心して目を閉じられなくなるその瞬間 だけどきみが目を閉じてと言うたびに 僕のなかできみの笑顔が見えてくる 不思議なくらい きみを見つめているときよりはっきり 遠くで小さな雫がこぼれた音のように きっと きみの笑顔を感じてるんだね この目で見るよりはっきり この手で この胸で この心に...

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マーブルみかん

2006年7月24日 13:13

 みなさん、おはようございます。  自分の血を、みかんの果汁と勘違いする人間、Takuyaです。  以前わたしは耳から血が出ましたが、先日はひさびさ鼻血が出ました。  ただいまわたくしは、ついに比較するための洗顔石鹸を使い切ってしまったため、次のパラオソが届くまでのあいだ、≪サッポロドラッグストアー≫で買った“みかんの石鹸”というものを使っておるわけです。  で、その日、シャワーを浴びてるとき、顔を洗ってる最中にふと目を開けると、泡がオレンジ色のマーブルが混ざっておりました。 「……あ、この石鹸、みかんの果汁配合されてんだぁ」  ちょっとその泡を混ぜてみる。 「おっ、ちょっとすげぇじゃん」  だがしかし、シャワーのお湯が入ったせいか、どうにも鼻がおかしいということで、ハフンと鼻息を飛ばしてみた。  するとどうでしょう。  次の瞬間、自分の腕と、風呂の枠に、小さなその果汁のしぶ...

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雨宿り

2006年7月22日 00:40

 ぽつっぽつっと降ってきたら  ほんの少し歩みを広げて ほんの少し遠くへ向かう  そしてほのかな暗がりで  ズボンやシャツがまとわりついてる  僕は微笑みながら雨を拭く  やわらかな明かり  すべてがゆっくりにじんでゆく  今は光も影も解け合うんだ  まぶしすぎる光もなく  すべてがまぶたを閉じた名残のように  なにに追われることもなく  なにを追ってるわけでもなく  僕が傾くほうにだけ  同じだけ少しだけ  僕に寄り添い合ってくれるだけ  走って帰ったっていい  だけどずっとこうしていたい  その音さえ忘れてしまうような  ただ静かな眺めのなかで  遠くの景色とこのつま先に踊る雫とのはざ間で  ただ濡れてくままに感じてたい  僕が君を好きなのも きっとこんな感じなんだね  そう 君の手のひらで...

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ノート

2006年7月 5日 10:58

 いつもズボンのポケットに折り曲げたノートを突っ込んでいた時期があった。思いついたこととか感じたことを、いつでも書き留めておけるようにしていた。  でもある日、それをどっかに落として失くしたとき、なんとなく自分自身までもがカラッポになってしまったような感じがした。  でも、そんなカラッポも悪くなかった。  空の色を知っている。虹色に変化して、夜になると黒くなって、時には大きな空のなかでいろんな色に染まってる。  空に虹が架かる。  空が虹になる。  空が虹に架かる。  夜空に三日月。  細くてキレイで鋭くて。  それは空よりずっと小さく見えるのに、夜空がその先端にひっかかってるようにも見える。そんなときがある。  そしてそんな夜は、満月よりも美しい。  満月は、人の心を狂わすという。  たしかにそんな気がした日もあった。なんとなくワクワクしてきたり、吸い込まれそうになるぐらい...

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雨だ……

2006年6月21日 02:52

雨だ…… 雨が降ってる 目を閉じて耳を澄ませば 君が歩く音が聞こえる 僕の心の輪郭をそうするように その静かな足音が僕の気持ちに波紋を呼ぶんだ そっと弾ける君のその一歩から 苛立つほど優しいその雨音に打たれながら 自分の腕にそっと頬を預けてみる ただ僕はこうして眺めているだけだけど やまない雨は降ってもこない だけど今はそれすら疑ってしまうほど こんなにも降ってる 雫を追えば目を閉じろと言われているようで 地面しきりにまぶたが弾かれているようで きっとなんの変哲もない日によってはただの雨で みっともないとかみんなの目とかも関係なく 浴びるように一歩そこへ踏み出してたり 雨宿りできる場所を探してそんななかを歩いていたり ふと顔を上げて「雨だ」とかつぶやいてたり 吸いこまれるよに無性に独りを感じながら きっとどこかでみんな一緒と安心してる だけど淋しいよ 洗われてゆく鞄の汚れや ...

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2006年6月11日 19:51

 涙……  人間が授かったもののなかで、もっとも美しい輝きを放つ水。  涙……  人間の持つ感情が、もっとも激しく揺れたときにこぼれる粒。  涙……  悲しみでは満たされず、喜びに満たされる雫。  この言葉が好きなのです。  なんとなくエロチックでエキゾチックで、美しく、きめこまやかな感じがして、いろんなことを想像させてくれるのです。  繊細。  目がかすむとかの、オッサン語にするにはもったいない日本語の部類に入ります。  僕の『原点』的な単語の1つでしょうか……...

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交点・後転・好転

2006年6月 9日 01:24

 今日、みっくすとすれ違った。  近所の《LAWSON》前だった。今は弟くんがそこでバイトをしている。  こりゃ日記を書かずにはいられないだろう。  家を出て、バイト中に食べるご飯を買いにそこへ寄った。  いつもは、バイト先に着いてから近くの《サンクス》へ向かう。そして、ごまのついた鮭のおにぎりとパン、サラダを買う。最近は、あと“ヘルシア・ウォーター”もつくときがある。  高いし、体脂肪もたいして気にはしてないけども、これが意外にうまいんだな。  “ヘルシア緑茶”と“烏龍茶”は、ひと口でもう高濃度茶カテキンにやられちゃってまったく飲めない。もし体脂肪をハチャメチャ気にしなきゃいけないような体型だったとしても、あれは飲めたもんじゃない。出たベロが引っ込まなくなる。  と、そんなこんななあれやこれやで、思いのほかけっこうバカにできないぐらいの俺様維持費がかさむ仕事先でのご飯代。 ...

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