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- 2 F/O ぐらいあったよ
交差点
2006年4月18日 00:33
そして今、その “裏切り” のない交差点に、ぼくはたたずんでいる。 見上げると、そこには大きな大きな空がある。 ふと他人に視線を向けると、一瞬だけぼくを見るか、見て見ないフリをする。 手にしたお金でなにかを買えば、それはどこかへ消えてゆく。 知っている人を探してみるけど、それはきっと影や記憶が重なるだけで、知らない人のなかに潜む小さな小さなぬくもりを探してるだけ。 見つからない。 そこにはきっと誰もいない。...
クロス
2006年4月15日 00:53
どんなに言葉を費やして 自分を隠してきただろう 自分の知るすべての言葉を費やして どれだけ嘘をついただろう 自分の知る言葉で 知らない自分を覆ってきた ありもしない理由を作りだしては 無意味な結果を消してゆく だからなにも理解できなくて 言葉はいつも蜃気楼の檻の中 今までのなにかを変えるために 今日も明日もあさっても その繰り返しの繰り返しで 結局なにも変えられなくて だけど終わりはまだまだ来ない “結局”なんてたった2つの言葉を使うには まだまだ今じゃ早すぎる ずっと止まったままだった 時計の針はさっき手のなかで 今また動きはじめたばかりだから 小さく小さく 友達が笑顔も連れていって 他人の隙間を吹き抜ける季節の風の口笛に 自分の居場所もわからぬまま ひとり 交差点で鼻歌なんてね だけど嘘をつくために言葉を憶えたわけじゃない 自分の居場所を探すため...