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空と太陽

2009年5月16日 02:19

ああ、空が近い トゲのような草の上に寝転んでる 雲ひとつない空だ 太陽もない ただ限りなく空が広がっていく 太陽はもっとずっと遠いんだろうか なにを照らしているんだろう 雲はどこにあるんだろう きっとどこかにはあるんだろう 手を伸ばせば届きそうだ ちょっと腕を振れば こんな空も吹き飛ばしてしまえそうだ でもきっとこんな指先なんて すぐに見えなくなってしまう 僕のなかに過去として残るだけで きっと空に溶けてしまう どれだけ時間が経ったんだろう 空はなにも変わらなかった ふと僕の顔をなぞっていった風の音を数えてみても 今はもう雨は降らない きっと時間は変化の数 そして重なり それはやがて連なっていく 背中がチクチク痛くなってきた 僕はほんの少し目を開ける まぶしすぎる空が広がっていく 空が青い だけど狭い 僕の空は白いんだ 雲が見えない 太陽すらない ああ、空が近い ああ、空がま...

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Poetry
タグ :
きっと, どこかに, トゲ, 変化, 太陽, 時間, 白い, , 背中, 過去, 重なり, , , 青い,

雲と心と笑顔のむこう

2008年3月14日 11:07

何かにすがりたいわけでも何かを諦めたわけでもないけど いつも心のどこかで雲が見つかる 煙でもなく空白でもなく 虚しさでも何でもない そして僕はそれに対して何もできないでいて それをまた増やそうとする 楽しいわけでも苦しいわけでもない もしも答えや理由があるのなら いつかそれが僕にとっての大空を掲げてくれるだろうか 僕の心は空だろうか 青いだろうか まだまだ青いままなんだろうか そこに浮かぶ雲やなんかは風に流れてゆくんだろうか 目を閉じたとき 泣けてくるとき 楽しいときもつらいときも それはいつもそこにあって あっちにもこっちにも見つかって 苦しさと同時に嬉しさもかき消していく これは一体なんなんだろう 不満なんかじゃないんだろうな 痛くもないし涙も出ない 探してもない花を見つけたときみたいだ それはただの花であって 僕にとっては花でしかない 名前もなければ色もない ただ流れて...

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Poetry
タグ :
いつも, かき消していく, すがりたい, つらいとき, ひとかけら, むこう側, わだかまり, 不満, 何でもない, 何もできない, , 名前, 増やそうとする, , , 大切な人たち, 大空, 嬉しさ, , 希望, , 景色, , 楽しい, 楽しいとき, 泣けてくる, , , 理由, 目を閉じたとき, 空白, 笑顔, 答え, 結んで, , , 苦しい, 苦しさ, 虚しさ, 見つかる, 諦め, , 青い, 風に流れてゆく

fly

2006年6月11日 02:03

 鏡のむこうに自分の姿を映して、変な顔をしてみる。  …ムカつく。  ベロ出すな…  目ェむくな…  鼻の穴を閉じなさい…  …もう目もあてられない。  鏡に映ってるものって、実際のものとは逆向きになってると聞いた。  でも、実際に鏡を見てるときって、それを忘れてしまってる。  でも、右と左をちゃんとそのままに映されると、逆にもっとおかしくなる。  左右逆の自分の姿に、自分だけが慣れてしまって、自分だけがそのそのまんまの自分の姿を知らない。  自分なのに、自分が見えない。  そのままの自分ってやつは、自分だけが見えない姿のことを言っている。  自分に見えないものが、そのままの自分ってやつだと言えるのか?  どうやら言えるようだ…  だから人は嘘をつく。  …嘘は人に見えないようにつくけれど、自分だけがその裏に隠されたホントの意味を知り得るからだと思えてきたりしてみたり…  殺...

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Essay
タグ :
いつか

そら

2006年6月 6日 23:03

この空じゃ 消えない雲はありっこない 昇って昇って 少しずつ 空はきっと青いままさ 雲がどんなに重くとも 空気がどんなに揺らいだって その先は その向こう側は いつも澄んだ空がある 青く大きな空がある きっと誰にも平等なのは この空なんだね この空のむこうに ホントのそらがあるんだね...

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Poetry
タグ :
いつか

夜明けの月

2006年5月26日 16:59

ふと見上げた青い空 そこに見つけた白い月 ほんの少し嬉しくなる なんだか幸せ また振り返った青い空 そこに消えない白い月 ほんの少しかすんでる なんだか虚しい ふと見上げた青い空 そこに見つけた白い月 また振り返った青い空 そこにまだある白い月 また見上げた青い空 そこから消えた白い月 もう見慣れたいつもの空 そして気づいた僕の涙...

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Poetry
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いつか

つぼみ

2006年5月 5日 10:40

何をそこで待っているの? 新しい時の流れを 新しい季節の訪れを ただじっと… ただじっとその場所で… 色のついた景色を彩る 小さな花も小さな笑顔も 季節が変われば消えてゆくの? 雨あがり 虹が架かる どんな花が咲くのかな? 心の季節に咲いた花 まだ見ぬ花びら空に乗せて… 青い空にかかげた夢 見上げた雨は 夢の雫 木漏れ日結ぶこずえのほとり 子供たちが輪になって 本気で笑えた心のつぼみ… いつその手を放したの? 花びら1つ またひとひら 心の季節に咲いた花 さようなら 心の季節… 忘れることができなくて もいちど手と手と結んでみたい あの日のつぼみは今も開くことはなくて つぼみのままで雨に打たれる毎日で 花咲く季節が心の奥で開くとき いつかのその日につぼみは小さく花開く… 『つぼみのついた心の季節と花咲く季節の心のつぼみ』...

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Poetry
タグ :
いつか
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